2014/07/17
キーボードなしで文字入力が可能に? エアーキーボード『AirType』
最近では、ノートパソコンではなく、iPadなどタブレット端末を持ち歩くビジネスマンが増えている。ただ、実際に業務で使うとなると文字入力に手間がかかるため、専用キーボードを携帯せざるを得ず、結局、ノートパソコンを持ち歩くのとさほど変わらない......なんてこともあるだろう。
しかし、近い将来、そんな「残念なこと」ともお別れできるかもしれない。現在、アメリカでキーボードのいらない文字入力デバイス「AirType」の開発が進んでいるからだ。
「AirType」は、両手の手のひらに装着してタイピングの動きを覚えるデバイス。まずユーザーは、デバイスを両手に装着したままキーボード上でタイピングをする。そして、デバイスが指の動きを覚えれば準備完了。あとは、利用したい時にiPadなどの機器とBluetooth接続するだけ。デバイスを装着し、機器の前でキーボードがあるかのように"エアタイピング"をすると、指の動きに合わせて画面に文字を入力することができる。
現在は開発段階だが、仮にこのバーチャルキーボードが商品化された場合、机の上ではもちろん、電車やバスの待ち時間などさまざまな場所で活用できそうだ。文字を入力したいと思った瞬間に、その場で"エアタイピング"するだけで文字が打てるようになるのだから。
さらに、将来的にはGoogle Glassのようなメガネ型ウエアラブルデバイスと接続し、レンズに画面を映し出すことで、iPadなどの端末を使わなくても文字入力などができるように開発を進めているとのこと。
なお、本製品のwebサイトからメーリングリストに登録すると、随時最新の情報が入手できる。同サイトでは、イメージ動画も紹介されているので、興味がある人は一度見てみるとよいだろう。
文:山田滝音