2014/08/13

交通事故を起こせば携帯電話押収 運転中の携帯使用を厳しくチェックするイギリス警察

イギリスで交通事故を起こすと、すぐにドライバーの携帯電話は押収されることになる。運転中に通話していたり、テキストメッセージを送受したりしていなかったか確認するのが目的だ。従来は運転者が死亡あるいは重傷を負っていた場合のみ携帯電話を調べていたが、今後は軽微な事故でもチェックされる。運転中のテキストメッセージ利用の反則ポイントも3点から6点に引き上げられる。これにより2回の違反で免許停止になるらしい。

運転中にモバイル機器を使用する危険性は各国で注目されていて、イギリスでは毎年500人以上が亡くなったり重傷を負ったりしているという。

市民の間には、軽い事故でも携帯電話を取り上げるのはやり過ぎだという声もある。確かに事故の直後には、約束の時間に遅刻する連絡や保険会社への連絡など、電話を使いたくなる場面がありそうなので無理もない。運転中の携帯電話操作がそれだけ問題視されているということだろう。

著者:信國 謙司(のぶくに・けんじ)

NTT、東京めたりっく通信、チャットボイス、NECビッグローブなどでインターネット関連の事業開発に当たり、現在はモバイルヘルスケア関連サービスの事業化を準備中。