2020/03/12
特撮ヒーローっぽいau「TORQUE G04」で変身アイテムをつくってみよう
TORQUEの見た目や着信音が特撮ヒーローの変身アイテムっぽい——そんな噂がTwitterなどで流れている。
TORQUEといえば、落下や衝撃など米国国防総省が定める耐久試験に準拠した比類なき耐久性が特徴。スマホやケータイになによりも耐久性を求めるユーザーから熱烈な支持を受けている“最強スマホ”だ。
こちらはシリーズ最新の「TORQUE G04」。タフネスを象徴するかのような、ゴツくて無骨なデザインだ。特撮ヒーローっぽいと言われれば、たしかにそうかもしれない。
横にしてみると……
なるほど、横にしたほうが、特撮ヒーローっぽさが強調される気もする。腰のあたりに装着する変身アイテムのように見えなくもない。
ちなみに、着信音はというと……
噂の音はこちら????
— au (@au_official) January 16, 2020
変身シーンに流れそうなメロディですよね????#ヒーローの日 #TORQUE pic.twitter.com/jVUrE8MkNY
なかなかの迫力。特撮ヒーローの変身シーンで流れそうなメロディである。
噂の真相を確かめに、TORQUEの開発拠点へ
では、実際のところはどうなのだろうか? TORQUEの開発拠点である京セラを訪れ、担当者に話を聞いてみることにした。
「TORQUE G04」や、先代モデル「TORQUE G03」の音や見た目が特撮ヒーローの変身アイテムっぽい????
— au (@au_official) January 16, 2020
という風の噂(ツイート)を聞きつけ、真実を探るべく京セラさんの開発拠点に行ってきました????♀️????#ヒーローの日 #TORQUE pic.twitter.com/L5LFsxbZeA
——「TORQUE G04や先代モデルTORQUE G03の見た目や音が特撮ヒーローの変身アイテムっぽい」という噂が流れています。
辻岡さん「そうなんですか?(笑)」
——むむ……では単刀直入に聞きますが、開発において特撮ヒーローを意識したのでしょうか? していますよね?
森さん「いやー、まったく意識していませんでした(キッパリ)。」
——そうですか……話を変えましょう。TORQUEの音やデザインがどうやってできあがったのか、詳しく教えてもらえますか。
辻岡さん「TORQUEは世界観をとても大切にしたスマホなんです。音やデザインに関しても、「躍動感」や「堅牢性」といったこのモデルの特徴を表現することを意識して制作しました。
まず音に関しては、TORQUE G02まではAndroidの既成音を使っていましたが、
TORQUE G03からTORQUE専用の音をつくりました。TORQUE G04でも同様の音を使用しています。
音の設定画面を見てみてください。大文字と小文字の組み合わせの音はAndroidの既成音ですが、
大文字のみの音はTORQUE専用につくった音です。
——すべて大文字がTORQUE専用の音だったとは、初めて知りました! ちなみに、音はどういうプロセスでつくられるんですか?
辻岡さん「社外のプロの方に制作をお願いしています。こちらのイメージを伝えて、それを着信音やアラーム音にしてもらいました。」
デザインコンセプトは「ダイナミズム」
——デザインに関してはいかがでしょうか?
森さん「TORQUE G03までは質実剛健さを突き詰めたデザインでしたが、TORQUE G04ではそこからさらに一歩踏み込みました。TORQUE G04のデザインのコンセプトは「ダイナミズム」。お使いいただくユーザーさんの気持ちを盛り上げることを意識して、躍動感のあるデザインに仕上げました。」
——TORQUE G03が丸みを帯びたデザインなのに対して、TORQUE G04は直線的なデザインですね。
森さん「直線を入れて多面的なデザインにすることで、表情に変化をつけました。光の当たり方によって見え方も変わります。」
——TORQUE G03が上下非対称であるのに対して、TORQUE G04は上下対称になっていますね。
森さん「TORQUE G04では新たにステレオスピーカーを搭載したのですが、キャンプなどのシーンでアウトドアスピーカーとしてお使いいただくことを想定して、横にしたときに映える左右対称のかたちにしました。」
——カラーに関してはいかがですか?
久世さん「TORQUEが5周年ということで、初代のTORQUE G01から継続して展開している赤色には特にこだわりました。」
——こうして歴代TORQUEの赤色を並べてみても、パッと見では違いがわからないのですが……。
久世さん「実はTORQUE G04の赤色に関しては、これまでとは違った見え方にしたいという思いから、下地に金色の塗装を吹いています。」
——下地に金色? それはなんのためですか?
久世さん「下地に金色を吹くことで、より深みのある赤色に仕上がるんです。コンセプトは、マグマの力強さを表現すること。マグマって赤いですが、もっとも熱い中央部分は黄色ですよね。今回表現したかったのは、まさにそれです。」
——音やデザイン以外で特にこだわったポイントは?
深沢さん「TORQUE G04では英数字のフォントを一新しています。TORQUEのアイコンでもある四つ角のバンパーの形状から着想を得て、カドを落とした特別なフォントを新たに作成しました。
また、トップ画面やメニュー画面などのグラフィックも大幅に変更しています。TORQUE G03まではメタリックなテイストのデザインでしたが、TORQUE G04では昨今のトレンドを意識して、ストリート感のあるスポーティなデザインに仕上げました。」
フォントやグラフィックを変更することで、TORQUEの世界観をより強いものにするとともに、アウトドアフィールドにおける視認性の向上も図っています。
——なるほど。いろいろとお話を伺っていると、TORQUEは耐久性にとことんこだわった個性的なスマホであるとともに、音やデザインも含め、世界観をとても大切にしたスマホなんですね。
辻岡さん「まさしくそのとおりです。もしかしたらそういったコンセプトが特撮ヒーローの世界観と自然に一致しているのかもしれませんね。」
——自然に、ですか……。では最後に聞きます。辻岡さんは、特撮ヒーローものはお好きですか?
辻岡さん「もちろん、大好きですよ!(笑)」
京セラさん、ヒーローっぽいアレ、つくりませんか?
パワフルな着信音、こだわりのカラーリング、ダイナミックなデザイン、そしてちょっとやそっとではビクともしない堅牢なボディ……。開発に携わった当人たちが意識していたかどうかにかかわらず、TORQUE G04はやはりどこからどう見ても特撮ヒーローっぽい。このスマホをアレンジして、真のヒーローになれる変身アイテムをつくったら面白いのではないか? となると、やっぱり、腰に巻くベルトがいいかも……? そんな妄想がムクムクと浮かんでくる。
というわけで後日、京セラのTORQUE開発陣に「TORQUE G04で、ベルトつくってみようと思うんですがどうでしょうか?!」とダメ元で相談してみたところ、「いいですね!」まさかの二つ返事でOK。トントン拍子で話が進んでしまった。言ってみるものである。
早速、「こんな感じのベルトがあったらいいな」というラフ画を製作。
できあがったラフ画を持って、スマホのアクセサリーを手がける工房へ。職人さんと打ち合わせしながら、ラフ画をもとに試作品をつくってもらう。
おお、妄想がどんどんかたちになってきた……!!
さてさて、いったいどんなものができあがるのか? 製作の過程などの続報は後日、TIME & SPACEにてレポート予定。乞うご期待!
文:TIME & SPACE編集部
撮影:有坂政晴(STUH)
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