2020/03/19

| 更新

2020/03/25

スマホの除菌方法は? 消毒用アルコールティッシュはOK? 正しい掃除の知識を解説

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今や生活必需品として持ち歩くスマホ。いつも持っているだけに、見えない汚れにさらされるリスクも高い。外出時に電車の吊り革や階段の手すり、ドアノブやボタンなど様々なものを触った手で操作するスマホは、できるだけ清潔にしておきたいもの。特に昨今の新型コロナウイルスやインフルエンザなど、感染予防やウイルス除菌のために、清潔に保つにはどうしたらいいのか。スマホメーカーに最新のお手入れ方法を聞いたので、正しい知識とともに注意点など解説する。

スマートフォンをクリーニングクロスで拭く画像

■スマホお手入れの基本知識

スマホの基本的な掃除方法は「専用のクロスで拭く」ということ。クリーニングクロスやメガネ拭きのような、乾いた状態の繊維が細かいやわらかい布で、画面や本体の汚れを拭き取ろう。異物がついたまま拭き取ろうとしたり、強くこすったりするのは画面や本体を傷つける可能性があるのでNGだ。

気になるのは、除菌のための消毒用アルコールティッシュや除菌シートの使用だ。各メーカーともに、取扱説明書の「取り扱い上のご注意」でアルコールやシンナー、ベンジンや洗剤、ガラスクリーナーなどの使用は、外装の印刷が消えたり故障の原因になると注意しているが、昨今のウイルスの影響により、一部のメーカーでは特定の条件を元に、消毒用アルコールシートなど殺菌効果のある手段を許容する見解も出てきた。具体的には、どのような条件だろうか。Appleの発表内容と、一部メーカーのコメントを紹介しよう。

最新のスマホお手入れ方法

■iPhoneのお手入れ方法(Apple)

・70%イソプロピルアルコール含有ワイプや、クロロックス除菌ワイプで、iPhoneの外表面をやさしく拭いて良い。
・漂白剤 (ブリーチ) は使用不可。
・開口部に湿気や水分が入り込まないように注意。
・洗剤類の中に iPhone を浸すのはNG。

イソプロピルアルコールは、工業用の洗剤のほか、メガネレンズやDVDなどのクリーナーとして利用されているアルコール類。クロロックスはアメリカで普及している漂白剤メーカーで、日本では通販で入手可能だ。今までの案内ではお手入れは「やわらかい布で拭き取る」もしくは一部モデルでの「温かい石鹸水に浸したやわらかい布で拭き取る」だけだったが、新型コロナウイルスの世界的な広がりを受け、上記のように変更された。詳細はAppleのホームページ記載内容を確認してほしい。

iPhoneをアルコール除菌シートでお手入れ

■Galaxyのお手入れ方法(Samsung)

メーカー担当者によると、スマートフォンの表面(前面・背面)を少量の消毒用アルコールが含まれた柔らかい布なので拭く程度であれば、問題はない。側面や端子部は乾いた柔らかい布で拭いてくださいとのこと。このようにGalaxyもiPhone同様に、少量の消毒用アルコールを含んだ布で表面を拭く程度であれば、お手入れを問題ないとしている。

スマホをアルコール除菌シートでお手入れ

■京セラ製スマートフォンのお手入れ方法(京セラ)

メーカー担当者によると、基本的には従来の取り扱い説明書に準拠するが、新型コロナウイルスの広がりを受け、以下のお手入れ内容をHPで公開した。

<防水(防水IPX5/8、IPX5/7)対応モデル>
・電源を切り、70℃以下の蒸しタオルでやさしく拭き取る(やけどに注意)程度であれば良い。
・糸くずの出ない柔らかい布にイソプロピルアルコール(99.7%以下)、エタノール(99.5%以下)を少量含ませ、本体を拭き取ることを許容。

その他、防水対応モデルでは、ハンド・ボディーソープでのお手入れ方法も新たに公開しているため、詳細は以下HPを確認してほしい。

蒸しタオルでスマホを掃除

その他のメーカーは、冒頭に紹介した「取扱説明書に準拠したお掃除方法」を推奨している。消毒用アルコールを含むお手入れには、どんな懸念があるのだろうか。

消毒用アルコール含有シートにおけるお手入れの注意点

従来の案内においては、除菌のためとはいえ消毒用アルコール含有シートを良しとしなかった理由がいくつかある。取り扱いに関しては引き続き注意したほうがいいだろう。

・表面コーティングや印刷の剥離
・パネル結合面の接着の劣化
・開口部への湿気流入
・防水性能の低下
・各種接続端子の劣化

スマートフォンには従来汚れがつかないよう、たとえばiPhoneでは撥油性のコーティングが施されており、アルコールやシンナー、洗剤によってそのコーティング剥離の懸念がある。印刷されている場所なども、何度もこすれることで剥がれてくる可能性がある。強く拭くなどの行為は、引き続き避けたほうが良いだろう。

また、今回OKとしている範囲は、あくまで画面や本体の表面だ。結合部や開口部はOKの範囲として記載がないため、接着劣化や湿気による水濡れや内部結露を防ぐためにも、引き続き避けたほうが良い。

スマホの開口部

正しい知識や注意点を知った上でスマホ掃除を

新型コロナウイルスやインフルエンザの対策としてアルコール消毒が推奨されているが、手をキレイにしたあとに外から持ち帰ってきたスマホをそのまま触るのは気になるところ。iPhoneやGalaxyなど、消毒用アルコールでの掃除がOKという見解も出てきているので、注意点を良く理解した上で、スマホを清潔に保つ参考にしてほしい。

文:TIME&SPACE編集部

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