2014/05/15

auスマートパス presents『進撃の巨人』プロジェクションマッピングにファン熱狂! 60m級の巨人が目の前に

KDDIと講談社は、4月10日、11日、12日の3日間、「auスマートパスpresents『進撃の巨人』プロジェクションマッピング」を神奈川県川崎市のラゾーナ川崎で開催した。講談社が発行する同コミック13巻の発売に合わせて行われたこのイベント。auスマートパス会員だけの特別観覧席に招待されたユーザーたちをはじめ、集まった多くの観客たちは、近代的なビルにくっきりと浮かび上がった実物大の巨人や登場人物たちの姿に熱狂した。

auスマートパスでしか読めないオリジナルコンテンツを制作

『進撃の巨人』は、累計発行部数3600万部を超える諫山創さんの大人気コミック。2013年にはアニメ化され、2015年には実写版映画公開が予定されている。「駆逐してやる!」などのセリフが流行するなど、社会現象にもなっている作品だ。

auでは2014年2月から特設サイト「進撃の巨人 for auスマートパス」をスタート。原作の大ファンだったというKDDI新規ビジネス推進本部アライアンス推進部 吉村隆史が立案し、同じくコアファンだった同僚たちを巻き込んで作り上げた。立案時には、既に世界中で大人気を博している作品だったが、何よりも原作の世界を尊重してオリジナルなものを作りたいという熱意が認められ、auスマートパスユーザーのためだけの特別なサイトの開設にこぎ着けられたという。作者の諫山創さんや講談社の担当編集者らの協力のもと、オリジナルコンテンツ満載のサイトとなっており、作品の背景や登場人物、アイテム等に関するデータベースのほか、登場人物同士の意外な一面がのぞける会話を描いたサイドストーリー「雨宿りの情景」や、エレンやアルミンなどの登場人物への直撃インタビューなど、ここでしか読めないファン垂涎の記事を週2回のペースで更新している。また、会員(団員)が参加できる投稿コーナーも設けられている。

当初の企画段階から担当する吉村隆史

制作担当の吉村は、「何よりも、原作を大事にしたいという強い思いで作っています。コンテンツは諫山先生が監修してくださっていますし、オリジナルコンテンツは既にある記事の流用ではなくて、講談社の担当の方が『もっと面白いものを』と、新たに制作した力作ばかりです」と自信をのぞかせる。今回のイベントも、このサイトでauスマートパス会員向けに特別観覧席のプレゼントを発表すると約2万人もの応募があり、3日間でのべ1000組2000名が招待された。

「駆逐してやる!」立体機動装置でビルを飛び回るエレンたち

大人気コミックをプロジェクションマッピングで再現。ビル壁面に投影された等身大の巨人 =ラゾーナ川崎プラザ(神奈川県川崎市)

(左から)人気キャラクター・ミカサ役の声優石川由依さん、プロジェクションマッピングを手掛けたNAKEDの村松亮太郎さん、サシャ役の小林ゆうさん

投影面を3つに分けて各6台・計18台のプロジェクターを利用

プロジェクションマッピングとは、スクリーンではなく建築物や物体に映像を投影することで、目の前にある現実の世界を別の世界へと変えてしまう表現方法だ。観覧場所となったのは、川崎駅に直結したショッピングセンター、ラゾーナ川崎のルーファ広場。直径60mほどの広場を埋め尽くした観客は、映像が投影される50mほど離れたガラス張りのビル、ミューザ川崎を見上げながらスタートを今か今かと待ちわびていた。広場の周りをぐるりと店舗棟が取り囲むこのロケーションは、物語に登場する「ウォール(城壁)」に囲まれた人間たちとリンク。ミューザ川崎に映し出された巨人が、ウォールを越えてくるような臨場感が味わえそうで期待が高まる。プロジェクションマッピングは、日本で注目を集めるきっかけとなった2012年の東京駅プロジェクションマッピングを手がけたNAKEDの村松亮太郎さんによるもの。村松さんは「この場所に決まるまで40カ所くらいロケハンに行きました。ここはちょうど原作に登場する"ウォール・マリア"のように見える空間で面白いと思った」と言う。

初日の投影前には特設ステージでトークショーも開催された。人気キャラクター・ミカサ役の声優石川由依さん、サシャ役の小林ゆうさんのほか、村松さんも登壇し、それぞれが作品の魅力について語った。食いしん坊キャラのサシャにちなんでサツマイモを片手に現れた小林さんは、最近ハマっているというお父さんとの「進撃の巨人ごっこ」を再現。天然トークと大振りジェスチャーが炸裂し、会場は爆笑に包まれた。

そしていよいよプロジェクションマッピングがスタート。投影面を3つに分けて各6台・計18台のプロジェクターを駆使して生み出された巨大な映像が、約10分間にわたって上映された。次々に現れる巨人たちを、登場人物であるエレン、ミカサ、アルミン、リヴァイらが"立体機動装置"で宙を舞いながら駆逐していくと、「キャー」「ワー」と大きな歓声があがる。作品の中で重要な役割を果たしている「巨大樹の森」を飛び回り、街中を駆け抜け、最後には原寸大の体長60m級の超巨人と対峙。その想像をはるかに超える巨大さに、会場からは驚きの声が上がる。そして、「進撃は、続く」という言葉で、大迫力のプロジェクションマッピングは終了した。

特別観覧席で観賞していたauスマートパス会員の観客は、「大満足だし大興奮。プロジェクションマッピングは思った以上に長くて、見応えがあった」、違う観客も「とにかく『進撃の巨人』の大ファン。今日ほどauスマートパス会員で良かったと思ったことはない」と話してくれた。なお、このプロジェクションマッピングは、「地方のお客さまにも見ていただけるように」(吉村)ニコニコ生放送でも中継された。

auスマートパスならではのコンテンツやイベントが今後も続々と

プロジェクションマッピングに続いて、「進撃の巨人×リアル脱出ゲーム『ある城塞都市からの脱出』」の開催も決定しており、横浜スタジアム、大阪、名古屋、札幌など全国で行われる。リアル脱出ゲームとは、球場などの特設会場に集まった参加者が、進撃の巨人にまつわるさまざまな謎を頭と体を使って解いていく参加型ゲーム。今回のイベントと同じく、auスマートパスユーザーが特別に招待されることになっている。

また、「進撃の巨人 for auスマートパス」では、コミック第1巻の1ページ1ページに担当編集者がコメントを付けるという前代未聞の企画「テキストコメンタリー」も提供を開始しており、KDDIが提供するARアプリ「SATCH VIEWER」を起動してコミックにスマートフォンをかざすと、作者との打ち合わせ内容やストーリー構成の秘密など、作品の裏側まで垣間見られる貴重なコメントを読めるようになっている。

吉村は、「原作ファンとしての気持ちを忘れずに、これからも『進撃の巨人for auスマートパス』でみんなが驚くような面白いコンテンツを作っていきたい。そしてサイトだけではなく、auスマートパスユーザーにもっと満足してもらえるような現実のイベントもどんどん仕掛けていくつもりです」と笑顔をのぞかせる。

今後もますます盛り上がりそうな「進撃の巨人for auスマートパス」。auスマートパス会員ならではのイベント予定やおトク情報をもらさずキャッチしてほしい。

文:まつざきみわこ  撮影:高橋正典

※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

presented by KDDI