2014/04/24

KDDI、全国84空港すべてで4G LTE化が完了 空港の待ち時間がより快適に

もうすぐゴールデンウィークがやってくる。この絶好の機会を利用して国内・海外を問わず、いつもより遠い所に行ってみようと検討している人も多いのではないだろうか。

遠出となると、移動手段にバスや鉄道といった交通機関のほか、飛行機の利用が想定される。飛行機を利用する際は、チェックインや荷物検査、海外旅行であれば出国審査など多くの手順を踏むため、時間に余裕をもって空港へ到着することが必須となる。

余った時間には、スマートフォンで旅行先の観光スポットや滞在するホテルへのルートなどをチェックしたり、暇つぶしにネットサーフィンにいそしんだりした経験があるはずだ。その快適さを左右するのは、やはり"電波のつながりやすさ"といっても過言ではないだろう。電波状況によって、空港での待ち時間の質が左右されるだけに気になるところだ。

KDDIは3月31日、800MHzの高速通信サービス「4G LTE」を、定期便が就航する離島を含めた全国84の空港で利用できるようになったと発表。出発前の空港はもちろん、目的地の空港に着いてからも、快適にスマートフォンを利用できる。

例えば、国内最北の国立公園がある北海道にある利尻島の利尻空港、日本最西端の空港である沖縄・与那国空港、東京から南に約290km離れた八丈島空港でも「4G LTE」の恩恵を享受することができる。

飛び立つ前に空港での現地情報の入手をはじめ、帰途につく途中の空港では、旅で撮りためた写真を、コメントと共にSNSにアップする作業もはかどるはず。電波のつながりやすさが、ゴールデンウィークの大切な思い出作りに一役買ってくれそうだ。

文:山中一生