2014/07/30

まだマウスしか使ってない? webブラウジング時のキーボード活用法

パソコンでネットサーフィンしているとき、あなたの手はどこに置かれている? 検索するときはキーボードを使うけれど、目的のページにたどり着いた後は、マウス、あるいはノートパソコンのタッチパッドに触れている時間の方が長いのではないだろうか。

だが、webブラウジング時でも、各々のキーがそれぞれの機能を持っている。そこで今回は、ブラウジング時のキーボード活用法を紹介しよう。クリックだけではできない操作もあるので、覚えておいても損はないはずだ。

【1】変換だけじゃない! スペースキーでスクロール

上下に長いページを見ているとき、マウスやタッチパッドでスクロールすると「あ、行き過ぎちゃった......どこ見てたんだっけ?」と、必要以上にスクロールしてしまうということが度々起きないだろうか?

これを防ぐのに最適なのが、スペースキーだ。文字を変換したり、検索で複数のキーワードを入力するときの空白を挿入するために使うイメージが強いスペースキーだが、実はスクロール機能もある。試しに、上下長めのページで1度スペースキーを押していただきたい。カーソルが下へ向けて1段、下がるはずだ。

【2】Tabキーでリンク先へ飛ぶ

各種webサービスやネットショッピングなどの登録フォームで、Tabキーを使い次の入力スペースへ移る、という使い方をしている人もいると思う。

一方、登録フォーム以外でTabキーが使えないというわけではない。「次のリンクへ移る」という機能もあるのだ。実際にTabキーを押してみると、リンクを囲む線が現れるのが分かると思う。さらに、あるリンクが選択された状態でEnterを押すと、そのリンク先へ飛ぶこともできる。

【3】膨大な文字量、欲しい情報はどこ? Ctrl+Fでページ内検索

検索結果で出たページを見てみると、文字数が膨大で、どこに欲しい情報があるのか分からない、という経験をしたことがある人も多いはず。

そんなときは、Ctrl+Fの同時押しで「ページ内検索」を行おう(Macの場合はcommand+F)。ブラウザの端に検索窓が表示されるので、そこに単語を打ち込めば該当するページ内の箇所にスクロールしてくれる。また、ページ内検索を終えたい場合、Escキーを押せば通常の状態に戻る。

webブラウジング時のキーの機能はほかにもあるが、今回、紹介したものは覚えやすく、使う機会が多い動作ばかりだ。もちろん、マウス、トラックパッドも決して不要なデバイスではないので、キーボードと併用してより効率的にブラウジングを楽しもう。

文:藤麻 迪