2014/04/01

薄型を通り越して、手のひらをディスプレイにしちゃうウエアラブルデバイス

歓送迎会などで飲み会が集中する春。飲み過ぎていい気分になった結果、スマホを紛失......なんてことも。そんな心配をなくしてくれるのが、今注目のウエアラブルデバイス。身につけてしまえばなくす心配はない。いや、もっと言えば、自分の体がスマホならもっとなくす心配はなくなる。

イスラエルのデザイナーDor Tal氏がデザインした「Predictables(プリディクタブル)」は、何もない空間にさまざまな情報を映し出すことができるプロジェクター型のデバイス。壁に映し出す設置タイプのものと、手のひらをタッチして、スマホのように操作することができるウエアラブルタイプのものがあり、スマホで読み取った情報をもとに、次の行動を予測して情報提供してくれるという、Google Nowのような機能も備えている。

Predictablesのサイトでは実際の使用シーンの動画も公開中。家の白い壁をスクリーンにし、巨大スマホ画面として映し出したかと思えば、腕時計型のものを使用することでバスケットボールを楽しんでいる途中で手のひらにスケジュールを映し出し、次の予定を即座に確認することができるシーンが紹介されている。

非常に未来的なデバイスとして注目される同製品だが、Dor Tal氏によると、現在はまだ試作段階とのこと。特にウエアラブルプロジェクターという発想が面白い、実用化に期待の一品だ。

文:蜂野蜜子