2022/03/29

AQUOS、OPPO、Xiaomi、FCNTのエントリーモデルを紹介 初めてのスマホにもおすすめ

Androidスマホはさまざまなモデルがラインナップされており、どれを選べばいいのか迷うこともあるだろう。初めてのスマホだったり、これまでガラケーを使っていたものの3G停波にあわせてスマホへの乗り換えを検討していたりする場合などは、とくにそう感じるかもしれない。

エントリーモデルのスマホ

Androidスマホは性能別に、ハイエンドモデル/ミドルモデル/エントリーモデルと大まかに分けられる。最近では、全体的な性能向上もあり、各モデルの境界、とくにエントリーモデルとミドルモデルの違いは曖昧にはなっているのだが、より機能を絞り、シンプルな使い勝手を実現しているのがエントリーモデルと言える。

ハイエンドモデルと比べると機能が少なくシンプルではあるが、エントリーモデルにも5G対応を含め、機能的に充実したモデルが増えており、性能的にエントリーモデルで十分だという人もいるだろう。

そこで本記事では、auのラインナップから、エントリーモデルの「AQUOS wish(アクオス ウィッシュ)」「arrows We(アローズ ウィー)」「Redmi Note 10 JE(レッドミー ノート テン ジェイイー)」「OPPO A54 5G(オッポ エーゴーヨン ファイブジー)」の4機種について、サイズ、重量、カメラ性能、バッテリー性能などそれぞれの特徴を解説する。

たとえば、初めてのスマホはシンプルな機能だけで良いと考えている人、動画閲覧やゲームはあまりしないから高いスペックは不要な人などにはエントリーモデルがおすすめだ。そのなかでも、どんな人におすすめなのかを機種ごとに紹介していく。

【目次】

AQUOS wish できるだけシンプルなスマホが欲しい人におすすめ

AQUOS wishは、誰もが大画面や複眼カメラを必要としているわけではないということで、「シンプルで飾らないスマホ」をコンセプトに生まれたAQUOSシリーズの新モデルだ。

AQUOS wish AQUOS wishのカラーバリエーションは左からオリーブグリーン、アイボリー、チャコールの3色

シンプルさを追求したスマホだけに、AQUOS wishならではの機能というのはないのだが、AQUOSシリーズ共通の特徴として、指紋センサーの長押しで電子決済アプリなど好きなアプリを起動できる「Payトリガー」を備えている。AQUOS wish自体「おサイフケータイ®(EZ FeliCa)」に対応しており、各種電子マネーでの支払いができるのだが、クーポンやポイントのために、au PAYをはじめQRコード決済を利用する機会が増えている人もいるだろう。そういった場合にも、Payトリガーを使えば、すぐにアプリを立ち上げられるので、とても便利だ。

AQUOS wish Payトリガーは指紋センサーを長押しするだけで好きなアプリを起動できる。決済アプリの使い分けや、ポイントアプリの起動が手軽に行える

機能的にはシンプルだが、IP65/67相当の防水防塵や、米国国防総省基準 MIL規格の耐衝撃(落下)性能も備えている。安心して長く使えるスマホと言えるだろう。

AQUOS wishのスペック

arrows We 丸洗い可能、ジュニアスマホデビューにおすすめ

arrows Weは、誰でも気軽に使えるスマホとして、とくにシニア層とジュニア層に向けたモデルとなっている。全国子ども会連合会の推奨商品にもなっており、子どもの初めてのスマホとしても安心して使用できる。

arrows We arrows Weのカラーバリエーションは左からローズゴールド、ホワイト、ブラックの3色

スマホを使うのが初めてという人でも、必要な機能が見やすく使いやすくなる「シンプルモード」を搭載。ひと目でどんな機能が使えるかわかるので、初めてのスマホで使い勝手がわからない人も安心だ。また、通常のAndroidスマホと同じホーム画面に切り替えることができるので、スマホの操作に慣れてきたら、一般的なAndroidスマホと同じ画面にして利用できる。もちろん、他のスマホを使っていてAndroidの操作に慣れているのなら、シンプルモードを使わず、最初から一般的なホーム画面で利用するといいだろう。

arrows We

はっきりと見やすいフォントを採用しているほか、文字入力時に文字が大きく入力しやすいのも特徴だ。また、子ども向けには「ジュニアモード」を搭載。子どもの学年にあわせて使用時間などを制限することができる。

さらに、arrowsシリーズの特徴でもあるハンドソープでの丸洗いやアルコール除菌にも対応。泡タイプのハンドソープで洗えるので、家でも外出先でも清潔に保つことができる。

arrows Weのスペック

Redmi Note 10 JE 明るい場所でも見やすいので屋外での利用が多い人におすすめ

Redmi Note 10 JE は、約6.5インチの精細フルHD+ディスプレイを搭載するスマホだ。

Redmi Note 10 JE Redmi Note 10 JEのカラーバリエーションは左からクロームシルバー、グラファイトグレーの2色

360°周囲光センサーを搭載しており、画面の明るさをきめ細かく調整できるほか、日差しの強い屋外でも画面を見やすくする「サンライトモード」を搭載している。屋外でスマホを利用することが多い人には助かる機能だ。

Redmi Note 10 JE サンライトモードはオンに設定しておくだけで、屋外の明るい場所では自動的に見やすくなるよう調整される

ほかにも、夜間の読書時などにあわせて目にやさしい「読書モード」を搭載するなど、ディスプレイまわりの機能が充実しているのが特徴だ。

IP68の防水防塵性能を備えているので、水回りでの利用や急な雨などでも安心して使用できる。また、4,800mAhの大容量バッテリーを搭載しており、大画面で動画などを長時間楽しめる。

Redmi Note 10 JEのスペック

OPPO A54 5G 遠景から接写まで対応し、写真をよく撮る人におすすめ

OPPO A54 5Gはエントリーモデルには珍しく、最大約4,800万画素のAI4眼カメラを搭載しており、遠景から接写まできれいに撮影できるのが特徴だ。

OPPO A54 5G OPPO A54 5Gのカラーバリエーションは左からファンタスティックパープル、シルバーブラックの2色

約4,800万画素のメインカメラの「超高解像度モード」では、約1億800万画素相当の写真撮影も可能。このほか、約800万画素の超広角カメラ、4cmまで近づいて撮影できる約200万画素の「マクロカメラ」を搭載。ポートレート撮影時に使われる約200万画素のモノクロカメラも備えている。

OPPO A54 5G マクロカメラを使用すると、4cmまで近づいても被写体がぼやけずに撮影できる

また、5,000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、安心して長時間の利用が可能だ。充電時間が短く済む急速充電にも対応。さらに、電源ボタンの2回押しでau PAYアプリを起動できるので、会計時などにスムーズに支払うことができる。

OPPO A54 5Gのスペック

使い勝手にあわせてお気に入りの1台を

各社から発売されているエントリースマホ。どれも似たようなものと思われがちだが、詳しく見ていくと、性能を含めそれぞれに違った特徴を備えていることがわかる。本記事を参考に、自分、あるいは子どもや両親など家族のライフスタイルにあった最適な1台を見つけてほしい。

文:山本竜也