2014/05/01

イギリスで人気を博した、世界一重たいiPhoneケース

ToneFone

世界一健康にいいiPhoneケースと標榜する「ToneFone」世界一健康にいいiPhoneケースと標榜する「ToneFone」(DesirableBody)

イギリスで発売され、売り切れるほどの人気を博したiPhoneケース「ToneFone」は、おそらく世界でいちばん重たいスマートフォン用ケースだろう。1kg版と1.5kg版があるが、形状は中心部が薄く両端が分厚い。そう、ダンベルなのだ。100%英国産の鉄製ケースを柔らかくて耐久性のあるラバーで覆ったもので、腕を鍛えるのに使う。

これさえあれば、電話をかける時も受ける時も、フェイスブックの「いいね!」やツイッターのツイートを見る時も、常に腕を鍛えることができる。スマートフォンやソーシャルメディアは、しょっちゅうチェックせずにはいられない人が増えているが、チェックすればするほど、腕の筋肉を強化することができる。iPhoneを手放せない人ほど、筋トレの機会が多くなるというわけだ。

DesirableBody社――直訳すれば「望ましい肉体」という名前のイギリスの会社――がこの製品を作った意図が、ジョークなのか真面目なのかは分からないが、一時的にせよ売り切れたことは本当のようだし、6月にはゴールドとグレイの2モデルが追加発売されるらしい。両腕を左右均等に鍛えるためには、通話は右手、画面操作の際は左手に持つなどの工夫が必要になるだろう。

著者:信國 謙司(のぶくに・けんじ)

NTT、東京めたりっく通信、NECビッグローブなどでインターネット関連の事業開発にあたる。現在はビジネスアーキテクツ社にてモバイルヘルス分野の新事業立ち上げに従事。同志社大学ビジネススクール嘱託教員として「技術開発と事業化戦略」を担当している。