2014/05/30

ゴルフ上達に役立つスマートセンサー続々登場 au +1collectionで購入できる3Dモーションセンサーも

ゴルフレッスンでは、古くから連続写真やビデオを使って自分のスイングを見せ、欠点を矯正する方法が使われてきたが、スマートフォン時代にはレッスンプロに頼まなくても自分でフォームの修正ができる。加速度センサー、Bluetooth、3D表示CG、リチウムイオン電池、スマートフォンやタブレットの大きなカラー画面と大容量のメモリーと高速プロセッサーが身近になったおかげだ。

au+1collectionで取扱い開始となった「Bluetoothゴルフスイングセンサー」は、Zepp社製のゴルフスイングを計測するモーションセンサーだ。ゴルフグローブの甲に装着する。そのため、ドライバー、アイアン、パターと、ゴルフクラブを持ち替える際にも取り付け直す必要はない。クラブのヘッドスピード、ポジション、スイングテンポを計測できるほか、アプリ画面上にスイング軌道が3Dアニメーションで表示され、いろいろな角度から自分のスイングをチェックすることが可能だ。また、Zeppセンサーには、テニス用や野球用の取り付けマウントと専用アプリもある。こちらはラケットまたはバットのグリップエンドに専用のマウントで取り付ける。なお専用マウントについては国内販売代理店のフォーカルポイント株式会社ウェブサイトより購入が可能だ。「Bluetoothゴルフスイングセンサー」は5月下旬以降、KDDI直営店およびオンラインショップで販売を開始する。

一方、「SwingSmart」は、ゴルフクラブやパターのシャフトに装着するモーションセンサーだ。Bluetoothでスマートフォンやタブレットにスイング情報を送り、分析して3Dで表示してくれる。クラブの種類は選ばない。雨の日に(天井が十分に高ければ)自宅で練習することもできる。パットやスイングの軌跡で遊ぶミニゲームも用意されている。パターン認識技術を活用することで、設定や微修正が不要。簡単に使い始めることができるそうだ。

「3BaysGSA PRO」は、世界最軽量(9.8グラム)を謳っているゴルフ用センサーで、パターのボールマーカーのような形状。サイズはマーカーよりも相当大きいが、尖った部分をクラブのグリップエンドに挿し込んで使う。パター用の3BaysGSA PUTTもある。

同じ球技でも、ボールそのものにセンサーを埋め込んでいるのが、94Fifty「スマートセンサーバスケットボール」。ドリブルの速さ、強さ、パスを受け取ってから次にパスするまでの速さ、シュートの軌跡、バックスピンのかかり具合を計測し、Bluetoothで瞬時にスマートフォンに送信する。プレイヤーを識別する機能はないのでゲームで使うことはできないが、普通に練習していれば決して得られることのないシュートのリリースの角度などのデータが得られる。このボール、電気製品なので、ワイヤレスの専用チャージャーで充電して使う。

著者:信國 謙司(のぶくに・けんじ)

NTT、東京めたりっく通信、NECビッグローブなどでインターネット関連の事業開発にあたる。現在はビジネスアーキテクツ社にてモバイルヘルス分野の新事業立ち上げに従事。同志社大学ビジネススクール嘱託教員として「技術開発と事業化戦略」を担当している。