2017/10/06
| 更新
2018/08/30
子育てママ必見! クルマよりまず『自転車』の保険に入るべき理由
主婦イラストレーター&ライターの横山さとです。
小学生の娘がいます。
数年前、ひとつのニュースが、
私を含む周囲のママ一同をざわつかせました。
それは……
子どもが起こした自転車事故で
被害者への賠償額が約1億円!
というニュースでした。
母たちに激震が走った自転車事故裁判のニュース
自転車事故で1億円なんてそれまで聞いたことがなく、想像を絶する賠償額に衝撃が大きかったのですが、金額だけが我ら母たちを震撼させたのではありません。このニュースを耳にして誰もがとっさに思ったのは、「いやいや、うちの子だってじゅうぶんあり得るよ……」ということ。
他人事と思えないあまりのリアルさに、
ショックと不安が胸に刻み込まれました。
そしてこの時、私が初めて知ることとなったのが「自転車保険」の存在でした。
クルマを持っている人なら誰もが自動車保険に入ると思いますが、クルマではなく自転車の保険があるんです。みなさんはご存知でしたか?
自転車の立ち位置が変わってきている
さて、金額が莫大だっただけに、このニュースは広く報道されることになりましたが、おそらく同様の事故や訴訟ケースはもっとあるのでしょう。そう考えると、何も備えをしないで自転車に乗るという行為が、急にリスキーに思えてきます。
そもそも自転車文化は今に始まったことではなく、私の子ども時代を振り返ってもふざけた乗り方をしていたし、現代っ子のようにヘルメットをかぶって乗る習慣も私が育った地域にはありませんでした。親たちもずいぶんとアバウトな感じで、子どもを後ろに乗せていました。
しかし、それは過ぎ去りし昭和のルール。
近年、自転車の利用が活性化していることもあり、以前は「歩行者の延長」感覚だった自転車の立ち位置が、だんだんと変わってきているように感じます。都内では自転車専用レーンの整備が着々と進んでいますし、自転車のシェアリングも街でちょこちょこ見かけるようになりました。首都圏の大手鉄道会社が初めて自転車専用車両(折り畳まずに自転車を乗せられる車両です)の導入を決めたというのもタイムリーな話題です。
備えなしに自転車に乗る時代じゃない
そのように自転車のための環境整備が拡張しつつある今ですから、乗る側の私たちも「もしも」のことをきちんと考えるべき時なのでしょう。車の所有と自動車保険がごく当たり前にセットで考えられるように、自転車にも保険が必要です。車は週末だけしか乗らないけど自転車は毎日乗るよ!という人は、必然的に「もしも」の確率が高いわけですからなおのことです。
では、自転車保険とは、どんな補償をしてくれるもので、どんなメリットがあるのでしょうか。今回は「au自転車向けほけん」について、ご紹介したいと思います。
2億円以上の個人賠償責任補償があるau自転車向けほけん
au自転車向けほけんは以下3つのプランがあり、補償範囲・年齢によって選ぶことができます。
【Bycle(月々360円~)】
自転車事故を含む、交通事故のケガを補償するプラン。月々のコストがワンコイン程度で済む気軽さが魅力です。
【Bycle Best(月々720円~)】
交通事故のほか、例えば自宅や街での転倒、スポーツやレジャーの最中での負傷といった日常生活中のケガまで補償します。
【Bycle S(月々670円)】
70才~89才のシニア世代を補償対象としたプラン。交通事故のほか、日常生活中のケガまで補償します。
そして、これらのプランに共通するauの自転車向け保険の特長は4つあります。
①個人賠償責任補償の手厚さ
コースによって異なりますが、最大2億円~3億円が補償 されます。ここまで大きな金額を必要とする事態にならなくても、個人賠償責任補償はかなり重要です。私の知人も、小学生のお子さんが近所に停めてあった車に自転車で突っ込んだ際(お子さんは擦り傷で済みましたが車は哀れな状態になったそうです)、自転車保険に入っていたことで本当に助かったとしみじみ語っていました。
②自転車事故のケガに対する手厚さ
交通事故の中でも自転車事故によるケガに対しては、ほかの交通事故の2倍の保険金 が支払われます。ちなみに、自分が自転車に乗っていた場合だけでなく、道を歩いていて自転車と接触した場合のケガも 保険金は2倍になります。
③ ヘルメット着用時の補償
自転車で事故を起こした際、万一ヘルメットを着用していての死亡事故となってしまった場合に、死亡保険金とは別で100万円 が支払われます。ある意味、ヘルメットがいかに自転車に乗る際に重要であるか、思い知らされる補償です。自転車事故による死亡例の6割以上は、主に頭部損傷によるものだそうです。子どもだけでなく、大人も進んで着用するべきですね。
④ 事故や故障時のロードサービスあり
パンク、スポーク折れ、チェーン切れ・・・思いがけないトラブルで自転車が走行できなくなってしまった時に、24時間365日現場に駆けつけてくれるロードサービスも付いています。自走不能となった場所が自宅から1km以上離れていれば利用可能。ロングライドを楽しむ人はもちろんですし、生活エリアでしか乗らない人にも便利です。電動アシスト自転車の場合、バッテリー切れで重くて動かせないといったケースにも対応します。
家族みんなで乗るなら「家族タイプ」がオススメ
また、家族構成や補償の内容・金額によって、タイプとコースを選ぶこともできます。
タイプは3つ。本人のみを補償対象とする「本人タイプ」のほか、家族全員を補償の対象とする「家族タイプ」、ママ+子どもなどの組み合わせが可能な「本人・親族タイプ」があります。
もしもお子さんがいらっしゃるのであれば、家族タイプが絶対的におすすめです。ハンドルさばきも交通ルールの理解もまだまだ未熟なわが子のチャリ姿を見るたびに、心底そう思います。自転車に限らず、例えばボールで遊んでいて物を壊してしまったとか、誰かをケガさせてしまったという場合にも個人賠償責任補償は適用されますので、加入しておくと安心です。
そしてコースは、通院の補償の有無、個人賠償責任補償の金額などによって、ブロンズ・シルバー・ゴールドが選べます。補償内容と保険料を加味しながら、ご自身の生活にぴったりフィットする保険を選ぶのがよいでしょう。
改めて、自転車って小回りがきいて、環境にもやさしくて、風をきって走るときもちいい、すてきな乗り物だなあと思います。だからこそ、自転車で大変な思いをしないためにも、やはり備えが必要です。まだ自転車保険に入っていないという人は、ぜひ加入を検討してみてはいかがでしょうか。
文:横山さと
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