2014/06/09

作業の能率が格段にUP! ゲーミングマウスで差をつけろ

仕事でPCを使う機会が圧倒的に増えている現代。やはり、作業環境を整えることが、能率アップや疲労の軽減につながってくる。そのために、大容量のメモリを増設してみたり、打ち心地のいいキーボードや、ブルーライトカットのディスプレイを選んだりなど、さまざまなアプローチがある。

そんな中で、マウスはあまり注目されていないかもしれない。ワイヤレスにするか・しないかくらいの選択肢はあるだろうが、本稿では意外と知られていない「ゲーミングマウス」を紹介したい。

「ゲーミングマウス」は、その名の通りゲーマー用に開発されたマウスで、ゲームをやらない人にとっては、いくらか敷居が高く感じてしまう代物。しかし、名前で損している部分があるというか、実は「ゲーミングマウス」は日々の仕事に導入しても、確実に作業の一助となるいくつかの特長を備えている。

まず、「ゲーミングマウス」は、ゲーマーが長時間快適にプレイできることを前提に、握り心地などの形状が緻密にデザインされている。人体工学に基づいて設計されているものもあり、使用感は普通のマウスに比べて「段違い」と言う人もいる。

さらに、サイドボタンの存在である。一般的なWindowsのマウスは左右クリック、中央のホイールボタンで完結するが、「ゲーミングマウス」の多くはサイドボタンを備えている。製品によってその数や付いている位置などが異なるが、多くは右手親指の部分に少なくとも二つ以上のボタンがついている。そしてこのサイドボタンに、自分がよく使うショートカットキーなどを登録することができるのだ。

例えば、筆者の場合、資料をまとめたりする作業に「コピー」「ペースト」を非常によく使う。マウスでコピペを行いたい場合、普通のマウスなら「右クリックで"コピー"を選択→右クリックで"貼り付け"選択」とやるか、あるいは「右手にマウスを持って、左手でショートカットキー操作を行う」という形になるが、ゲーミングマウスのサイドボタンを使用すれば「右手で2回クリック」するだけで済む。言ってしまえば、たったそれだけの差なのだが、これが案外バカにできないもので、このサクサク感が自分の作業への集中力を向上させているであろうことも痛感している。もう「ゲーミングマウス」なしでの作業は考えられない――というのが実際に使っている筆者の感想である。

仕事上、PCを長い時間使わなくてはならないユーザーにはぜひともお薦めしたい。「ゲーミングマウス」で作業に差がつくことは間違いない。

文:武藤弘樹