2014/07/24

タブレットを持って街に出よう au2014年夏モデルタブレット

auでは、2014年夏モデルのタブレット、「ASUS MeMO Pad™8」と「Xperia™ Z2 Tablet」の2機種を発売する。auはタブレット市場をどのように捉え、企画を行っているのか。KDDIプロダクト企画2部長の相澤忠之に聞いた。

女性ユーザーへの拡大と外出時の利用シーンの開拓

KDDIプロダクト企画2部長の相澤忠之

auは、2014年夏時点でのタブレットの位置付けをどう捉えているのか。「ポテンシャルが高いですが、まだまだ成長途上であり、課題がいくつかあります」と相澤は語る。

一つ目の課題は女性への普及だ。タブレットのユーザーは、まだまだ男性が中心のため、女性ユーザーに「使ってみたい」と思ってもらえる機種を投入することで、大きく普及が進む可能性がある。もう一つは、外出時の利用シーン。タブレットは自宅でWi-Fiで接続して使うものという印象がまだまだ強い。外でのタブレットの利用シーンを広げることが課題となっているのである。

こうした状況を踏まえて、2014年夏モデルとして発売するタブレットが、「ASUS MeMO Pad™8」と「Xperia™ Z2 Tablet」の2機種だ。

選べるカラーと8インチ軽量タブレット「ASUS Memo Pad™8」は女性にぴったり

ASUS MeMO Pad™8。詳細はauHP製品ページへ

ASUS Memo Pad™8は、8インチ、厚さ約7.7ミリの薄型サイズで、約301gと軽量のタブレットだ。ボディカラーは、ホワイトとブラックが中心だったタブレットに、パールホワイト、パウダーピンク、メタリックブルーの3色を揃え、中でもパウダーピンクをイメージカラーに据えることで、女性をターゲットにする意思を明確にした。

「デザインを決定するにあたり、フェイスパネルに本体⾊とマッチするカラーを取り入れたり、フレーム部分に⾦属調の仕上げを施すなど、これまでのタブレットには⾒られない、ディテールにまでこだわりぬいたデザインを、当社端末のデザインディレクションを担当いただいているKom&Co.Design代表の小牟田啓博氏全面協力の下、実現しました」(相澤)

8インチというサイズは、「コンテンツによって画面を縦横に使い分けるのにちょうどいい」サイズなのだという。読書やメールなどの時は縦、映像を見る時は横と、オールマイティに使いやすい。読書時には、ワンタッチでブルーライトがカットされる読書モードに切り替えられる。このモードでは、背景色が紙の本に近い暖色系になり、コントラストも自動で調整されるため、目にやさしい。「長時間見ていると目の疲れが違います」と、相澤も太鼓判を押す。もちろん、写真が掲載された雑誌を見る時は、通常モードで色鮮やかに読むことができる。雑誌や本を持ち歩こうと思うと、かなりカバンが重くなってしまうが、ASUS MeMO Pad™8は重さ301gと300mlのペットボトル以下なので、気軽に持ち出せる。

ボディカラーは、(左から)パールホワイト、パウダーピンク、メタリックブルーの3色

電車の中などでは、比較的大型のスマートフォンを使っている女性をよく見かける。片手持ちにこだわらなければ、「画面は大きい方が使いやすい」と考える女性は意外と多いのだろう。「ASUS MeMO Pad™8は、そう考える女性に手にとっていただきやすいサイズだと思います」(相澤)。

デザイン、サイズだけでなく、機能の面でも妥協はない。インテルの最新クアッドコアプロセッサー「インテル ®Atom™プロセッサー Z3580」を、日本で初めて搭載する。

ASUSは、Androidタブレットのリファレンスとなる「NEXUS 7」を手掛けており、また、タブレットではグローバルで高いシェアを得ていることから、最新のデバイスの調達力が強い。「Androidタブレットは、自由なデザインでauの世界観を提供できることが大きなメリットです。また、グローバルメーカーであるASUSは、高性能のチップセットをタイムリーに提供できます。auとASUSが協力することで、お客さまが魅力を感じる商品を投入することができました」と、相澤は説明する。

超薄型・軽量の高性能10.1インチタブレット「Xperia™Z2 Tablet」

Xperia™ Z2 Tablet。詳細はauHP製品ページへ

もう1機種のXperia™ Z2 Tabletは、10.1インチサイズ、厚さ6.4ミリの超薄型タブレットだ。根強いファンを持つスマートフォンのXperia™シリーズとの親和性の高さ、自宅のハードウェアレコーダーと連動したロケーションフリー視聴機能、Bluetoothキーボードやスピーカーといった数多くの周辺機器との連携など、ソニーグループ製品との連携機能が充実している。また、Office Suiteがプリインストールされているので、Office文書もPCと同じレイアウトで閲覧できるほか、au +1 collectionで提供されているソニー製Bluetoothキ―ボードを併用することで、ノートパソコンに近い使い方もできる。「ソニーの世界が好きな方だけではなく、男女を問わずさまざまな方に、超薄型・軽量タブレットとして魅力を感じていただける端末だと思います」と、相澤は説明する。

タブレットカバースタンド付きBluetooth®キーボードBKC50を装着すると、文字入力がさらに快適に

テレビ視聴はフルセグ対応で、アンテナは筐体内に内蔵しているため、本体だけでテレビを楽しむことができる。ソニーの液晶テレビ「BRAVIA」で使用している画像処理技術を搭載しているため、発色も美しく、10.1インチの画面でフルセグテレビを見ていると、小型のテレビに比べても全く遜色はない。相澤は、「外出時はもちろん、東京都内であれば屋内でもフルセグ受信が可能な建物も多いと思います。屋内で電波が弱い場合でも、同梱しているUSB同軸変換ケーブルを用いれば、自宅でも安定して視聴ができます」と教えてくれた。もちろん防水対応なので、10.1インチのきれいなフルセグでお風呂テレビ、なんてちょっと贅沢な使い方もできる。

Xperia™ Z2 Tabletを外出時に利用するシーンを広げてくれるのが、4G LTEのキャリアアグリゲーション(CA)とWiMAX 2+による高速通信だ。ウェブブラウジングはもちろん、ビデオパスやアニメパス、うたパスなどの動画・音楽ストリーミングも快適に楽しめる。デジタルノイズキャンセリング機能やフロントステレオスピーカー等により臨場感あふれる音を体感できるのはさすがソニーだ。

もう一つ、特筆したいのがNFC連携のしやすさ。スマートフォン同様、多くのタブレットでは、NFCのアンテナは端末の背面にあるが、Xperia™ Z2 tabletは薄いので、液晶側からタッチしても利用できる。背面側にタッチするのではなく、画面側に連携させたい機器をタッチさせて通信できるのは便利だ。スマートフォンとのNFCを使ったデータ共有や、さまざまなNFC対応機器との連携にも威力を発揮するだろう。

外出時にも使いやすい料金体系と、スマートフォンと"共用"できる定額コンテンツ

タブレットを外出時にも気軽に利用するには、使いやすく適切な料金プランが必要だが、auスマートフォンユーザーなら、「はじまる!データシェアキャンペーン」を活用することで、タブレットのデータ通信も3,150円/月のリーズナブルな価格で利用できる。端末購入代金に対しては「毎月割」も利用できる。また、auスマートフォンで、「スマートパス」「ブックパス」「ビデオパス」「うたパス」「アニメパス」などの使い放題コンテンツを利用していれば、追加料金なしでタブレットでも楽しむことができる。

「タブレットというデバイスの良いところは、画面が大きいこと。大きくなることで使い方が広がる」と相澤は語る。画面サイズが4〜5インチのスマートフォンと比べると、タブレットでは「同じ情報量を大きな字で見やすく表示する」「同じ大きさの字でより多くの情報を表示する」という使い方が選べる。映像を見る時も、スマートフォンでは画面に集中しないといけないが、タブレットであれば少し離して見ることができるし、複数人で一緒に見ることもできる。

タブレットならではの利点である「ながら使いのしやすさ」も、画面の大きさに起因するところが大きい。必要以上に画面に集中しなくてもよいので、テレビを見ながらウェブ検索をするといった使い方には最適だ。また、パソコンと違って起動に時間がかからないので、気になることがあったときにすぐに使うことができる。文字入力も、よりストレスなく行える。

画面の大きさが、使い方を大きく広げ、使いやすさを大きく改善してくれるのである。相澤は、「まずはタブレットを手にとって、その魅力を感じていただきたい」と言う。今後もauではタブレットのラインアップを拡充していく。

文:板垣朝子

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