2017/07/07
『auおもいでケータイグランプリ』賞品完成! お届けしました
2017年3月に開催した「auおもいでケータイグランプリ」。
みなさんから、おもいで深いケータイを投票していただき、見事グランプリに輝いたのがINFOBARでした。そしてその時のお約束、「グランプリを獲得したケータイをモチーフに、ライフスタイルに寄り添うお役立ちグッズを製作し、それぞれ1名様にプレゼントします」を果たすことができました!
職人技で実現した激レアのオフィシャルINFOBARグッズ!
まず、INFOBARグッズ5点ドーーーーン! ご覧ください。
左から、Bluetoothヘッドセット、USB加湿器、LED扇風機、モバイルバッテリー、ポータブルスピーカーとなっております。INFOBARがこれだけサイズ違いで並ぶとなかなか壮観ですね!
ちなみに、本物のINFOBARの全長は138mm。この5点でいうと、中央のLED扇風機が同じサイズ。最大のポータブルスピーカーは全長290mm、最小のBluetoothヘッドセットは68mmです。
これらは「auおもいでケータイグランプリ」のためだけに企画した超希少品。今後もつくる予定はありません。なので、通常のプラスチック製の大量生産品みたいに金型をつくってパコンパコン打ち出すわけにはいきません。福島で活動しているという凄腕の職人に依頼して、1点ずつ3Dプリンターでつくりあげたのです。
かなりの完成度の高さで仕上がっているこちらのINFOBARグッズ。せっかくなので、制作の過程を追ってみましょう。
使用するのは、インクジェット方式の国産超高精細3Dプリンター。
INFOBARのモックアップサンプルを直接平面スキャニング。線画を生成したのちに、賞品各々の設計図に合わせて画像処理ソフトを使用してサイズを調整。3Dデータ化したものをプリンターに読み込ませてプリントアウトします。
樹脂で立体化されたパーツ1つひとつを手で丹念に研磨。
NISHIKIGOIカラー特有の味わい深い赤に、これまた丹念に手仕事で塗装。
扇風機のモーター部分を入れるため背面が膨らんでいますが、職人さん曰く「INFORBARのフォルムを活かしながら、各アイテムの機能性、使い勝手を考えなければならなかった点が難しかった!」とのこと。
キーパッド部分は3Dプリンターではなくアクリルパーツを削り出し加工で。仕上げは手で、心を込めて磨いていきます。
「透明度を出すための磨きの仕上げに苦労したね。でも我々ができる最大限で技術でクオリティを出せたと思う」
そんなこんなで、手元に届きました。1個ずつ見てみよう
設計に3日~5日、造形にこれまた3日~5日、仕上げには、ものによっては7日を要した、手間暇かけた逸品です。
「3Dプリンターで出力するんだけど、大事なのは磨きなどの手仕上げ。アクリルの透明度とか、量産品にはない製品クオリティを見てほしい」と職人さんお墨付きの完成度です。
5個のお宝は、こんな形で完成しました!
ダークグレーの肉厚な紙箱にプチプチビニールに包んで詰め、オリジナルのINFOBAR型の「当選のお知らせ」を同梱。
喜んでいただけると嬉しいです。
Bluetoothヘッドセット
Bluetooth対応のスマホやケータイと接続し、通話の応答/終了、拒否にリダイヤル、音量調整など一通りのヘッドセット機能もさることながら、女子がつけると、なんかかわえええええええ!!!!!
USB加湿器
パッと見、クレイドルで充電中のINFOBARにしか見えないのにてっぺんからミストをシューシュー出すの図、たまりませんね。ちょっぴり厚みをもたせたスティック型加湿器内蔵。
LED扇風機
てっぺんに羽根をつけたタケコプターっぽいフォルム。で、スイッチオンすると羽根部分に「INFOBAR」の文字が浮かび上がります。電源はUSB。メタル製のフレキシブルなホースでPCなどに接続します。
モバイルバッテリー
充電される側のスマホよりはるかにデカイところが愛らしくないですか? サイズはINFOBARの実物の1.2倍ぐらいと大きめ。地味にマイクロUSBとライトニング併用のケーブルが付属しているのがうれしい。
ポータブルスピーカー
こちらはBluetoothでスマホやPCと接続できるスピーカー。ライン入力も可能で、メモリーカードのスロット付きなので、単体でも音楽の再生が可能。全長290mmという、なかなか主張してくるサイズなので、通話してるふうに耳元に構えて聞くのもまたよし。
で、当選者の方にお届けしてきました。
完成したグッズは各1名さまにプレゼントということで、当選された方には順次発送しつつ、せっかくなのでご挨拶がてら、とある当選者の方にお届けしてきました。
訪れたのは、モバイルバッテリーを当選された、埼玉県のかおりさん。
「TwitterのDMで当選のお知らせが来た時には“ぎゃあああああ”って叫びました。でもフィッシングかもって思って、アカウントとリンク先のURLを丹念にチェックして、さらに夫に相談して、“きっと大丈夫!”って(笑)」
開封の儀。
「わー、INFOBAR型のメッセージカード入ってるー。きゃー」
そして現在使用中のスマホに接続。
「スマホよりバッテリーのほうが大きいのが笑える。なんかカワイイですね!」
とても喜んでいただき、直接お届けできてよかった。ありがとうございました。ところでこれまでどんなケータイを使われてきたんですか? なんて話をしていたところ・・・・・・
こちらのご夫婦、ただものではありませんでした
こちらがスマホ以前のかおりさん家のラインナップ。ご夫婦揃ってありがたいことに、すべてau Design project! すべてかおりさん家の私物ですが、最高の保存状態!
2003年当時、かおりさんご夫妻は、わりと強固な「ケータイいらない派」だったが、「INFOBARが出たから携帯電話を持ったんです。info.barとしてコンセプトモデルが発表された時に、夫と“いいけど出ないよね〜”って言ってたら、商品化されて。私が夫に買っちゃえ買っちゃえって(笑)」。
「デザインって、そもそも“設計”っていう意味ですよね。INFOBARは見た時のうれしい感じと使い勝手が同居していて、これぞデザイン! と思ったんです」と、夫のひろしさん。
しばらくINFOBARを“家のケータイ”として2人で共用し、今度はかおりさんがtalby(右から2台目)に一目惚れして初の自分用ケータイとして入手。そのままスマホ時代まで使い続けたとのこと。
夫のひろしさんは、2007年にMEDIA SKINを購入。ところが同じ年の暮れにINFOBAR 2が発売。
「すぐ買い換えることに抵抗があったんですが、妻がショップでいろいろもらってきて、また買っちゃえと(笑)」
ひろしさんにINDFOBAR2欲を盛り上げるため、かおりさんがショップでもらってきたアイテムの数々もきれいに保存されていました。右端がINFOBAR 2のカタログ、中の2点はauショップで配布していたクリアファイル入りフリーペーパー「IFIF」のクリアファイルと、毎号ついていたおまけからパラパラマンガ。で、結局買っていただき、箱も非常に良い状態で保存されていたりする。
そんなわけで、INFOBARによって携帯通信の世界に足を踏み入れたご夫婦に、まさに不思議な力に導かれるようにして、INFOBARグッズは届けられたのでした。
当選者のみなさん、おめでとうございます。またなにかやりましょう!
「auおもいでケータイグランプリ」にご当選されたみなさま、おめでとうございます。大事に遊んでやってくださいね。
今回の「おもいでケータイグランプリ」のように、そもそも通信機器であるケータイが、特別な思い入れを持ったプロダクトとして多くのみなさんに愛されるのは非常にありがたくうれしい限り。
これもいわば私たちの大事な“財産”。今後また、なにかの形で有効に楽しく活用していきたいと思っています。
では最後に、INFOBAR LED扇風機の動画でお別れしましょう。
文:T&S編集部
写真:稲田 平