2013/05/28

スタジオジブリ初となるスマートフォン向け公式サービス『ジブリの森』 KDDI担当がサービスのポイントや楽しみ方をご紹介


ジブリの森」TOPイメージ
© Studio Ghibli(※画面はイメージです)

KDDIとスタジオジブリは、初のスマートフォン向け公式サービス「ジブリの森」を「auスマートパス」会員向けに提供開始しました。「ジブリの森」は、スタジオジブリの人気作品をテーマにした特集記事を中心に構成される、スマートフォン向けの“読み物サービス”。毎月、特集記事をはじめ、特別付録やジブリ関連の最新情報を配信します。

 

(左から)KDDIビジネス統括部の岸尚宏と平戸崇博

スタジオジブリ監修による初のスマートフォン向けサービスということで、ジブリファンを中心に話題となりつつある「ジブリの森」。KDDIビジネス統括部 岸尚宏と平戸崇博に、サービスの楽しみ方や提供開始に至るまでの経緯を聞きました。

——「ジブリの森」は読み物サービスということですが、どういった経緯でこのようなサービスの形にたどり着いたのでしょう。

平戸: これまでスタジオジブリさんは、インターネットという世界からは、敢えて一線を画していました。一方、我々KDDIは数年前から映画の特別協賛等でご一緒させていただいており、常々ケータイ上でのサービス提供についてラブコールを送っていました。今回スタジオジブリさんから、新たなチャレンジとしてケータイ上でのサービスを提供しないかというご提案をいただき、どのようなサービスが良いか、一緒に企画してきました。

両社の話し合いの中で、「単なるデジタルコンテンツを一時的に作るのではなく、これまでスタジオジブリが大事にしてきた哲学、想いを継続して伝えられるサービスで、かつデジタルコンテンツも提供できる形が最適である」と考え、こうした“読み物サービス”にたどり着いたのです。

——“読み物サービス”とは具体的にはどのような形式で提供されるのですか。

特別付録の一つ「クイズ」のイメージ。ほかにもさまざまな付録が付いてくる ©Studio Ghibli(※画面はイメージです)

「ジブリ名場面劇場」イメージ ©Studio Ghibli(※画面はイメージです)

スタジオジブリの“今”を知ることができる「ジブリ通信」 ©Studio Ghibli(※画面はイメージです)

岸: Web上の月刊誌ようなイメージで、毎月、スタジオジブリ全作品の中からテーマが選定されます。創刊号は「となりのトトロ」をテーマに5大特集で構成され、さまざまな視点から作品に迫り、多面的に解説されています。大人にも子供にも人気のトトロが創刊号として登場できたのは、僕らもうれしかったですね。

毎月の特集に合わせ、ケータイの「待ち受け画像」や「クイズ」、「パズル」などの付録は、大人も子供も楽しめる内容です。また、ジブリスタッフによる日誌などジブリ最新情報を配信する「ジブリ通信」、文春ジブリ文庫『シネマ・コミック』から、ジブリ作品の選りすぐりの名場面をお届けする「ジブリ名場面劇場」など、独自の読み物が盛りだくさんです。

——「ジブリの森」限定や初登場のコンテンツは。

岸: すべてが初登場です。先に紹介した「特別付録」「ジブリ通信」のほか、「ジブリの森」編集長である「ネズミ編集長」のコーナーや、スタジオジブリの歴史を紹介する「ジブリ辞典」なども初登場コンテンツです。

特に、「新作情報」のコーナーでは、宮崎駿監督作品の「風立ちぬ」の主役・堀越二郎を演じる庵野秀明さんのアフレコ風景やインタビュー動画が、「ジブリの森」限定で独占公開中なので、ぜひ観てください。「ヱヴァンゲリヲン」の監督が主役声優ですから必見ですよ。

平戸: 「ジブリ通信」の中にある「ジブリ日誌」はオススメですね。新作のプロデューサーやスタッフが、毎日日誌を更新しており、製作現場の進捗状況や宮崎駿監督とのやり取りなど、ここでしか読めない情報や写真掲載もあるので、ジブリファンにはたまらないと思います。

——ジブリとこうしたサービスを一緒に作ることになったきっかけは。

岸: KDDIは、2009年の「メアリー・ブレア展」を皮切りに、東京都現代美術館で毎年開催されたスタジオジブリ関連の展覧会への協賛や、2011年の映画「コクリコ坂から」への特別協賛を通じて、スタジオジブリさんと協力関係を築いてきました。スタジオジブリの方と話をしていると、「ジブリは“縁”を大事にする会社である」とよくおっしゃられます。同社と一緒にサービスを作ることは非常に希少ですし、これまで築かれた信頼関係の上で、サービスを一緒に提供することができたことをうれしく思います。

——このサービスにおいて、KDDIはどのような役割を担っているのでしょうか。

岸: 基本的には、サービス内容や提供方法についてスタジオジブリと共同企画し、サービス開発のサポートおよびプロモーション全面に携わります。

「ジブリの森」は、現在600万人の会員がいるauスマートパス上で無料提供されます。より多くのauユーザに安全に提供できるとあり、ここにはスタジオジブリさんも大きな魅力を感じていただけたようです。

——そのほか、担当者としてオススメできる点は。

岸: HTML5で作っているため、ブラウザ上でサクサク動くというところです。これは、スタジオジブリのプロデューサー見習いであり、ドワンゴの代表取締役会長でもある川上様が、スマホのOSに影響されることなくサービスを提供したいという強い思いから実現しました。

平戸: 「ジブリの森」は、スタジオジブリ初のスマートフォン向けサービスですが、かなり多くの素材を惜しみなくご提供いただいています。特に画像は、映画の元画像から引用して最適化しているため、1シーン1シーンが大変きれいに掲載されています。auスマートパスで提供されるのは、本当にお得。毎日でもアクセスいただいて、auスマートパス限定で提供されるスタジオジブリの世界に浸っていただきたいです。

※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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