2014/12/12

「危険な電話番号」を知らせるアプリがauスマートパスに登場

「知らない番号から電話がかかってきて出たら、迷惑電話だった」

こんな経験をしたことがある方も、多いのではないだろうか?

中には、「電話帳登録した番号以外には、一切出ない」という人もいるだろうが、それでは、電話番号が変わったばかりの友人などに対応できなくなってしまう。あらかじめ、迷惑電話だと分かれば――。そうした要望に応えるアプリが、12月4日からauスマートパスで公開されている。

アプリの名前は「マカフィー セーフ コール」。マカフィーといえば、アンチウイルスソフトが知られるが、このアプリではトビラシステムズのデータベースを使用し、自分のスマートフォンへ発信している番号が、安全なものか否かを知らせてくれる。トビラシステムズは、迷惑電話をフィルタリングするシステムをつくる会社だ。

着信の安全度は、色によって示され、緑ならば安全、黄色は迷惑電話の可能性あり、赤が犯罪に使用された電話番号など危険なものである可能性が高い、といったレベルごとの表示がされる。なお、公衆電話、国際電話、番号非通知、データベースで解析されていない番号の場合は、黒のアラートとなる。

「赤い表示がされても、出てみたら友だちだったという場合は、どうするの?」

そのようなときは、ユーザーが任意で着信を許可できる「カスタムリスト」を作成できる。これは、保有端末のみの設定となり、クラウドデータベースには反映されない。反対に、危険な番号には一切出たくないという場合は、自動的に着信を拒否する設定にもできる。

いまだ振り込め詐欺や悪質商法は減っておらず、自衛も必要。マカフィー セーフ コールで、危険な着信は回避したいものだ。

文:藤麻 迪