2014/05/16
スマートフォンに取り付けるだけでミクロの世界がカンタンに楽しめる スマホ顕微鏡『Leye(エルアイ)』
覚えているだろうか? 小学校の理科室で、初めて顕微鏡でミクロの世界を覗いた時の驚きと感動を! もしかしたらあなたは、スマホのアプリを使って当時のドキドキ感をもう一度味わえるかもしれない。
テラベース株式会社が開発したLeye (エルアイ)は、スマートフォンに取り付けられる、全く新しいカタチの顕微鏡だ。スマホのフロントカメラにセットするだけで、草花や食塩、繊維などの身近なものから、昆虫やミドリムシといった専門的なものまで、いつでも、どこでも、だれでも、カンタンにミクロの世界を楽しむことができる。
また、顕微鏡やこれまでにあったスマートフォン用の拡大鏡とは異なる使い勝手の良さがある。
例えば、顕微鏡で観察する際、拡大したいもの(試料)をレンズの向こうに置いて、レンズを覗きこんでそれを見ることになる。これまでのスマートフォン用拡大鏡の多くも、背面のカメラに取り付けるものだったため、顕微鏡と同じくレンズを通して試料を見る。
これに対してLeyeは、机などの平面に置いたスマートフォンのフロントカメラにセットして、その上に拡大したい試料を置く。試料が置きやすく、安定した状態で観察できるなど、操作性は抜群だ。この便利さは、ぜひ使い方動画を見て確認してほしい。
また、スマホのフロントカメラで拡大したいものの写真や動画を撮影し、FacebookやTwitterなどのSNSを利用し、手軽にシェアすることも可能となっている。未知の世界の画像を、「これ何だと思う?」と離れたところにいる友達と共有することもできる。
オランダの科学者アントニ・ファン・レーウェンフックが単式顕微鏡を開発してから、約350年が経過した。カタチを変え、人と自然をつなぐ顕微鏡は今もなお進化している。
文:大川竜弥