2014/07/04

スマホやタブレット、パソコンとつなぐだけ 動画コンテンツをテレビに映せる『Chromecast』

動画コンテンツの普及に伴い、スマートフォンやタブレット、パソコンのモニターではなく、テレビの大画面に映したいといった需要が増えている。過去、類似機能を持つ製品はあったが、価格やセットアップの複雑さがハードルになり、一般的とはいえない存在だった。

それらの問題をクリアしたのが、Googleが発売したデバイス「Chromecast」だ。必須となるのは、Chromecast本体とHDMI端子が搭載されたテレビのみ。あとはWi-Fi環境があれば、スマートフォンやタブレット、パソコンに専用のアプリをインストールするだけで、動画やその他コンテンツをテレビで楽しむことができる。

代表的な使い方といえば、YouTubeやGoogle playの映画やドラマの観賞だろう。アプリをインストールした端末をリモコンとして、再生・停止・早送り・巻き戻し・音量調整など、基本的な操作ができる。他のストリーミング技術とは異なり、テレビ画面にコンテンツを映しながら、手元の端末でブラウジングやメールの確認などのマルチタスクも可能だ。ちなみに、auが提供する、月額562円(税抜)で映画・ドラマ・アニメが見放題の「ビデオパス」も、Chromecastに対応している。

また、Chromeブラウザで開いているタブを映すこともできるので、動画だけではなく、写真も楽しむことができる。価格は4,200円(税抜)。家族で楽しみを共有するアイテムとして、ひとつ試してみてはいかがだろうか。

文:大川竜弥