2014/12/17

エアギターでも音が鳴る? 手にしたものすべてがおもちゃになる玩具がすごい

ウエアラブルデバイスといえば、今年9月にベールを脱いだアップルの「アップルウオッチ」が記憶に新しいが、その種類は今や腕時計だけでなく、指輪、眼鏡などバラエティーに富んでおり市場を賑わせている。

そんな中、今年10月には、小さな子供から大人まで楽しめるウエアラブル玩具「Moff Band(モフバンド)」が登場。テレビ東京の「ワールド・ビジネス・サテライト」をはじめ、各メディアに取り上げられるなど注目を集めている。

「Moff Band」は、手にしたものすべてがおもちゃになるリストバンド型のウエアラブル玩具。加速度センサーとBluetooth対応の通信機能が内蔵されたバンドと、スマートフォンアプリが連携。バンドの装着者の動きに合わせて、効果音が鳴ったり、LEDが光ったりといった演出が楽しめる。

例えば、スマートフォンの画面からギターのアイコンを選択後、ほうきをギターに見立て、かき鳴らす動作を行うとギターの音が鳴り響く。もしくは、同じように銃のアイコンを選択し、バナナを銃に見立てて上下に揺らせば、電子銃の音が出るといった具合だ。他にも魔法のステッキ、テニス、ゴルフ、ドラム、手裏剣などさまざまなモードが用意されている。

これがあれば、男の子はまるでアクション漫画やアニメに登場する勇敢なヒーロー。女の子なら、アニメの世界で活躍する魔法を使うヒロインになりきれる。遊びを通して子供の想像力が豊かになることが期待でき、教育面でも恩恵が得られそうだ。

また、同アイテムが複数台あれば、新聞紙を丸めた棒でチャンバラごっこや、ギターとドラムのセッションなど、組み合わせ次第で遊びの幅をどんどん広げていくことができる。

動きと音が連動することで、体全体を使って遊びを楽しめる「Moff Band」。子ども同士の仲を深める遊び道具としてはもちろん、忙しい父母にとっても貴重な親子のコミュニケーションツールとして一役買いそうだ。

文:山中一生