2014/04/03

ヴァージンアトランティック航空が、Google Glassを使った新しい「お・も・て・な・し」にチャレンジ

日本国内でもLCC(ローコストキャリア)の就航が増え、他社との差別化を図るために各社知恵を絞っている。人気キャラクターを機体に描くのはもうお馴染みの手法だが、最近では、期間限定でCAにひざ上15センチのミニスカート制服を着せるエアラインも登場。イギリスのヴァージンアトランティック航空も、新しい顧客サービスにチャレンジしている。

といっても、ものすごく画期的なシステムやハードウェアを同社が開発したり、CAにイケてる制服を着せたわけではない。ロンドン・ ヒースロー空港のファーストクラス専用ラウンジの職員に、Google Glassを装着させたのだ。

ラウンジの職員がGoogle Glassを装着することによって、最新のフライト情報をチェックしたり、渡航先の天気やイベントなどの情報を即座に提供することが可能になる。将来的には、顧客情報と紐付けて、好みの機内食メニューを案内するなど、よりパーソナライズしたサービスの提供も可能になるという。

Google Glassを使った、ヴァージンアトランティック航空の新しい「お・も・て・な・し」。航空業界では初めてのチャレンジとのことだが、ニューヨークでは警察が市内のパトロール用にテストするなど、Google Glassの活用例はますます増えそうだ。

文:加瀬正清