2014/05/28

子どもの動きを検知する『ゆるキャラ』センサー

ロンドンのスタートアップであるBleepBleeps社は、カラフルな積木のようなデバイスを続々と発売する予定だ。その第一弾が、サミースクリーマー(Sammy Screamer)という三角形の「モーションアラーム」だ。主に小さな子どもの行動を、ゆる〜く監視するために使う。

ドアや冷蔵庫の扉、お菓子を入れる大きな容器、子どものナップザック等に取り付けておくと、それらの動きを検知して、Bluetooth LE(Low Energy)で保護者のスマートフォンに通知してくれる。スマートフォンから30m以内でなら、子どもが部屋から出たり、部屋に入ったり、冷蔵庫の扉を開閉したり、三輪車を動かしたりすると、分かるようになる。サミースクリーマーをストラップで吊るしたり、背面のマグネットで取り付けたりしておけばよい。AndroidかiOSのアプリ(無料)で、アラームの音量とセンサーの感度を設定できる。

色は赤、ピンク、オレンジ、黄色の4色。50ユーロ(約7,070円)で予約販売中だ。動きを感知したら叫び声を上げる(screamする)サミーのデザインは、おもちゃのブロックのようなデザインで、叫んでいる顔のようにも見える。

BleepBleeps社は、サミースクリーマーに続き、耳で測る体温計のトニーテンパ(50ユーロ)の予約販売も行っている。GPS機器や赤ちゃんモニターなどの開発も予定されていて、いずれもカラフルでブロックのような積木のような顔のデザインとなっている。

著者:信國 謙司(のぶくに・けんじ)

NTT、東京めたりっく通信、NECビッグローブなどでインターネット関連の事業開発にあたる。現在はビジネスアーキテクツ社にてモバイルヘルス分野の新事業立ち上げに従事。同志社大学ビジネススクール嘱託教員として「技術開発と事業化戦略」を担当している。