2014/09/10

iPhone 6の発表にもあった『キャリアアグリゲーション』って何?

アメリカのApple社は、9月9日に米国・サンフランシスコで発表会を開催し、iPhoneシリーズの最新モデル「iPhone 6」を発表した。同機種は、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation:CA)技術に対応し、日本では、KDDIがこの技術を利用したサービスを提供する。iPhone 6は、日本を含めて米国など10カ国で9月19日に発売される予定で、予約は9月12日より受け付ける。

ところで、今回のiPhone6から対応するキャリアアグリゲーションは、日本国内ではKDDIが初めて導入した技術だ。Carrier Aggregationを直訳すると、「電波」を「集める、集約する」ことを意味する。異なる電波(周波数帯)を集め、ひとかたまりにして(広帯域化)、データを送信することで、高速で安定したLTE通信を可能にする。

KDDIは、800MHz帯の10MHz幅の帯域と、2.1GHz帯の10MHz幅の帯域にこのCAを適用している。それぞれ10MHz幅では受信最大75Mbpsのデータ通信が可能だが、800MHzと2.1GHzの2帯域を束ねることで、合計20MHzの帯域幅を確保し、受信最大150Mbpsの高速通信が可能になる。さらに、片方の電波の速度が遅くなっても、もう一方の電波で補うことができるため、これまでよりもより安定した通信が可能になる。

百聞は一見に如かず、まずは分かりやすく解説した動画をご覧いただきたい。

文:田代くるみ

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