2022/03/04
#ハタチが未来をつなぐぞ 新成人パフォーマー11組の活動と未来への挑戦とは?
5Gエリアの拡大をみなさんに伝える「ずっと、もっと、つなぐぞ。au」の一環として、多様なジャンルで活躍する新成人のパフォーマーとKDDIがコラボレーションした「#ハタチが未来をつなぐぞ」。この取り組みでは、新成人のパフォーマーが5Gサービスとパフォーマーの可能性や未来を表現したダンス・スポーツ・音楽などのパフォーマンスを順次動画投稿した。
「#ハタチが未来をつなぐぞ」の特設サイトには全20組のパフォーマーの動画が公開されている。いままで本サイトでは、新成人パフォーマー20組のうち9組の活動内容やその素顔をお伝えしてきた。この記事では残り11組の新成人パフォーマーを紹介しよう。
11組の新成人パフォーマーの情熱や素顔に迫る
「#ハタチが未来をつなぐぞ」に参加したのは、世界大会出場経験者やプロとして活躍したり、各ジャンルの普及に向けて尽力する人など、それぞれのシーンで夢に向かって挑んでいる新成人20 組のパフォーマー。パフォーマンス動画では、大阪音楽大学在学中の音楽プロデューサーで新成人のTatsunoshinが作曲した楽曲「ハタチが未来をつなぐぞ」にのせて、5Gサービスとパフォーマーの可能性や未来を表現した。今回は11組のパフォーマーの活動内容や未来への思いについて、本人のコメントでお伝えする。
ダンススポーツ/大西咲菜
3歳からダンスを始め、兄の大西大晶さんと組んで活動を行う。2020年「第40回三笠宮杯全日本ダンススポーツ選手権(ラテン部門)」優勝、2021年「第41回三笠宮杯全日本ダンススポーツ選手権(スタンダード部門)」優勝。全日本スタンダード・全日本ラテン・全日本10ダンスにてランキング第1位。日本代表として出場した2021年9月の世界選手権において、日本人最高位の37位を獲得。
https://www.instagram.com/onishi_sakina/
●大西咲菜さんがシーンを盛り上げるために行っている活動や未来の展望とは?
「たくさんの方にダンススポーツの魅力を伝えたいと思い、普段の試合では見られないシーンなどを撮影してYouTubeやSNSに投稿しています。ダンススポーツをしていない人の心にもなにか刺さるといいなという想いで活動してきました。
ダンススポーツのシーンを盛り上げるために、日本だけではなく、世界でも活躍できるように、支援や応援をしてもらえる存在になっていくことが必要だと思います。応援してもらえるような“人間力”も伸ばしていきたいです」
●大西咲菜さんの未来への挑戦
「3歳からダンススポーツを始めて、ダンスが好きだという思いは誰にも負けません。いままでダンススポーツの魅力や楽しさを、踊りで表現してきましたが、これからは言葉でも、どういうところが面白いのかを伝えられるようになりたい。ダンスを多くの人に知ってもらえるような活動をして、ひとりでもダンスを見て、人生が豊かになったという人を増やせるように頑張ります」
大西咲菜さんのパフォーマンス動画はこちら。
音楽プロデューサー/Tatsunoshin
2020年、アメリカのハードコアレーベルの「Justice Hardcore」、2021年、オーストラリアのUKハードコアレーベルの「OneSeventy」に、ともに日本人として初加入。同年、「Dirty Workz」傘下の「Electric Fox」からダンスミュージック「Forgive」をリリース。同レーベルからはアジア圏、そして未成年としても初のリリースとなった。「Forgive」はbeat port、Hard Dance/Hardcoreチャートで1位を獲得。「#ハタチが未来をつなぐぞ」の楽曲も手がける。
https://twitter.com/tatsunoshin_ofc
●Tatsunoshinさんがシーンを盛り上げるために行っている活動や未来の展望とは?
「日本のダンスミュージックが海外にも通用することや、その音楽が世界中のパーティでプレイされることを願って、音楽を制作してきました。シーンを盛り上げていくためには、もっと日本のダンスミュージックを世界に発信していく必要があります。日本のダンスミュージックは日本のなかで留まっている状態で、とてももったいないと感じています。なかには世界に通用するようなトラックをつくる人も沢山いるので、そのような方たちが世界に発信していくことで、シーンは盛り上がっていくと思います」
●Tatsunoshinさんの未来への挑戦
「私は思い立ったらすぐに行動に起こし、計画してここまできました。海外のレーベルにサインするのも、毎回、計画して行動しています。このプロセスをつくる力も私の武器だと思います。将来は世界をメインにした音楽プロデューサー、DJになりたい。より多くの人に私の音楽を知ってもらえることが、私にとっての幸せです」
Tatsunoshinさんのパフォーマンス動画はこちら。
ヒューマンビートボックス/Kohey
ヒューマンビートボクサー兼音楽プロデューサー。ビートボックスクルー「SARUKANI」のメンバーであり、世界大会「Grand Beatbox Battle(GBB)2021」ではソロ部門に日本人唯一の代表として出場し、クルー部門で世界2位を獲得する。日テレ系「スッキリ」「行列のできる相談所」に出演するなど、アーティストとして多方面で活動する。
https://twitter.com/Kohey611
●Koheyさんがシーンを盛り上げるために行っている活動や未来の展望とは?
「ヒューマンビートボックスの活動では、とにかく大きな国際大会で成績を残そうと頑張ってきました。ターニングポイントとなったのは2018年、2019年のアジア大会。それを経てGBB(世界大会)に出て、さらにたくさんのインスピレーションを受けました。
今後はヒューマンビートボックスを取り入れた新しい曲をつくり、この音楽がひとつのジャンルとして受け入れられるよう頑張ります」
●Koheyさんの未来への挑戦
「自分にはパッとやりたいことが浮かび、それを実行できるまで持っていく発想力と行動力があります。これからは音楽プロデューサーとして、ビートボックスを取り入れたカッコいい作品をたくさんつくりたい。 そしてDJとして人の前に立ち、音楽を流し、ビートボックスのパフォーマンスをしたいです」
Koheyさんのパフォーマンス動画はこちら
スラックライン/田中輝登
細いベルト状のライン上で自由にパフォーマンスを行う「スラックライン」を8歳の頃から始める。中学2年生のときに出場した「日本オープンスラックライン選手権大会」で優勝を果たす。2016年、世界最高峰のエクストリームスポーツ大会で知られる「X GAMES」に出場し3位入賞。「Freestyle Slackline Masters 2017」「German Slackline Masters 2017」「Walk The Line in Nashville」で優勝するなど、世界中の大会で活躍している。
https://www.instagram.com/teruto.jp/
●田中輝登さんがシーンを盛り上げるために行っている活動や未来の展望とは?
「スラックラインはまだ発展途上のスポーツ。自分は個性を磨くことがシーンを盛り上げることにつながると思い、これまで取り組んできました。10歳でジュニアチャンピオンになったときに、初めて自分の努力が結果として残り、その後のパフォーマンスへのモチベーションになっています。
シーンを盛り上げていくために、自分はほかの人と違うスタイルをずっと研究しています。ただ、ジャンプなどのフリップやスピンをするだけでなく、+αで技をしながら足に触れるグラブなどを組み込んで、さらに自分のスタイルとして完成させたいです」
●田中輝登さんの未来への挑戦
「10代の子たちにはないダイナミックな動きと、自分より年上の方々にはないパワフルな動き。この“フィジカル”の強さを武器に、自分のスタイルのさらなる発展に向け努力していきます。同時に新たなスタイルにも挑戦することで、スラックラインの多様性を見ている方々に発信していきたいです」
田中輝登さんのパフォーマンス動画はこちら
コンテンポラリーダンス/中村文音
6歳よりクラシックバレエを始め、敖 強(Ao Qiang)、李 悦(Li Yue)に師事する。東京都立総合芸術高等学校 舞台表現科 舞踊専攻にてクラシックバレエを専攻。押領司博子、片岡康子、鈴木規緒美、笠井裕子、寺門希和、小橋美矢子に師事。「グノーのワルツ」「シンフォニエッタ」「ジュピター」など、牧阿佐美の振付作品に多数出演。国内外の振付家・ダンスカンパニーのクリエーションへの参加・出演、アーティスト写真集のバックダンサー、彫刻や美術作品のモデルなど幅広く活動。NBA全国バレエコンクールにてレフォール賞、レスポワール賞を受賞。
https://www.instagram.com/ayn._____/
●中村文音さんがシーンを盛り上げるために行ってきた活動や未来の展望とは?
「『踊り』という、たった一度きりの、再現不可能で形として残らない表現だからこそ、私はその1回1回に魂を込めて、それを丁寧に積み重ねていくことを大切にしてきました。自分やまわりの世界の小さな変化でも見逃さないような繊細な感覚を、これからもずっと忘れないでいたいです。
コンテンポラリーダンスだからこその、誰も予想できない形や展開で、より斬新な作品やダンサーが出てきたら面白いなと思います。そして自分の表現もそうでありたいです」
●中村文音さんの未来への挑戦
「自分の世界を持っていることが私の強みです。まわりの意見や世の中の常識に流されず、“当たり前”をうのみにせずに疑問を持って深く考え、踊りの面でも私にしか出せない質量、質感、温度があると自分自身で知っています。新しく生まれるいまこの瞬間で、どれだけ多くを吸収してそれをどう遊ぶか、また変化を恐れずに毎日を大切に丁寧に積み重ねていくことが大切だと思っています。
今日の時点の私の目標としては、明確なゴールや完成形のない表現の世界の輪郭を、さらに広げていくこと。それも使命感ではなく、自分の心が躍るものに素直に身を委ねつつ、新しい表現や人間の身体ひとつで表現できる限界まで積極的に挑戦していきたいです」
中村文音さんのパフォーマンス動画はこちら
サーフィン/平原颯馬
9歳からサーフィンを始めて、15歳でJPSA(日本プロサーフィン連盟)のプロ資格を取得。高校2年生からプロサーファーとしてサーフサーキットをまわる。2018年世界ジュニア選手権日本代表、カリフォルニア・ハンティントンビーチで開催された「World Junior Surfing Championship」にて国別団体で金メダルを獲得。2021年度サーフィン強化指定選手に選定。2020年からはタレントやモデルとしても活躍する。
https://www.instagram.com/soma_hirahara/
●平原颯馬さんがシーンを盛り上げるために行ってきた活動や未来の展望とは?
「小さい頃はただサーフィンで勝つことや上手くなることでしかシーンを盛り上げることができなかったのですが、いまは少しでもサーフィンの楽しさなどを知ってもらうために、モデルなど芸能の仕事もしています。
自分のターニングポイントは15歳でサーフィンのプロ資格を得たときに、これから先プロとして生きていくと覚悟を決めた瞬間でした。いまはもっとサーファーが注目される場所が増えたらいいなと思っています!カッコいいサーファーはたくさんいるのになかなか知られていないので、もっとみんなにも知ってもらえるとサーフィンの素晴らしさが伝わると思います」
●平原颯馬さんの未来への挑戦
「サーフィンに加えて、演技も好きなので、将来も好きなことをずっと貫き通して、サーフィンと俳優の二刀流プロサーファーになりたいです。失敗することを恐れずにチャレンジします」
平原颯馬さんのパフォーマンス動画はこちら
アコースティックギター/KOYUKI
10歳からギターを始め、わずか10カ月後の2013年1月、「Morris フィンガーピッキング・デイ西日本予選大会」フリースタイル部門に出場し、MIKI GAKKI賞を受賞。 2014年、同大会コンテスト部門で審査員特別賞、2015年の同大会コンテスト部門で優秀賞、全国決勝大会でも入賞を果たし、いずれも史上最年少で受賞する。カントリー奏法、ギャロッピング、高速アルペジオなど、繊細かつ情熱的な演奏を得意とするフィンガースタイル・ギタリスト。
https://www.instagram.com/610koyuki/
●KOYUKIさんがシーンを盛り上げるために行ってきた活動や未来の展望とは?
「日本ではフィンガースタイルギターといわれるジャンルの認知度はまだまだ低いうえ、ライブなども自由に行えない昨今、SNSを中心に活動をつなげてきました。その甲斐あって、このコロナ禍でもデビューさせていただくことができ、信じて継続することの大切さを学びました。偉大なギタリストから教わった『人生にリハーサルはない』という大好きな言葉通り、これからも諦めず、信じたことを実行していきたいと思っています。
フィンガースタイルギターは世界的には人気が高く、言葉の壁もありません。どこの国からでもインターネットさえつながれば発信でき、実力があれば注目もしてもらえます。しかし、日本では、知る人ぞ知る的なジャンルとして捉えられているように思います。そこで、私はインストゥルメンタルの魅力をもっと知ってもらうために、工夫をした発信を心がけたいと思っています。歌詞がないからこその強みを考え、自らもプロモーションできるギタリストになりたいです。そしてアコースティックギターの多様性や、素晴らしさをもっともっと伝えていきたいです」
●KOYUKIさんの未来への挑戦
「私はこれまでの人生、音楽活動を通してさまざまな経験をして、失敗したこともあります。演奏は間違っても、万が一止まっても、戻ることはタブーとされています。音楽も人生も同じで、目標に向かい歩み続けることが重要だし、その選択しかないとも言えます。だからこそ『その一瞬をしっかりと噛み締め、大切に進んで行かなければ!』と、ハタチという新しいスタート地点で強く思うことができました。私の武器はその『決意』。私のギターを人々の生活のなかで少しでも必要としていただけるような、そんなギタリストとして活躍できればうれしいです」
KOYUKIさんのパフォーマンス動画はこちら
ヨーヨー/中村薫
「C3ヨーヨーデザイン」所属。 2012年からヨーヨーを本格的に始める。ヨーヨーとヒモが離れるオフストリングスタイルを中心に数々のエクストリームなトリックを開発するトリックメイカー。「ONLINE WORLD YO-YO CONTEST 2021」フリースタイル競技4A部門で世界チャンピオンに輝く。2021年6月には、城戸慎也選手シグネチャーモデルであるモノメタルヨーヨーのベストセラー、C3ヨーヨーデザイン「クラウン」とコラボした、C3ヨーヨーデザイン「クラウン(Kaoru Edition)」を発売するなど、日本のヨーヨー界を盛り上げている。
https://www.instagram.com/nakamu_yoyo/
●中村薫さんがシーンを盛り上げるために行ってきた活動や未来の展望とは?
「かつて自分のまわりにはヨーヨーをやっている人が少なく、インターネットの情報を通してヨーヨーの世界とつながっていました。その頃の自分と同じような境遇の方にも情報が届くよう、技の解説動画など、インターネット上のコンテンツを充実させていきたいと思っています。
シーンを盛り上げていくためには、インターネットやSNSの力がとても重要だと思います。実際にヨーヨーのプレイ人口を増やすのはもちろん、ほかのスポーツのように、見るだけでも楽しめるような環境ができるのが理想ですね」
●中村薫さんの未来への挑戦
「自分の強みは『完璧ではない』ところです!自分の弱点や弱さを知ることで、ほかの人の弱さにも優しく接することができるようになると思っています。これからはヨーヨーの技術を極めていくのと同時に、文化としてのヨーヨーがこれからも続いていくよう力になりたいです」
中村薫さんのパフォーマンス動画はこちら
KENDAMA/SO KANADA
中学2年生から本格的にけん玉を始める。高校1年生のときに初出場した「けん玉ワールドカップ」で、日本人として初優勝。その後、地元の名古屋を中心にけん玉パフォーマンスでイベントに出演するなど、活動の場を広げる。コロナ禍の影響もありオンラインでの開催となった世界大会「North America Kendama Open 2021」にて、再び世界チャンピオンに輝く。けん玉を競技として普及させるべく、積極的にメディア出演やSNSを活用した活動を続ける。
https://www.instagram.com/so_kanada88/
●SO KANADAさんがシーンを盛り上げるために行ってきた活動や未来の展望とは?
「昔ながらのけん玉ではなく、“いまのけん玉”を知ってもらいたくて、ダイナミックな動きを取り入れ、けん玉をしたことがない人にもカッコ良さが伝わるように魅せる意識をしています。高校の文化祭でけん玉のパフォーマンスをしたときに、『今ってこんなにかっこいいんだ』『けん玉じゃないみたい!』といった言葉をもらってから、いまのけん玉をもっと多くの人に知ってもらいたいと思いました。
けん玉のシーンを盛り上げていくためには、SNSなどで発信していくことが必要だと思います。カッコいい動画をつくって、自ら発信して、多くの人にけん玉を知ってもらい世界の共通認識になってほしい。どこに行ってもけん玉を知っている人であふれかえったらいいなと思います」
●SO KANADAさんの未来への挑戦
「日本人でけん玉世界チャンピオンは無理と言われながらも、自分はできると信じてチャレンジした結果、目標を達成することができたので、これからもなにごとにもチャレンジし続けたいです。そしていま以上に、世界中に自分のことを知ってもらって認めてもらいたい。競技人口世界ナンバー1のスポーツがけん玉になってほしいです!」
SO KANADAさんのパフォーマンス動画はこちら
インラインスケート/片山実咲
8歳からインラインスケートを始める。2018年に全日本選手権で準優勝して日本代表に選出され、2019年に出場した「World Roller Games」にて準優勝。 2019年に広島県で開催された世界大会「FISE HIROSHIMA」にて優勝するほか、「Winter Clash」準優勝、「World Urban Games」優勝など、数々の世界大会で活躍。現在は選手だけでなく、講師としても活動する。
https://www.instagram.com/misaki_katayama/
●片山実咲さんがシーンを盛り上げるために行ってきた活動や未来の展望とは?
「これまでテーマパークや学校、イベントなどでインラインスケートのデモンストレーションをしながら、まだこの競技を知らない人にも興味をもってもらえたらいいなと思って活動してきました。いま以上に、競技する人と、それを応援する人が一緒に盛り上がれるようなスポーツになってほしいです。
スケートは自分との闘いが多いスポーツです。常に自分を超えていき、その結果として大会で勝てたら最高だなと思います。人によってスタイルが変わってくるので、スケートを知らない人にも私の滑っている姿を見てワクワクしてもらえたらうれしいです。世界で活躍するスケーターになって、たくさんの人にスケートの魅力を伝えていきたいです!」
●片山実咲さんの未来への挑戦
「『スケートが好き』という気持ちは誰にも負けません。これからも好きなことができる環境に感謝しながら、たくさんの人にこの競技を知ってもらい、インラインスケートを始める人を増やしていきたいです」
片山実咲さんのパフォーマンス動画はこちら
落語家/桂枝之進
5歳の頃に落語に出会い、9歳でアマチュアとして活動を開始。中学時代に年間150回の国内公演、そしてポーランドとフランスで海外公演を行う。15歳で師匠である落語家の桂枝三郎に弟子入り。 2020年、落語クリエイティブチーム「Z落語」を立ち上げ、渋谷を拠点にZ世代の視点で落語を再定義・発信するプロジェクトを主宰している。
https://www.instagram.com/edanoshin/
●桂枝之進さんがシーンを盛り上げるために行ってきた活動や未来の展望とは?
「落語の魅力を同世代に発信することは入門当初から意識していましたが、ターニングポイントとなったのはコロナ禍の自粛期間でした。落語のライブ配信に着目し、5Gを使った落語配信の実証実験を行うため度々上京。そのときにできた落語クリエイティブチーム『Z落語』のメンバーとは今もともに活動を続けています。
伝統芸能は、その時代その時代に合わせて形を変え今日まで受け継がれてきました。 そのためには現代的な感覚と保守的な感覚のバランスこそが大切だと思います。落語に興味を持つキッカケをつくり、若い世代のアイコンになれるような仕事をしていきたいです」
●桂枝之進さんの未来への挑戦
「海外へ落語の魅力を発信していきたい。いま欧米ではアニメに限らず80年代のシティポップやお茶、禅など日本文化に注目が集まっています。これまで言語や物理的距離の障壁が大きかった落語の海外公演ですが、今後はAI自動翻訳技術の高度化やXRによる表現の多様化など、テクノロジーを活用することでエンタメから国境がなくなる日も近いと思います。まだまだ落語は可能性があるコンテンツだと、これからもアピールしていきたいです」
桂枝之進さんのパフォーマンス動画はこちら
パフォーマーのメイキング動画のARコンテンツが体験できる
「#ハタチが未来をつなぐぞ」に登場した20組のパフォーマーのメイキング動画のARコンテンツが、2022年3月31日まで体験できる。場所は山手線・大阪環状線、名鉄名古屋本線などの5Gがつながる一部の駅の5Gエリア。空間認識技術「VPS」を活用したもので、詳しくはこちらの記事を参考にしてほしい。
今後はもっと5Gのエリアが広がり、たくさんの人と人、人とモノ、人と場所、そして人と可能性をつなぐことができるだろう。今回の「#ハタチが未来をつなぐぞ」のように、これからもKDDIは多彩なパートナーとともに、ワクワクする未来社会を創造していく。
文:TIME&SPACE編集部
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