2014/04/11

現実を拡張する? メガネ型スマートフォン『mirama』がスペイン・バルセロナで話題

こんなこといいな、できたらいいな。映画や漫画で思い描いた未来予想図が、ついに現実のものとなった。

2月下旬にスペインのバルセロナで開催された世界最大のモバイル見本市「MWC(モバイル・ワールド・コングレス)2014」で話題を呼んだのは、大阪市北区にある株式会社ブリリアントサービスが開発したスマートグラスの「mirama」。

スマートグラスとは、メガネをかける要領で頭部に装着して使用するウエアラブルデバイス。視界に、今、目の前にある現実と「AR(拡張現実)」と呼ばれる技術で作り出す仮想の現実を重ねて表示し、手のジェスチャーで直感的なアプリケーションの操作を行うことができる。メガネ型の次世代型スマートフォンと表現したほうがピンとくるかもしれない。

「mirama」は昨年発表、同年には試作機の販売を開始。そして、今年新しいプロトタイプの展示を行うなど、驚くべき速さで進化を遂げた。

あなたがスマートグラスのレンズを覗く日は、すぐそこまできている。

文:大川竜弥