2018/11/01

| 更新

2021/03/17

スマホで災害対策!非常時の備えにも普段使いでも役立つ『防災アプリ』4選

地震や大型台風、豪雨といった災害の増加にともなって、停電や断水など生活に影響を与えるような被害も増えている。地震や大雨といった緊急速報を通知してくれるアプリはいろいろ登場しているが、危険を知らされても日頃からの備えがなければ、いざというときの対応は難しいだろう。

そこで、普段から便利に使えて、いざというときのためにしっかり備えられる「無料防災アプリ」を厳選して紹介する。

東京都民以外にも役立つ情報を3つのモードで提供!「東京都防災アプリ」

東京都防災アプリ

東京都が制作、配布している冊子をアプリ上にて最適化したiOS、Android両対応の無料アプリ。「東京都防災アプリ」という名称だが、災害時のシミュレーションや日頃備えておくべきものの情報など、東京都民以外の人にも役立つ情報が多く、全国で利用されている。3つのモードがあり、全体的にイラストとあわせた説明が多く、視覚的に理解しやすい。また、日本語以外の言語にも対応している。

■シミュレーション感覚で防災知識を身につけられる「東京防災」モード

「防サイくん」というキャラクターと一緒に災害時などの対策が学べる。非常時の備蓄や家の中の備えを確認できるチェックリスト、防災の基本情報、クイズなどのメニューがあり、それらを利用すると防サイくんの部屋に家具や防災グッズが追加され、シミュレーションゲームのように楽しみながら防災知識を身につけられる。

東京都防災アプリ
東京都防災アプリ 防災に役立つ情報が充実。コンテンツを見ると「防サイくん」のおうちに家具や防災グッズが追加される

■非常時や普段の必需品や知識がわかる「東京くらし防災」モード

非常時だけでなく、普段のくらしで知っておくと安心な知識や、外出時に役立つグッズリストが用意されている。自分用の必需品を追加してリストをカスタマイズすることも可能だ。

東京都防災アプリ 防災に役立つ情報が紹介されており、さまざまなシーンにあわせて用意しておきたいグッズなども確認できる

また非常袋に入れておきたいおすすめのグッズも、基本編のほか女性向け、保護者向け、高齢者向けなど幅広くアレンジを提案。「緊急ブザー」機能もついており、鳴らすと同時に登録したメールアドレスに緊急連絡を送信できるので、ひとり暮らしや帰宅中などで万が一なにかあったときの備えとしても使える。

東京都防災アプリ 「東京くらし防災」モード 非常袋に入れておくといいものが確認できるほか、緊急ブザーを鳴らすことができる機能も

■災害時のお役立ちコンテンツ「災害時モード」

避難情報など、いざというときにほしい情報や、災害時の対策を教えてくれる。たとえば、事前に設定した「マイエリア」のほか、都内全域の最新の災害情報がひと目でわかる。マイエリアは3つまで選べるので、自宅、実家、勤務先などを設定するといいだろう。また緊急時に知りたい連絡先、交通情報、防災Twitterなどがまとめて紹介されているので調べる手間がない。さらにマップ機能は、事前にダウンロードしておくことでオフラインになっても使えるほか、「地域危険度マップ」や「水害リスクマップ」も用意されている。※通知や情報の対象は東京都内のみ

東京都防災アプリ 「災害時モード」 災害発生時を想定したモードではあるが、事前に「マイエリア」を設定して、内容を確認しておきたい

最寄りの避難所を検索してARのナビも使える「防災情報 全国避難所ガイド」アプリ

防災情報 全国避難所ガイド アプリ

現在地からもっとも近い避難所を検索して、道順をルート案内してくれる、災害時用ナビゲーションアプリ。iOS、Android両対応の無料アプリだ。全国の自治体が定めた災害時の避難所や避難場所を13万件以上収録しており、データベースは随時更新されている。オフラインにも対応しているほか、一時避難場所、帰宅困難者一時滞在施設、津波避難施設、さらに給水拠点や医療機関なども検索できるので、自宅や会社以外にも出張先や旅先での災害にあったときや、避難した先で必要な施設を探す場合にも役立つ。

防災情報 全国避難所ガイド アプリ 現在地の周囲にある避難所が地図上に表示される

Googleのパーソンファインダーを利用した安否登録や、災害伝言板の安否確認ができる機能も搭載されている。また、Lアラートに情報を配信している地域では、現在地に連動した「防災情報」がプッシュ通知される。地図の表示を切り替えて活断層や土砂災害警戒区域などを表示したり、AR(拡張現実)を使って避難所や自宅の方向を表示するARカメラ・コンパス機能、ライフラインに関するTwitterアカウントの一覧機能などがある。

防災情報 全国避難所ガイド アプリ 左:地図表示は切り替え可能 右:ARガイド機能を搭載

救急処置が必要な時の対応や万が一のために健康情報を記録しておける「MySOS」アプリ

MySOS アプリ

突然の事故やケガ、病気などの緊急事態にはついあわててしまうものだが、iOS、Android両対応で無料の救命・健康サポートアプリ「MySOS」を使えば、画面の指示にあわせて救援依頼がスムーズに対応できる。倒れている人を発見したときに必要な一次救命処置や、応急手当ての方法などをガイドする機能もあり、AEDの検索、子どもの急病への対処に迷ったときにはどう判断するかサポートもしてくれる。

MySOS アプリ
MySOS アプリ 緊急時に役立つガイドや情報をまとめて持ち歩ける

緊急連絡先は連絡帳と連動させて、救援時にショートメッセージを送る相手を登録できる。自身や家族の健康を管理するマイカルテ(要登録)は、アレルギーや持病など、自身の医療記録を登録して医療関係者に伝えられる。ほかにも、健康検診の結果や検査結果、処方箋など、カメラ機能で簡単に登録できる機能もあり、特定の機器と連動して自動的にデータを管理することもできる。

東日本大震災では津波でカルテなどの医療情報が消失してしまったため、個人の医療データをデジタル化して保存するパーソナルヘルスレコードを構築する動きが進んでいる。スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスから収集したデータとあわせて、健康管理に活用しようという動きもあり、今後は「MySOS」のようなアプリが増えるかもしれない。

大規模災害発生時に役立つ機能をひとつにまとめた「au災害対策」アプリ

au災害対策 アプリ

災害発生直後には各携帯電話会社から「災害用伝言板」が提供されるが、それらを利用しやすく機能をまとめたアプリが「au災害対策」アプリだ。iOS、Androidそれぞれに対応し、無料で使用できる。

災害時の安否確認手段となる「災害用伝言板」をはじめ、「緊急速報メール」、「災害用音声お届けサービス」、「災害関連情報」といった大規模災害発生時に迅速な避難や安否確認を支援するサービスがひとつにまとめられている。

au災害対策 アプリ 災害派生時に使用できる機能がまとめられている

「災害用伝言板」は、震度6以上の地震や、大規模な台風や豪雨などの風水害が発生した際に、被災地から電話やWebを使って安否に関する伝言を登録・確認できる。被災者が自分の携帯電話番号を利用して安否情報などの伝言を登録し、被災者の安否を知りたい人は、相手の電話番号から伝言を検索する。また、あらかじめ指定した家族や知人に対し、災害用伝言板に登録されたことをメールでお知らせする機能もある。Wi-Fiでも利用できる。

■アクセス方法

【iPhone(au)の場合】

App Storeで「au災害対策」を検索してダウンロードし、アプリを起動。「災害用伝言板」をタップする。

災害用伝言板
【Android(au)の場合】

au Marketで「au災害対策」を検索してダウンロードし、アプリを起動。「災害用伝言板」をタップする。

災害用伝言板

災害時以外はサービスを行っていないが、毎月1日と15日に体験利用することができるので、いざというときに備えて事前に試してみることをおすすめしたい。

また、「災害用音声お届けサービス」は、大規模災害時にauスマートフォンで音声を録音すると、パケット通信で安否を伝えたい相手に音声メッセージで届けるサービス。音声メッセージの受信はSMSで通知され、リンクをクリックすると、音声メッセージを受信・再生し、聞くことができる。

災害はいつやってくるかわからない。今回紹介したアプリは自然災害だけでなく、事故や病気など万が一のトラブルにも役立てられる機能が搭載されている。提供されているクイズやシミュレーション、情報通知機能などもできれば定期的にアクセスして、いざというときに使えるよう備えておくといいだろう。

文:野々下裕子

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