2014/04/17

『地理院地図3D』公開、全国の地図をウェブで立体表示

国土地理院が3月19日、全国各地の立体地形図を見ることができるサイト「地理院地図3D」を開設した。3Dプリンターで立体地形図を出力するためのファイルをダウンロードすることも可能で、今、流行りの3Dプリンターブームに拍車をかけそうだ。

3D地図というと、「Google Earth」を思い浮かべるかもしれないが、「地理院地図3D」は、等高線などで表示されていて、その土地の地形などが分かりやすく表示される。

国土地理院では、立体模型の作成などをアピールしているが、高低差を視覚的に確認できるので、自転車のツーリングコースを設定する際にも役立ちそう。また、地理の授業などに活用すれば、関心を抱く生徒も増えるだろう。

山や川などといった自然が好きな人にとっては、旅行計画を立てる際に使用しても話が盛り上がる。また、行ったことのある場所を3D地図で見るだけでも十分に楽しめると、現在サイトがつながりにくくなるほどの人気を集めている。

将来的には、旅行会社が注目して、3D写真を使用したパンプレットも登場するのも時間の問題かもしれない。

文:山田滝音