2014/09/08

小泉復興大臣政務官が「KDDI復興支援『社外マルシェ』」を視察 社員食堂で福島県会津名物のソースかつ丼の試食も

東日本大震災から3年半の月日が過ぎようとする8月21日。東京・飯田橋のKDDI本社ビルで、被災地復興を目的とした「KDDI復興支援マルシェ」が開催された。

2012年7月に「復興支援室」を立ち上げ、東北の復興支援に取り組んできたKDDI。現在は復興庁、ならびに東北の4つの自治体(釜石市、気仙沼市、東松原市、仙台市)へ計5人の職員を派遣し、復興に関する現場活動に加わっている。長引く風評被害に苦しむ被災地産品の消費拡大を目的にした今回のマルシェは、こうした取り組みの一環として、復興庁及び経団連からの要請を受け実現した企画だ。

当日は、小泉進次郎復興大臣政務官が現場視察のため来社。社内にてKDDI田中社長と挨拶を交わした小泉氏は、「今回のマルシェは、地元の飯田橋町会の皆さんのご協力、さらに地元の大学生の方にもボランティアとしてご参加いただいています。こんなにも周囲の人々を巻き込んだ形のマルシェは他にありません」と今回の企画を評価。「『社内マルシェ』でありながらも、『社外マルシェ』でもあるのではないでしょうか」と語った。

その後、小泉復興大臣政務官一行はKDDIの社員食堂へと移動。小泉氏らは、特別メニューとして食堂で提供された会津名物のソースかつ丼に舌鼓を打ちながら、復興支援室のメンバーらと意見交換を行い、食後には社員一人ひとり握手を交わしながら交流した。

食堂を後にした一行は、KDDI社員や地元住民の方々でにぎわうマルシェ会場へ。今回のマルシェには、東北の野菜や名産品を取り扱う4店舗が出店、一部店舗ではKDDIのプリペイド式電子マネー「au WALLET」も導入された。福島県喜多方市に蔵元を構える「大和川酒造店」のブースに足を運んだ一行は、同店一押しの日本酒を購入。田中社長が早速au WALLETで支払いを済ませると、小泉氏もその場で決済できる手軽さに感心した様子。

大和川酒造店の店員は、「震災から3年以上が経過しましたが、いまだに風評被害はおさまりません。このような場所に積極的に出店することで、安心安全なお酒だということを知っていただきたいです」と、マルシェ出店への思いを語った。また、現場を視察した小泉氏も、「イベントを通し、あらためて多くの方に、被災地の復興に民間企業の関わりが欠かせないことを知っていただけたのでは」と感想を述べた。

東北の地方自治体への社員派遣や、東北の子どもたちへのICT教育など、これまでも被災地支援に取り組んできたKDDI。今後も、復興支援室メンバーによる現地での活動をはじめ、社内マルシェといった都内での活動も積極的に継続実施する方針だ。

文:田代くるみ

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