2014/01/21

国内販売間近の噂? タブレットでもない、スマートフォンでもない、ファブレットって何?

スマートフォン、ファブレット、タブレットの画面サイズ比較

スマートフォンでは画面や文字が小さい。だからといって、スマートフォンと別にもう1台、タブレットを持ち歩くのは煩わしい。

そんな「もう少し大きければ」「もう少し小さければ」というニーズに応えることができる製品が、スマートフォンではなく、タブレットでもない、“ファブレット(Phablet)”だ。

ファブレットをあえて定義するならば、“スマートフォンよりも一回り大きく、かつタブレットよりもコンパクトなサイズの端末”。タブレットの使い勝手とスマートフォンの通話機能や通信機能を内蔵したもので、ファブレットという言葉自体は、Phone+Tabletの造語だ。

現在、各キャリアから発売されている製品で考えると、GALAXY Noteがそのイメージに近いだろう。スマートフォンに比べると、ファブレットはもう少し大きな液晶画面を持つ。5インチ以上7インチ以下程度の液晶を備えるものが多い。

ピンチアウトする手間なしに、大きめの文字サイズでインターネットやアプリを使用することができるため、「iPhoneや普通のスマートフォンでは、アイコンや文字が小さくて使いづらい」と思っている中高年層へアピールしやすく、中高年層へのスマートフォン普及の切り札として期待されている。

現在、国内キャリアから販売されているファブレットは、先に紹介したGALAXY Noteぐらいだが、SIMフリーで利用できるグローバルモデルとして昨年初頭に一部コアユーザーの間で人気となったXPERIA Z Ultra(6.44インチ)や、2014年前半にはHTC社のファブレットHTC ONE MAXの発売が噂されている。

今年は“ファブレット”がモバイル分野での一つのキーワードになりそうだ。