2014/11/25

自動更新は電気を消耗する? バッテリー切れを防ぐスマホの電力管理術

スマートフォンは、さまざまな機能があることで便利な半面、バッテリーの"持ち"が気になるのも事実。ときには、バッテリーが切れてしまったことで、大切な仕事の電話を受けることができない、なんてことも......。

そんな事態を避けるためにも、バッテリー残量には最低限の注意を払いたいところ。今回は、スマートフォンの電力消費をできるだけ抑える方法を紹介したい。


【1】まず見直したい、普段からの使い方

スマートフォンの電力消費を抑える基本中の基本は、「使わないときはスリープ」にすること。ポケットやカバンの中にスマートフォンを入れるなど、一度手放すときには、必ずスリープにする癖をつけると良い。また、Bluetoothを常時オンにしている人も多いかもしれないが、当然、電気も消耗する。ファイルのやり取りの頻度が少ない人であれば、Bluetoothをオフにしておくことも効果的だ。


【2】アプリの更新も電力消費の一因 対策には自動更新のオフを!

スマートフォンを購入した時点で、さまざまなアプリがプリインストールされているが、実はこれらが行う「自動更新」が電力消費の一因となっている。また、電力だけでなく、通信量も増えてしまい、自動更新が月々のデータ使用量を圧迫してしまうこともある。

以上の点から、アプリの自動更新は「オフ」にしておいた方が良さそうだ。まずは、Androidの自動更新設定について説明しよう。

Google Playを開き、メニューボタンを押す。メニュー一覧が表示されたら、「設定」を選択。すると、「アプリの自動更新」という項目があるので、これをタップし、「アプリを自動更新しない」を選べば、自動更新はオフとなる。

一方、iOSの場合は、設定画面の「iTunes & App Store」に「自動ダウンロード」の項目がある。「ミュージック」「App」「ブック」「アップデート」と4つに分かれているが、自動更新にあたるものはこの中のアップデートだ。アプリ以外も自動更新する必要がなければ、すべてオフにすれば良い。


【3】バッテリー消費を管理するアプリ

自動更新が電力を大きく消費する原因となる一方で、できる限り消耗しないように管理してくれるアプリも存在する。auスマートパスでは、「超電池」「あにまるバッテリー」などが用意されている。こうしたアプリは、スマートフォンを机の上などに置くと、バックライトを自動で消したり、動画閲覧中にバッテリー残量から再生可能時間を教えてくれたりするので、うまく活用したいところだ。

文:藤麻 迪