2014/03/20
新入社員必見! スマホ慣れした君に贈るPCの『ショートカットキー』講座(Windows編)
前回の記事では、キーボード初心者に知ってもらいたい「ファンクションキー」活用法をお伝えしたが、今回お届けするのは、仕事の効率化のためにぜひともマスターしたいキーボードの「ショートカットキー」講座。特に使用頻度の高い、ワード、エクセル、パワーポイントなどで使える「Ctrl+□」の組み合わせを紹介する。
●基本の基本、全文選択と全文検索
全文の選択は、Ctrl +Aで簡単に行える。「マウスでもできるじゃないか?」。そう思う人もいるだろうが、数百ページにわたって行うとしたら? Ctrl+Aなら、一瞬で全文選択できる。
また、全文関係では、Ctrl+Fで全文検索を行うことも可能だ。これも修正したい語句がある場合や、その語句に関係する文章に一発で飛べるので、資料作成の際には非常に役立つ。
●いわゆるコピペ
Ctrl+Cは選択した範囲のコピーを行うことができ、Ctrl+Xでは切り取りを行うことができる。
そしてコピー(Ctrl+C)、もしくは切り取り(Ctrl+X)をしたデータは、Ctrl+Vで任意の場所に貼り付けることができる。前後の文章を入れ替えたり、繰り返し同じ言葉を入力する時には非常に役に立つ。
このショートカットは、ほとんどのアプリケーションで図形などに関しても使える。Windowsで最も頻繁に使われるショートカットといえるだろう。
●セーブとオープン
Ctrl+Sでは、ファイルの保存を行う。わざわざマウスを握ってセーブアイコンをクリックする必要がない。重要な作業をしている際は、小まめに保存するのを忘れずに。
Ctrl+Oではファイルを開くことができるため、こちらもキーボードからマウスに持ち替える手間が省け、入力に集中することができる。
●「あ! 消しちゃった」と思っても、落ち着いて
作業中に、間違って文章や図形を消してしまった時は、慌てずにCtrl+Zを。直前の作業、つまり削除作業を取り消すことができる。
いろいろなショートカットキーがあるが、特にCtrl+SとCtrl+Zは、いの一番に覚えておくといいだろう。
どの組み合わせも基本的にキーボードのみで作業を完結させるためのもの。今回紹介したショートカットは基本中の基本だが、マイクロソフトのホームページには、他にもさまざまなショートカットキーが紹介されている。役に立つショートカットを見つけてほしい。
■Windows 8の一般的なショートカットキー
Ctrl+A ⇒ ドキュメントまたはウィンドウのすべての項目を選択する
Ctrl+C ⇒ 選択した項目をコピーする
Ctrl+D ⇒ 選択した項目を削除し、ごみ箱に移動する
Ctrl+S ⇒ 上書き保存する
Ctrl+V ⇒ 選択した項目を貼り付ける
Ctrl+X ⇒ 選択した項目を切り取る
Ctrl+Y ⇒ 操作をやり直す
Ctrl+Z ⇒ 操作を元に戻す
Ctrl+R ⇒ 作業中のウィンドウを最新の情報に更新する
■オフィスの一般的なショートカットキー
Ctrl+N ⇒ ドキュメントを新規作成
Ctrl+O ⇒ ドキュメントを開く
Ctrl+W ⇒ ドキュメントを閉じる
Ctrl+F ⇒ 検索ウィンドウを開く
Ctrl+P ⇒ ドキュメントを印刷する
文:七カ島喬介