2017/07/31
幕張メッセで開催! ARティラノサウルスが現れる『ギガ恐竜展2017』にテラびっくり
猛烈に暑い夏もこれからが本番! 海にプールにバーベキュー、花火にキャンプに夏フェスと、夏を満喫できるイベントは盛りだくさんです。特に子どもがいるご家庭は、この夏休みにどのイベントに行くかが悩みどころ。そんなときの鉄板といえば、“恐竜”ですよね!
そこで今回は、幕張メッセで開催されている「ギガ恐竜展2017~地球の絶対王者のなぞ~」を取材。なにやら最新のAR技術によって、これまでにはない、リアルな恐竜を体験できるとか。これはチビッコならずとも期待が高まります。
■半端なくデカイ! 日本恐竜展史上最大の巨大恐竜に唖然・・・・・・
ギガ恐竜展2017は、恐竜骨格標本・化石の総点数200点以上という圧倒的な展示数を誇り、未だ多くの謎に包まれているロマンの塊「恐竜大繁栄」の謎に迫るという内容。目玉はコチラです。
日本初上陸で世界最大級、全長約38mの超巨大恐竜ルヤンゴサウルスの実物化石と全身復元骨格。会場の中心にでで〜んと鎮座していますが、あまりに巨大なので会場のどこにいてもその姿を確認できます。38mといえばビルの10階前後。いかにコイツが規格外かがわかります。
お馴染みのティラノサウルスを発見! しかし、なにか違和感が・・・・・・。
実は尻尾を食いちぎられた跡が残るティラノサウルス(愛称ワイ・レックス)なのです。学会でも論じられているティラノサウルスの“共食い”説を裏付ける貴重な化石をもとに再現された全身復元骨格でした。
ほかにあの人気恐竜の姿も!
トリケラトプスの生態復元模型とプテラノドン。
福井県で発掘されたフクイラプトル。
ちなみに、別途レンタル料(30分600円)で音声ツアーが利用できます。ナレーションしてくれるのは「おかあさんといっしょ」で歌のお兄さんを歴代最長の9年間務めあげた、“だいすけお兄さん”こと横山だいすけさん。今年3月の卒業により、“だいすけロス”に陥っていたママにも必聴です。
さて、ここからが本題。実はギガ恐竜展2017ではARを活用した画期的な体験コーナーが用意されているのです。
■最新AR技術で超リアルな恐竜が目の前に現れる!
特設コーナーで体験できるのが「ARギガ恐竜展2017(以下:AR恐竜)」です。「拡張現実」と訳されるARは、「カメラで映っている現実の映像上に、画像やテキストなどの情報を追加する技術」のこと。『ポケモンGO』でお馴染みのアレです。今回はKDDIが技術を提供してAR恐竜が実現しました。さっそく体験してみましょう!
専用の端末を持って会場を見ると・・・・・・。
キター! 突如リアルな恐竜たちが現れた!! 手前の小さな恐竜群は「ヴェロキラプトル」、すばしっこくて縦横無尽に会場内を駆け抜けます。さらに、巨大なステゴサウルスが画面右からのっそのっそと歩いて来たと思えば、上空にはプテラノドンが! 遠くにいるときは小さく、近づくと大きくなるなど、遠近感も見事に表現されています。
実際には恐竜がいないことはわかってはいるものの、恐竜たちが動きまわるARの世界に目が離せません。そして誰もがやりたくなるのが、ARの世界と現実世界を見比べること。
だだっ広い会場で筆者がぼーっと立っているだけですが、ARの世界では・・・・・・。
でた! 目の前に巨大な恐竜が!
どんどん近づいてくる。ヤバい、逃げろ!!
しまった! 囲まれた!!
あ・・・・・・。
なんて遊びもできちゃうのです。ちなみに、ARがこんなにリアルな理由は、恐竜たちが平面的ではないから。恐竜は単純な2Dではなく、3D映像を駆使しているので、端末を見上げたり、左右に動かしたりすると、下から見えたり、横から見えたりするのです。では、実際に動いているAR恐竜の動画をお楽しみください。
■恐竜のARはどうやって動いている?
このように恐竜たちが画面内をところ狭しと動き回るAR恐竜、いったいどんな技術で実現しているのでしょう? その裏側をお伝えするため、開催前に設置作業を取材させていただきました。
一見、自由に動いているように見える恐竜たちですが、実は事前に会場のいろんな場所に端末を使って印をつけて、「この位置に現れて、こう動きなさい」という指令を受けて動いていたのです。スタッフのお兄さんに実演してもらいました。
まずは印をひとつつけて、恐竜を移動させたいスペースを実際に歩きながら印をつけていきます。
複数の印をつけていくと。
点と点がつながって線になる。さらにいろんな場所に印をつけて。
いくつかのサークルをつくります。緑はステゴサウルス、青はヴェロキラプトル、赤はティラノサウルスの線。このサークルに沿って恐竜たちが歩くようプログラミングされました。端末でシステムを起動させると・・・・・・。
じゃじゃ〜ん! 緑色の線上にはステゴサウルス、青色の線上にはヴェロキラプトルの群れが登場し、各自がラインの上を自動で動きます。赤線のティラノサウルスは見切れていました。自動とはいえ、歩くスピードや大きさ、ルートが異なり、それらが近づいたり離れたりと、複雑に動き合うことで、リアルな「恐竜の庭」が誕生するのです。
さて、筆者も含め、いい大人たちが「きゃあきゃあ」大声をあげて夢中になった恐竜AR。子どもだけじゃなく、大人も充分に楽しめるのはおわかりいただけましたか? 実は今回、KDDIはギガ恐竜展2017のVR動画も作成しています。大迫力の恐竜たちを360度動画で独り占めできるので、ぜひこちらもチェックを。
――この夏、遥か昔に地球の王者であった恐竜たちに思いを馳せつつ、テラびっくりなAR恐竜を体験してみませんか? うっかり巨大恐竜に捕食されようものなら、忘れられない「ひと夏の思い出」になるはずです。
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開催概要
名称:「ギガ恐竜展2017~地球の絶対王者のなぞ~」
会場:幕張メッセ国際展示場11ホール
〒261-8550 千葉市美浜区中瀬2-1
期間:7月15日(土)~9月3日(日)
開場時間:9:30~17:00(入場は閉場30分前まで)
チケット:大人(高校生以上)2,200円
子ども(4才~中学生)1,000円
※3歳以下は無料。障がい者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
文:こてざわ
撮影:稲田 平
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