2018/11/01

スマホで災害対策を! 非常時にも普段にも役立つ「防災アプリ」4選 

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地震や大型台風、豪雨といった災害の増加にともなって、停電や断水など生活に影響を与えるような被害も増えている。地震や大雨といった緊急速報を通知してくれるアプリはいろいろ登場しているが、危険を知らされても日頃からの備えがなければ、いざという時の対応は難しいだろう。

そこで、普段から便利に使えて、いざという時のためにしっかり備えられる「無料防災アプリ」を厳選して紹介する。

東京都民以外にも役立つ情報が満載! イラストがわかりやすい「東京都防災アプリ」

東京都防災アプリ

東京都が制作、配布している冊子をアプリ上にて最適化したiOS、Android両対応の無料アプリ。「東京都防災アプリ」という名称だが、災害時のシミュレーションや日頃備えておくべきものの情報など、東京都民以外の人にも役立つ情報が多く、実は全国に利用者が広がっている。全体的にイラストと合わせた説明が多く、視覚的に理解しやすい。次の3つのモードを用意。

■シミュレーション感覚で防災知識を身につけられる「東京防災」モード
「防サイくん」というキャラクターと一緒に災害時などの対策が学べる。マイエリアの設定を済ませたり防災の方法を読んだりクイズに答えると、防サイくんの部屋に家具や防災グッズが追加されるなど、シミュレーションゲームのように楽しみながら防災知識を身につけられる

東京防災 クイズ
東京都防災アプリ アプリのコンテンツを体験すると「防サイくん」のおうちに家具や防災グッズが追加される

■非常時や普段の必需品や知識がわかる「東京くらし防災」モード
非常時だけでなく、普段のくらしで知っておくと安心な知識や、外出時に役立つグッズリストが用意されている。そのリストにないものでも、自分用の必需品を追加してカスタマイズすることも可能だ。

東京都防災アプリ 「東京くらし防災」モード 左:今すぐできる暮らしの工夫 右:自分用の持ち出しリスト

また非常袋に入れておくとおすすめのグッズも、基本編のほか女性向け、保護者向け、高齢者向けなど幅広くアレンジを提案。「緊急ブザー」機能もついており、鳴らすと同時に登録したメールアドレスに緊急連絡を送信できるので、ひとり暮らしや帰宅中などで万が一なにかあった時の備えとしても使える。

東京都防災アプリ 「東京くらし防災」モード 左:非常袋に入れておくといいものを提案 右:緊急ブザー

■災害時のお役立ちコンテンツ「災害時モード」
いざという時に欲しい情報や、どうすればいいのか対策を教えてくれる。たとえば事前に設定した「マイエリア」のほか、都内全域の最新の災害情報がひと目でわかる。マイエリアは3つまで選べるので、自宅、実家、勤務先などを設定するといいだろう。また緊急時に知りたい連絡先、交通情報、防災Twitterなどがまとめて紹介されているので調べる手間がない。ほかにも事前にダウンロードしておくことでオフラインになっても使える地図機能は、災害時にはもちろん、普段使いとしても役立つ。※通知や情報の対象は東京都内のみ

東京都防災アプリ 「災害時モード」 左:マイエリアの最新情報 右:安否連絡や緊急連絡先

周辺の耐震構造物を音声とともに表示してくれる避難特化型「ポケットシェルター」

ポケットシェルター アプリ

避難行動の支援に特化したiOS、Android両対応のアプリ。全国の避難関連施設や選定耐震構造物などが18万件収録されていて、随時更新されている。地震や津波の警報・注意報などの通知に加えて、現在いる建物が耐震構造物かどうかや、近隣の避難所がひと目で確認できるので、避難時の判断がしやすい。掲載されている情報も詳細で、避難所や耐震構造物のみならず、飲食店、トイレ、駐車場など、ひと目でわかるようアイコンが表示されている。

ポケットシェルター アプリ 避難マップ 左:現在地周辺のマップ 右:アイコンの内容

地図はオンラインと、あらかじめダウンロードしたオフラインの両方を用途にあわせて切り替えて使うことができ、コンパスと自分が歩いた跡をマップ上に残せる足あと機能もある。この足あと機能は、目標の近くまで来ているのに迷った時などに、どの方向から歩いてきたかがわかるので地図が苦手な人には便利だ。

ポケットシェルター アプリ 足跡 足跡機能

ほかにも震度5弱以上の災害発生時に、震源地から一定の距離と時間内にいた場合、登録した相手に安否確認メールを自動で送る機能もある。

家族のリアルタイムの現在地がわかる「わが家の防災ナビ」

我が家の防災 アプリ

日本気象協会が開発したiOS、Android両対応アプリで、その名の通り「家族の防災」に特化して防災意識を高める機能が用意されている。まずは事前に家族がそれぞれアプリをダウンロードし、代表者が家族のグループを作成する。そして招待用に発行されるコードを家族に送り、メンバーを登録しておくことで、家族のリアルタイムの現在位置がマップ上に表示されるようになる。この機能は非常時以外にも、たとえば子どもの通学や塾の帰りなどにおける「見守りツール」としても使えるだろう。

我が家の防災 アプリ 家族のリアルタイム現在地

また自宅の場所や構造、環境などにチェックを入れることで「わが家の避難計画」が立てられ、家族の人数を設定すると必要な備蓄品の目安を提案してくれるので、わが家専用の防災対策ができる。

我が家の防災 アプリ 左:自宅の環境に合わせた避難計画 右:家族の人数に合わせた備蓄計画

それらのコンテンツを見たり、設定を行うとポイントが貯まり、防災グッズが当たる抽選に応募できるサービスもある。また、普段から防災意識を高めてもらえるよう、防災関連イベントの情報も掲載されており、公式サイトでは非常食を使ったレシピの紹介といった情報もチェックできる。

我が家の防災 アプリ 左:防災グッズが当たる抽選 右:非常食を使ったレシピの紹介

応急処置に役立つ「応急手当」

応急手当 アプリ

災害時に関わらずケガをしたり、人が倒れているといった緊急時の対処や応急処置に役立つiOS対応アプリ。人工呼吸や心臓マッサージ、AEDの使い方など、救急車が来るまでのあいだに行う「一次救命措置」をはじめ、やけどをした、指を切ったといった日常で起こり得るけがなどの応急手当の方法が、図解でわかりやすく解説されている。応急手当方法はキーワードで検索でき、症状から調べることも可能だ。

応急手当 アプリ 緊急時から日常の怪我までさまざまな症状に対する応急手当方法が図解

また病院検索機能もあり、現在地から調べたり、休日対応、専門医がいるかどうかなど目的にあわせて調べることもできる。さらに、日常でできる健康対策や、現代病と呼ばれる新しい病気に関する情報などを提供するニュース機能もあるので、普段からチェックしておくといいだろう。

応急手当 アプリ 病院検索機能や症状から対処法を検索することができる

こちらのアプリはiOS専用だが、Androidでも「MySOS救命・救急 応急手当ガイド AEDマップ」など応急手当や処置をすぐに調べられるアプリが存在するので、Google Playから探してみてほしい。

災害時には安否確認用の「災害用伝言板」を

災害発生直後は多くの人がいっせいに電話を利用するため、電話がつながりにくくなる。そうした状況の際に利用したいサービスが、各携帯電話会社が提供している「災害用伝言板」だ。

「災害用伝言板」とは、震度6以上の地震や、大規模な台風や豪雨などの風水害が発生した際に、被災地から電話やWebを使って安否に関する伝言を登録・確認できるというもの。被災者が自分の携帯電話番号を利用して安否情報などの伝言を登録し、被災者の安否を知りたい人は、相手の電話番号を検索することで伝言を確認する。

■アクセス方法
【iPhone(au)の場合】
App Storeで「au災害対策」を検索してダウンロードし、アプリを起動。「災害用伝言板」をタップする。

災害用伝言板

【Android(au)の場合】
au Marketで「au災害対策」を検索してダウンロードし、アプリを起動。「災害用伝言板」をタップする。

災害用伝言板

災害時以外はサービスを行っていないが、毎月1日と15日に体験利用することができるので、いざというときに備えて事前に試してみることをオススメする。

災害はいつやってくるかわからない。今回紹介したアプリが提供している情報や機能は、日頃も役立つものなので、普段から活用することができる。家族や友達、同僚とも共有して、みんなの備えにしてほしい。

文:野々下裕子

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