2014/03/03

ウエアラブルにも程がある メガネの次の斜め上を行く新たな挑戦、 Googleが開発中の『スマートコンタクトレンズ』

GoogleGlassの発売を控えているGoogleの次のビジョンが発表された。その一つが血糖値測定を目的としたコンタクトレンズ型デバイスである。GoogleGlassのような多機能なウエアラブルコンピュータではないため若干地味だが、Googleがまだ進出していないヘルスケア分野という視点から見れば、非常に意欲的で挑戦的な商品だといえる。

このデバイスは血糖値を測定する際の手間や痛みを軽減することができるだけでなく、理論的には常時データを取ることが可能であるため、体の(このデバイスの場合は血糖値のみだが)異常を素早く発見することができる。

今後こういった商品が増えていけば、例えば涙から血糖値、下着で体温や発汗の状態、腕輪で脈拍などを測り、靴で体重を測定して、アプリで毎日健康診断が行えるようになり、診察の時間を大幅に減らすことができたり、もはや診察すらクラウドで行うことができる日が来るかもしれない。

文:七ケ島喬介