2014/08/04

自分のポッカリ空いてしまった時間を『TimeTicket』を使って寄付

普段生活している中で、空き時間を無駄に過ごしてしまった経験は、誰にでもあるのではないだろうか。今、一部ネット上で話題になっているのが、その空き時間を有効活用できるサービス「TimeTicket」だ。

株式会社レレレが開発した「TimeTicket」は、自分の空き時間に値段を付け、その時間を買いたい人に売るサービス。最短30分から最大5時間の間で自由に設定し、販売することができ、売り上げの一部をNPOなどに寄付することも可能。

利用者は、サイト登録し、販売したい時間と1時間あたりの価格を設定する。価格は1時間あたり千円~1万円の間で設定でき、サイト上で"チケット"として登録される。その際、「この街の面白いスポットを案内します」など、自分の空き時間に付加価値を付けて販売する。その"チケット"を見た人が申し込みをし、「OKボタン」で快諾すれば、販売が成立するという仕組み。提供者は申込者のプロフィールなどを見て、拒否することもできる。

空き時間が売れた後は、売上の30パーセントは運営会社のレレレに手数料として支払い、残った金額のうち10パーセント以上をNPOなど指定した団体に寄付する必要がある。寄付金のパーセンテージは自分で設定し、最大で手数料を引いた全額を寄付することができる。

現在、「TimeTicket」で寄付できる団体は全部で9つ。アフリカなどの子どもたちに本を寄付するボランティア団体「Room to Read」や、ミャンマーやカンボジアなどで医療活動をするボランティア団体「ジャパンハート」などがある。

今後、このサービスが浸透することで、空き時間を有効に活用できたり、寄付への関心が高まる人も増えるかもしれない。興味がある人は、登録して、自分の空き時間を販売してみてはいかがだろうか。

文:山田滝音