2014/06/05

もっさりPCもサクサク動くようになる? 今すぐできる4つのTIPS

今使っているPCは、スピーディーに、サクサク動いているだろうか。ちょっとした読み込み時間などは、使用者の集中力低下やイライラにつながるし、何より作業効率に関係してくる。そこで、PCをサクサク動くものに変えられるいくつかの簡単な方法をご紹介しよう。なお、PCの動作を向上させる代表的な手段として「メモリーの増設」があるが、こちらはコストがかかるためここでは紹介しない。

■デスクトップの表示に鍵あり
これには、いくつかのアプローチがある。まず、「デスクトップに並んでいるアイコンを減らす」というもの。フォルダをうまく活用してアイコンの整理をしよう。次に、これはWindowsの話になるが、「クラシック表示にする」というもの。デスクトップ上で右クリックをし、「個人設定」や「プロパティ」などから設定しよう。ほかには「スクリーンセーバーを停止する」という方法もある。視覚効果は容量を使うので、これらを改善することでPCの動作が速くなる、というわけだ。

■必要なデータはDドライブに
これもWindowsの話になるが、一般的にWindowsのPCは、CドライブとDドライブ、2つのドライブを備えている。通常、Cドライブにはパソコンを正常に動かすために必要なシステムファイルなどが保存されているため、Cドライブの空き容量が少なくなると、パソコンの動作が遅くなったり固まったりすることがある。そこで、自分で作成したファイルやデータなどをDドライブに保存することで、Cドライブに余裕を持たせてPCの動作を向上させよう。何も設定していない状態ではCドライブにデータが溜まっていくのでDドライブに移すか、あらかじめDドライブにデータが保存されるように設定しておこう。

■勝手に仕事しているプログラムたち
ユーザーの知らない場所で勝手に仕事をしているソフト、アプリを見直そう。仕事をしているといっても、ユーザーにとってそれが必要でない場合もある。常駐ソフトの停止、ウイルスソフトの見直しなどが効果的だ。

■PCのお掃除
使わないプログラムの削除、スタートアップ項目の削除、不要なアクセサリやゲームの無効設定などを行おう。また、効果的なのが「ディスククリーンアップ」と「最適化」。例えば、Windows7なら"コンピューター"を開く→Cドライブアイコンを右クリック→"プロパティ"からそれぞれ行える。いったん選択したあと、少し時間がかかる場合もあるが、やり方は極めて簡単だ。

特にイライラや違和感を覚えないPCでも、試してみたら動作が向上することも多く、「こんなサクサクした世界があったのか」と驚嘆することになるだろう。ぜひ一度試してみることをお勧めする。

文:武藤弘樹