2014/10/30
日本初! 『マイメロディ』がアニメーションでお祝いしてくれる、AR(拡張現実)機能付きのポップアップ電報が登場
古風だけれど心に残るメッセージの伝え方
普段の生活でのコミュニケーションの手段としては、電話やメール、SNSが全盛だが、特別なときには、特別な形で大切なメッセージを伝えたい。そんなときに利用されているのが、昔からある「電報」という方法だ。メールどころか電話もまだ普及していない時代、緊急時の連絡手段として利用されていた電報だが、現在では、冠婚葬祭やお祝いなどで利用されることが多く、複数の会社が電報サービスを提供している。
KDDIエボルバが提供する電報サービス「でんぽっぽ」は、メッセージを伝える台紙のバラエティの豊かさが特徴だ。うるしや刺しゅうをあしらった格調高い台紙や、ビジネスでのお祝いに合うような植木鉢入の胡蝶蘭から、ウルトラマンやサンリオの人気キャラクターの「マイメロディ」のぬいぐるみまでそろっている。
メッセージについても、長さに関係なく、台紙代のみ(最大400文字まで)で送れるので、SNSやTwitterで短文でのメッセージに慣れている人も、いつも以上にたくさんの思いをこめることができる。また慶弔や送る人の立場に合わせた文例も充実しているので、急いでいるときでも思い立ったらすぐに送ることが可能だ。パソコンやスマーフォンから24時間申し込みができ、当日朝7時50分までに申し込めば9時~午後3時までに、午後2時までの申し込みなら当日18時~翌日に届けられる(届け先地域や台紙によっては、届ける時間帯が異なる場合もある)ので、急いで届けたいときにも対応できる。
「七五三、入学や卒業、結婚、就職・昇進など、人が成長していく中で節目ごとに訪れるお祝いにメッセージを送るというのは良いプレゼントだと思います。『電報』という送り方は、言葉の重みを伝えられます」と言うのはKDDIエボルバ事業開発本部電報サービス推進部サービス開発グループ課長の西村聖子。
「でんぽっぽ」は海外にも送れるので、海外ウェディングや留学・海外勤務中の人にも届けることができる。お届け日数は1日~4日程度かかる地域が多いが、ハワイのワイキキなら最短当日中に届けられるので、海外ウェディングのお祝いを滞在先のホテルに届けるといった利用も多い。
言葉だけでは伝えられない思いをキャラクターに託す
開けると花びらのように開くパッケージの中にマイメロディのぬいぐるみがメッセージと共に
人気の台紙の1つ「マイメロディ クロミ」
メッセージを届ける台紙は、言葉だけでは伝えきれない送り手の表情や感情の代わりを務める大きな役割をする。プライベートで送るときに人気なのがキャラクター。でんぽっぽでは、サンリオキャラクターのマイメロディの人気が高い。マイメロディはピンク色や赤色の頭巾をかぶったウサギをモチーフにしたキャラクターで、1975年に誕生して以来、小さな子どもからおばあちゃん世代まで3世代に渡って愛されている。でんぽっぽとコラボしたのは2年前の2012年から。
「2012年には『マイメロディローズボア』『マイメロディドットリボン』が登場しました。花びらのように開くパッケージの中にマイメロディのぬいぐるみが入っており、メッセージはブーケ状のケースに入っています。2013年には『マイメロディ クロミ』の2人が仲良くチャペル風のボックスに納まっているもの、そして今年は超特大サイズの『大きな★キラキラりぼん』『大きな★レースずきん』の2種類が加わりました」(西村)と、マイメロディぬいぐるみ電報のラインアップは5種類になった。
超特大サイズぬいぐるみが届く『大きな★レースずきん』
『大きな★キラキラりぼん』
後ろ姿にも、それぞれのこだわりが
それぞれサイズや表情が違い、例えば今年加わった2種類の超特大サイズぬいぐるみ2種も雰囲気が違う。「2つとも欲しくなるように作りました。耳のたれぐあいやリボン、肉球の形、顔の表情や頭の手触り、しっぽの飾りなど、素材にもこだわって違いを出しました。どこにも売っていないマイメロディで、でんぽっぽオリジナルです」と言うのは、商品開発を担当したサンリオ企画営業本部統括部デザイン企画課主任の相内清香さん。「ファンとしての気持ちを忘れずに、こういうのがあったらいいなぁと作りました」と言うように、受け取った側が嬉しいものがラインアップされている。
利用シーンは子ども向けに限らない。「一番多いのはウェディングですが、中には自分へのプレゼントや男性の昇進昇格メッセージにご利用する方も?!」(西村)ということなので、覚えておくといいだろう。
日本初、AR機能付きの電報
10月30日からは、「AR機能付き」の台紙「マイメロディのおめでとうケーキ」と「マイメロディのハッピーウェディング」が登場する。まずスマートフォンやタブレット端末に専用アプリをダウンロードして、電報の台紙を開いてカメラをかざす。すると、AR(拡張現実)機能でそこに組み込まれているサインを読み取って、画面でオリジナルアニメーションが始まるという仕掛けだ。
マイメロディのおめでとうケーキ
メッセージはマイメロディのPP封筒に入って届く
マイメロディのハッピーウェディング
こちらはピンクの紙の封筒で
「マイメロディとそのお友達、合計10キャラクターが集まって、受け取った方へお祝いに行く50秒間のアニメーションです。送り主の気持ちと一緒にキャラクターがお祝いを伝えます。言葉だけではなく、アニメーションで誰でも分かりやすく楽しめます」と言うのは、相内さんと一緒に開発を行ったサンリオ企画営業本部二部係長の河野奈々絵さん。
アニメーションが終わったあとには、キャラクターたちの特製オリジナルフレームで写真を撮影することができる。フレームはこのあと何度でも利用することができ、撮った写真を送り主にお礼とともにメールすれば楽しんでいる様子の報告にもなるし、SNSで友人や知り合いに見せることもできる。
AR機能の楽しみ方もわかりやすく説明されている
「これまで電報は送り手からのワンウェイのものでしたが、AR機能を使うことでツーウェイの手段になります。キャラクターフレームの写真を友だちに見てもらうことで、ハッピーな気持ちを多くの人に伝えることもできます」と河野さん。
今回のように、古くからあるメッセージ伝達方法である電報に、最新技術のARを組み合わせるというのは世界初の試みだ。
台紙も、開くとケーキやキャラクターが立体的に現われる特別なものになっている。「最初は『飛び出す絵本』のイメージでした。メッセージカードを開くとケーキやマイメロディが飛び出して、世界が広がるような感じです。でんぽっぽ台紙の中でも一番大きなメッセージカードでしたので、開きやすく、見やすいような紙にもこだわりました」と河野さん。「マイメロディのハッピーウェディング」は、結婚祝い向けということもあって、大人の女性に喜ばれそうなシンプルな封筒に収めた。開発は4月から8月末までの5カ月間。その間に、カードからアニメーション、写真フレームなどのアプリ開発も行って大忙しの毎日を送った。
「マイメロディ」AR機能付きの電報を企画・開発した(左から)サンリオ企画営業本部二部係長の河野奈々絵さん、サンリオ企画営業本部統括部デザイン企画課主任の相内清香さん、KDDIエボルバ事業開発本部電報サービス推進部サービス開発グループ課長の西村聖子
こだわったのは、「画質とアニメーションでのキャラクターの動きや音です。マイメロディ自体はTVアニメになったこともありますが、そのときに登場していない、これまで動いたことがないキャラクターたちがどのように動くのか、性格に合うような歩き方はどのようなものか、それにキャラクターたちの柔らかな手でお祝いの拍手をしたときにはどのような音がするのか、すごく考えました」と相内さん。
こうして出来上がったのが、今回のAR機能付きのマイメロディ電報。電報というとプライベートなイメージだが、このAR機能付きの電報は、共有してこその楽しみがある。ARの読み取り回数には制限がないので、例えば誕生会やウェディングの受付のような、多くの人のいる場にメッセージカードを飾ることで、ゲストもアニメーションや写真フレームを楽しむことができ、見た人の幸せも広がることだろう。AR付きという新しさもさることながら、電報の使い方自体を変えていきそうだ。
文:松本佳代子 撮影:斉藤美春
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