2014/12/12

女子スマフォト部 第2回 カフェの雰囲気まで1枚の写真にかわいく収めたい

私には写真のセンスがないから......と諦めるなんてもったいない! フォトプロデューサー・市岡麻美先生に学ぶ、スマートフォンでかわいい写真を撮れるようになるスマホ写真テクを紹介します。

庭もインテリアも素敵な古民家カフェで雰囲気が伝わる写真を

店内のあらゆるところがかわいい!と、カフェで何枚も写真を撮ってはみたものの、どれもイマイチ雰囲気が伝わらない......ってことありますよね。かわいいものが多すぎると、どこで何をどう撮ればいいのか分からなくなってしまうものです。自由が丘の住宅街にひっそりと佇む、鮮やかな日本庭園が印象的な古民家カフェ「古桑庵(こそうあん)」で、スイーツも自分もお店の雰囲気も、ぜんぶ一枚の写真にかわいく収める撮影テクを市岡先生から教わります。

お座敷から日本庭園を眺められる贅沢な空間で楽しめる和スイーツは、抹茶やぜんざいなど、気分をさらに盛り上げてくれるものばかり。寒い季節にオススメの温かい抹茶(和菓子付き)とレギュラーコーヒー(洋菓子付き)を注文して撮影実践。鮮やかな色は写真のポイントになるため、今回は紅葉と緑で彩られた日本庭園が一望できる窓際の席をお願いしました。特に人気の高い席なので、開店直後の11時から2時までが狙い目です。では早速、市岡先生のお手本写真を見てみましょう。

まず市岡先生が教えてくれたのは、2人以上で撮るなら、座る位置に気をつけること。向かい合って座ると、写真の真ん中に大きくテーブルが写ってしまって、せっかくの店内の雰囲気が伝わりづらくなるので、横に並んで撮りましょう。場所に合わせたポーズも大切。落ち着いた和の雰囲気の場所なら、ピースなどをせずに、大人っぽく、しれっと写ってみるのもいいですよ。庭や縁側、窓際のように太陽光が多く入る場所を背景にすると、屋内にいる自分たちの顔が暗くなってしまいがちです。誰だか分からない写真にならないよう、まず画面上で顔にタッチし、ピントと明るさを顔に合わせて撮影開始......の前に、前回と同様、さらにかわいく撮るためのポイントをご紹介。

Point 1 撮影するときは、なるべく目線の高さを写る人に近づけましょう。立って撮影すると、人とテーブルしか写っていない、残念な写真に。

Point 2 人物(枠で囲った部分)は、画面の左右、どちらか一方によせると○。空けたスペースにインテリアや庭などの風景を大きく入れることで、雰囲気が伝わりやすくなります。

Point 3 スイーツと風景だけを撮りたいときは、スイーツをテーブルのはしに寄せましょう。写り込むテーブルの面積を少なくすることで、スイーツと風景がさらに引き立ちます。文字を入れて加工すると、また違った印象に。

古桑庵(こそうあん)
東京都目黒区自由が丘1-24-23
営業時間:11時〜18時30分(水曜定休)
電話:03-3718-4203
http://kosoan.co.jp/

今回おじゃましたスポット
1999年にオープンした古桑庵は、人形作家である現オーナーの母上が、作品を展示するために開業したのだそう。カフェの横にはギャラリーが併設され、今でもさまざまな展示会が開催されています。店内は、都会にいることを忘れてしまうほど、ゆったりとした時間が流れているので、1人で読書をしたり、ゆっくり過ごしたいときにもオススメ。

文:細川依里

市岡麻美

モデルの経験を生かし、「女性が楽しめるかわいい写真活動」をテーマに研究・活動。写真コラージュアプリ「papelook」や、10代女子向けフリーペーパー「I am ME」など、ガールズフォトを切り口にプロデュースを行っている。
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