2016/02/18

香川県『小豆島』の大渓谷など瀬戸内海を巡るスマホ電波探検隊

旅先で撮った写真を家族や友人とシェアしたり、その場ですぐにSNSに投稿したり。人は美しい景色に出会ったら、その感動を誰かと分かち合いたくなるものです。こちらの「ツナガル探検隊」では、T&S編集部員のデジカル大ちゃんが、編集部に代々受け継がれてきた、電波がつながると「バリ3マーク」が表示される不思議な不思議な「バリ3しゃもじ」を携え、全国各地の秘境や絶景スポットを訪れながらauのつながり具合を調査していきます!

こんにちは、T&S編集部員のデジカル大ちゃんです! 今回は香川県にやってきましたよ。これからフェリーに乗って、瀬戸内海の「小豆島(しょうどしま)」を目指します。なんで小豆島かって? おっと、そろそろ出航の時間なので、詳しくはまた後ほど!

大小様々な島が点在する瀬戸内海。そのなかでも小豆島は淡路島に次いで2番目に大きい島です

小豆島へ渡る方法はいろいろありますが、今回は羽田から高松へ飛行機で飛ぶこと1時間10分、高松空港からJR高松駅まではバスに乗って40分、JR高松駅から高松港まで歩いて約10分、高松港からフェリーに乗って1時間......で、ようやく小豆島に着きます。合計でえーっと......3時間以上! なかなか遠いな、小豆島! いつもは全国どこでも日帰りが基本ですが、今回はさすがに厳しそうなので、編集長に直談判し、一泊する許可を得ました。ムフフ。

小豆島へ向けて、いざ出航! 窓の外には青々とした海と空が広がって、瀬戸内海の島々もきれいに見えます

小豆島のご当地キャラ「オリーブしまちゃん」が客席にどーんと鎮座していて大ちゃんドビックリ。頭でか!

というわけで、小豆島に到着しました! いきなりオリーブの木がお出迎えです。そう、小豆島と言えば、オリーブの産地として有名なんですよ。

でもオリーブ以外にも、この島にはたくさんの魅力があります。島内にある国指定の名勝「寒霞渓(かんかけい)」もそのひとつ。そこでは火山活動や地殻変動などでつくられた大渓谷、そして瀬戸内海を一望できる絶景が楽しめるとかなんとか。絶景ハンター大ちゃんとしては訪れないわけにはいきません。早速、寒霞渓に行ってみましょう!

小豆島の土庄港からクルマで約1時間、寒霞渓ロープウェイのこううん駅に到着。いきなりド迫力の奇岩がお出迎えです

さあ、ロープウェイに乗るよ〜

おっ

おおっ

おお〜〜。これは聞きしに勝る絶景! この渓谷はなんと1,300万年前の火山活動でつくられたものなんだって

ロープウェイの中でもばっちりツナガッていました!

5分ほどで山頂駅に到着。ロープウェイの全長は917m、こううん駅から山頂駅までの標高差は317mです

お約束の顔ハメ。やるよね〜

寒霞渓の山頂には展望台があるようなので、さっそく向かってみましょう。

寒霞渓は「日本自然百選」に選ばれているんですね

寒霞渓山頂の展望台に到着。見てくださいこの絶景! 瀬戸内海を一望できます

こんな絶景を目の前にしたら、写真を撮ったりSNSに投稿したりして、友だちや家族に感動をシェアしたくなるってもんです。スマホがつながらなかったら、大ちゃん本気で凹んじゃうよ。ここでもちゃんとツナガッテルか、チェックしてみましょう。

スマホはタフさが自慢の「トルク」です。どれどれ、ちゃんとツナガッテルかな......

おっ......

おおっ......

寒霞渓、ツナガッテル! バリ3しゃもじの表示も心なしかいつもよりクッキリしている気がします。

せっかくなので、撮った写真をこの場ですぐにFacebookに投稿しておこう。4G LTEで高速通信ができるから、サクッと投稿完了! 「いいね!」がたくさんつくといいな......

ちなみに寒霞渓は紅葉の名所としても知られていて、最盛期(例年は11月中旬〜下旬)にはこの写真みたいに超きれいな紅葉が楽しめるとか。その時期になったらまた来たいな〜。(写真提供:小豆島観光協会)

さあ、山頂からの絶景を堪能して、ツナガッテルことも確認できたということで、そろそろ下山しましょう。寒霞渓は登山道も整備されているので、帰りはロープウェイではなく歩いて帰ることにします。

利用したのは寒霞溪裏登山道という約1.8kmのハイキングルート。歩いてだいたい1時間くらいの道のり

事前の情報によると、この「寒霞溪裏登山道」からは数々の奇岩や怪石を見ることができるそうなんだけど......。

いきなり奇岩キター! これは鹿が石の山並みを見ているような形から「鹿岩」って呼ばれているそう

こちらは松茸のかたちをしているという「松茸岩」。デカいな松茸! いくらなの!?

かと思えば、今度は岩壁をくり抜いた中にお堂が。こちらは「石門洞」というそうです

左に映っているのは「法螺貝岩」。たしかに法螺貝っぽい形ですね

たくさんの奇岩・怪石を眺めながら、約1時間、心地良いハイキングを楽しむことができました。山頂から麓まで、ツナガリ具合はバッチリだったよ。

というわけで、寒霞渓は登山道でもツナガッテたよ!

それにしても、このような絶景の大自然のなかで、ロープウェイでも登山道でも安心してスマホが使えるって、結構すごいことのような気がします。一体どうやって実現しているんでしょうか? この地域のエリア化を担当するKDDIの坂田遼一さんに話を聞いてみました。

KDDI建設本部 大阪エンジニアリングセンター 設計グループ 坂田遼一

「大ちゃん、それはね......。以前から地元の方々や、寒霞渓に訪れるお客様から、ここでスマホやケータイを使いたいというご要望を多くいただいていたんだ。でも寒霞渓は複雑な地形だから、大きな基地局を建てることが困難だった。そこで、見通しがある別の山をうまく使ってつながるようにできないかと考えて、別の山の基地局から寒霞渓の渓谷に向けて電波を届けることで使えるようにしたのさ。さらに、山頂の建物に『レピータ』という屋外の電波を増幅させる機器を設置して、駐車場やお土産屋さんでも快適に使えるようにしたんだよ」

なるほど~。「寒霞渓でもスマホが使える」の裏にもそんな工夫があったんですね! ......あ、遠くから電波を届けていると言えば、富士山屋久島もそうでしたね。

ひと仕事終え、小豆島の美しいビーチでチルアウト。あまりにのんびりし過ぎて、危うく最終のフェリーに乗り遅れるところでした

「ツナガル探検隊」ではこれからも、日本全国の秘境や絶景スポットを巡りながら、つながり具合を調査していきます。次回もお楽しみに!

文:大ちゃん
撮影:松尾 修

デジカル大ちゃん

T&S編集部員。スマホやガジェットが大好きな新米編集者。
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