2016/03/01

愛媛県『石鎚山』 西日本最高峰の雪山を巡るスマホ電波探検隊

旅先で撮った写真を家族や友人とシェアしたり、その場ですぐにSNSに投稿したり。人は美しい景色に出会ったら、その感動を誰かと分かち合いたくなるものです。こちらの「ツナガル探検隊」では、T&S編集部員のデジカル大ちゃんが、編集部に代々受け継がれてきた、電波がつながると「バリ3マーク」が表示される不思議な不思議な「バリ3しゃもじ」を携え、全国各地の秘境や絶景スポットを訪れながらauのつながり具合を調査していきます!

こんにちは、T&S編集部員のデジカル大ちゃんです。今回は愛媛県の石鎚山にやってきました! 石鎚山は古くから山岳信仰の対象とされ、日本百名山にも選ばれている名峰です。その標高は1,982m。なんと西日本でいちばん高い山なんだって。高いところが大好きなボク大ちゃんと相棒ウーたん。西日本でいちばん高い石鎚山からの景色を拝まない手はありません。キチンとスマホがツナガルのかな? 早速調査しに行ってきまーす!

石鎚山は、四国の中央部を東西に貫く四国山脈の西部にあります

石鎚山登山の起点となるロープウェイ乗り場へは、松山市内からクルマで約1時間半、高松市内から約2時間。なかなか遠いよ!

そしていざ、麓の下谷駅からロープウェイに乗車。標高1,300mまで一気に上がります!

麓の下谷駅から山頂成就駅まで、ロープウェイで8分ほど

というわけで、ロープウェイの山頂成就駅に到着です。標高は1,300m。ボクたちの任務はここで完了......だったらラクでいいんだけど、今回の目的地である石鎚山の山頂まで、ここから3〜4時間ほど歩いていくとのこと。......さすがは西日本の雄。なかなか手強い!

ロープウェイを降りてから20分ほど歩いたあたりで、神社を発見しました。

石鎚山の中腹に鎮座する、石鎚神社の成就社。標高1,450m

成就社はその文字通り、物事の成就を祈って、その願い事を叶えるお社なんだって。ボクも今回の旅の安全を祈願しておくことにします。山頂まで無事にたどり着きますように。そしてスマホがキチンとつながりますように。

さて、ここから本格的な登山道に入ります。

登山道には雪が積もっていました

標高が上がるにつれて、雪がどんどん深くなって......

途中で鎖場も! ただし無理は禁物。安全な迂回路を通っていくことにします

これまでボクたち「ツナガル探検隊」は日本全国のいろいろな絶景スポットを巡ってきましたが、こんなにハードな道を行くのははじめて。ようやく"探検隊"らしくなってきましたよ......!

登山中、ふと手元のスマホに目をやると......

バッチリつながっていることが確認できました!

あそこが山頂かな? まだまだ結構あります......

寒いうえに雪が深いけど、天気が良くて最高の登山日和です!

さあ、山頂まで残り400mのところまで来ました

最後は深い雪に覆われた急登を登って......

登山口を出発して約4時間、ようやく山頂にたどり着いたよ!

石鎚山・弥山の山頂、標高1,974m地点にて。息を呑む絶景です!

ちなみに、厳密には、この先に見える天狗岳(標高1,982m)が実質的な西日本最高地点。ただ、天狗岳に通じる道はとても細いうえに、雪が深くて滑落の危険があるため、今回そこまで行くのは断念しました。まあ、そのあたりは大目に見てくださいね♪

ともあれ、こんな絶景を目の前にしたら、写真を撮ったり、SNSに投稿したりして、友人や家族にその感動をシェアしたくなるってもんです。ここでもちゃんとツナガッテルか、チェックしてみましょう。

今回持ってきたスマホは、タフさが自慢のトルク。今回のような登山にもぴったりの1台です。どれどれ......

むむっ......

むむむっ......

石鎚山、ツナガッテル! 西日本最高峰でも、キチンとスマホが使えることが確認できました!

せっかくなので、この絶景をスマホで撮って、この場からTIME&SPACEのFacebookに投稿しちゃいましょう。それができるのもツナガッテルからこそ、ですね

それにしても、このような標高の高いところでも安心してスマホが使えるって、結構すごいことのような気がします。一体どうやって実現しているんでしょうか? この地域のエリア化を担当するKDDIの伴丈遼一さんに話を聞いてみました。

KDDI 建設本部 大阪エンジニアリングセンター 伴丈遼一

「大ちゃん、それはね......。地元の自治体から、登山者の安心・安全のために登山道のエリア化の要望があって、石鎚山中腹にある石鎚神社・成就社のほど近い場所へ、基地局を建設することになったんだ。建設時には資材をヘリコプターで現場まで運んだり、山頂の山小屋内とその周辺の電波状況をさらに良くするために、電波を増幅するレピータという機器を山小屋に設置したり......。基地局が完成した後も、登山道でつながっているかの確認や、微妙なアンテナの調整を行うため、登山道に何人もの社員を配置して調査を実施したんだ。当時だけで6回以上、山頂まで登ったり下りたりを繰り返したよ」

ろ、6回以上も!? 1回登るだけでもこんなに大変なのに......。「西日本最高峰でもツナガル」の裏には、伴丈さんをはじめとする担当者のみなさんのご苦労があったんだね。

2015年10月、au 4G LTEの品質調査のため石鎚山に登った際に撮影した1枚

「ツナガル探検隊」ではこれからも、日本全国の秘境や絶景スポットを巡りながら、つながり具合を調査していきます。次回もお楽しみに!

探検と文:大ちゃん
撮影:松尾 修

デジカル大ちゃん

T&S編集部員。スマホやガジェットが大好きな新米編集者。
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