2015/10/07
スマホ用お手軽撮影ガジェットで、目指せスマホ映画のスマホ監督
高画質カメラ付きスマートフォンの登場により、最近では高画質のスチール写真や動画の撮影が簡単にできるようになった。また、Instagramのようなアプリケーションによって、手軽に加工もできる。今や、携帯端末が一台あるだけで、誰でも「プロっぽい」作品が作れるような時代が来てしまったのだ。
......とはいえ、スマホはスマホ。撮影用にデザインされたわけではない。いかんともしがたいのは、撮影時の手ぶれのしやすさだ。
レトロでキュートな見た目と、結構ガチな機能性!
というわけで、こちらは世界で初めて開発された、映像特化型のスマートフォン用デバイス「Lumenati CS1」。手持ちのiPhone 6に専用のアプリをダウンロードして本体に装着すれば、まるでレトロな8ミリカメラのような感覚でグリップ部をしっかり持って撮影することができる。これならiPhone単体での撮影に比べて劇的に手ぶれを減らせるだろう。
しかし、そんな可愛らしいルックスでありながらも「プロに負けないムービーを撮りたい」という欲求を満足させる機能をもっているのだから油断はならない。
これ1台で撮影クルー数人分の働きを
手ぶれを防ぐだけではない。「Lumenati CS1」の最大のメリットは、実は交換式の専用レンズを使用できる点にある。魚眼から望遠までさまざまな種類のレンズが用意されており、撮りたいシーンにあわせて交換することで、表現の幅が一気に広がる。
デバイスの上部には照明やマイクを取り付けられる。音が拾えない、暗すぎて被写体がよく見えない......といったスマホカメラ特有の問題もこれで難なく解決してしまう。
撮影後は、アプリ上でそのまま加工&編集作業&SNSでシェア。撮影からポストプロダクション、発表までの過程をたったのスマホ1台でこなしてしまうことになる。普段、使い慣れているスマホだからこそ、カメラの知識がない初心者でも、直感で動かすことができるのが嬉しい。
実際に手に入れるには?
「Lumenati CS1」は、現在Kickstarterで資金を募集している。出資者へのデリバリーは2016年2月を予定しており、小売価格は249ドルからを予定しているとのこと。スマホ用デバイスにしては少々お高い気もするが、家庭用のホームビデオカメラよりも、操作も持ち運びも楽なことを考えると、この価格はリーズナブルかもしれない。
「ビデオカメラも映像編集ソフトも持っていないけど、映画を撮ってみたい!」という好奇心を満たすためのエントリー機器としてはピッタリだ。
このようなデバイスの登場によって、もしかすると、いずれは"スマホ映画"なる新たなジャンルが登場するかもしれない。全国の映画好きはこれを機に、「Lumenati CS1」でスマホ監督を目指してみるのはいかがだろう?
文:ナイロビモード学園
presented by KDDI