2018/02/15

小学生ママが緊急座談会 現代っ子のスマホ・ケータイ事情と親たちのリアルな声とは

小学生とケータイのあり方に関して、ママたちにお話を聞きました。「いつ持たせる?」「どんなふうに使ってるの?」「ケータイ? スマホ?」「持たせるうえでの悩みは?」などなど、子育ての現場からのナマの声をお届けします。

集まっていただいたのは小学生と幼稚園児の子を持つ6人のママさんたち。

それぞれお子さんにケータイを持たせているかどうかで、3つのチームに分かれてもらいました。

▼チーム「キッズ向けケータイ」……キッズ向けケータイを持たせている。

左・鶴田えみ子さん=小4男子(キッズ向けケータイ)・年長男子(なし)
右・駒崎ちはるさん=小4男子(キッズ向けケータイ)・小2女子(キッズ向けケータイ)

鶴田さん家の小4男子がケータイを持ち始めたのは、小学1年から。
駒崎さんは兄妹2人とも、小学校に上がるタイミングでキッズ向けケータイを契約。
きっかけはふたりとも「なんとなく周囲がもたせ始めたから」。

▼チーム「スマホ/ガラケー」……スマホやガラケーを持たせている。

左・渡辺ますみさん=小4女子(ガラケー)・年長女子(なし)
右・巣鴨さくら子さん=小4男子(スマホ)・年長女子(なし)

渡辺さん家がガラケーをもたせたのは、1年生の後半から2年生の始めごろ。スマホ契約時にオマケとして付いてきた1台を、お子さんに与えたそう。
巣鴨さん家では、昨年9月ごろから。お子さんが塾に行き始めるタイミングで、ご主人のお古のスマホをお子さん用に転用。

▼チーム「持たせていない」……ケータイは持たせていない。

左・中村かな子さん=小4男子(なし)・年長女子(なし)
右・太田サキさん=小3男子(なし)

チーム「持たせてない」のお2人。中村さんも太田さんも「基本、子どもは家にいるので持たせる必要がない」、とのこと。中村さんのお子さんは、遊びに行く時も、いつもマンションのキッズルームで所在がわかっているから、安心なんだとか。

そもそもどういう時にケータイ持たせてる?

――ではまず、チーム「キッズ向けケータイ」のお2人に質問です。学校には持って行かせてますか?

「キッズ向けケータイ」駒崎さん「●「キッズ向けケータイ」駒崎さん
「持って行かせてないです。うちの子の学校、ケータイ禁止なんです。(一同頷く)ただし、学校以外で出かける時には私が一緒の時でも持たせてます」」

「ガラケー」渡辺さん「●「ガラケー」渡辺さん
「うん、家族で出かける時には便利だよね。遊園地とか⾏く時、上の子と下の子で乗れるアトラクションが違うから、どうしても離れる瞬間ができちゃうんだけど、ケータイを持たせてると万が⼀の時にも連絡がとれて⾏動の幅が広がるよね!」」

「キッズ向けケータイ」鶴田さん「●「キッズ向けケータイ」鶴田さん
「うちは基本、ずっと持たせてるなー。子どもが電車乗ってダンススクールにいく時はもちろん、私が出かける時にも役立つ。家のテーブルの上におやつと一緒に置いておいて「メールして」ってメモを残して」」

「キッズ向けケータイ」駒崎さん「●「キッズ向けケータイ」駒崎さん
「うちもやってる! それで無事に帰ってきたかがわかるから」」

「キッズ向けケータイ」鶴田さん「●「キッズ向けケータイ」鶴田さん
「いつでも連絡できるとやっぱり安心だし、持たせる前から考えると断然便利だよね」」

トークを先導してくれる、チーム「キッズ向けケータイ」の駒崎さん。キッズ向けケータイは、「持たせた方が安心」という

子どもたちにケータイを使わせるルール、教えて!

――使ううえで家族間のルールは決めていますか?

「キッズ向けケータイ」鶴田さん「●「キッズ向けケータイ」鶴田さん
「特には決めていません。うち「mamorino」という機種なんですけど、登録した人としか電話できないから、友だちと長電話するみたいなこともないし……」」

「キッズ向けケータイ」駒崎さん「●「キッズ向けケータイ」駒崎さん
「キッズ向けケータイってそもそも機能を制限されているので、特にルールとか決めなくても平気ですよ」」

「ガラケー」渡辺さん「●「ガラケー」渡辺さん
「うん、だからそもそもケータイで遊ぶようなことがなくて」」

「スマホ」巣鴨さん「●「スマホ」巣鴨さん
「うちはスマホですけど、ほとんどアプリは削除していて、子どもが使えるのは無料通話アプリだけにしてます。だから普段からいじってることもなくて。しかもうちの場合緊急用で、電車の遅延とか想定外のことがあった時ぐらいしか使わないようにしてるからね」」

チーム「スマホ/ガラケー」の巣鴨さんは、本座談会唯一の(お子さんが)スマホユーザー。ほとんどのアプリを削除してから持たせているのだとか
お子さん2人ともケータイ未契約のチーム「持たせてない」中村さん。今のところ、ケータイを持たせる必要性は感じないそう

持たせていなくて、子どもはケータイ欲しがらない?

――チーム「持たせてない」のお2人のお子さんは、「ケータイ欲しい」と言い出すことはありませんか?

「持たせいてない」中村さん「●「持たせいてない」中村さん
「うちは全然興味ないみたい。幼稚園の妹のほうが、小学校の入学祝いに欲しいって言ってますけど(笑)」」

「持たせいてない」太田さん「●「持たせいてない」太田さん
「なんとなく欲しいようなことは言ってます。やっぱりゲームがしたいみたいですね。携帯ゲーム機と、古いiPodと、家で使ってるiPadがあるんですけどね」」

――iPod、iPadのアプリのダウンロードもお子さんが自分でしてるんですか?

「持たせいてない」太田さん「●「持たせいてない」太田さん
「私が逐一ダウンロードするか決めてます。今は家でネットに繋ぐのも禁止していて。というのも、前にオンラインゲームについてるチャットみたいなところで発言してるの見つけちゃったんです」」

お子さんはケータイもスマホも持っていないのに、ひょんなことからネットの“こわさ”を覗いたという、チーム「持たせていない」の太田さん

「ガラケー」渡辺さん「●「ガラケー」渡辺さん
「知らない人と?」」

「持たせいてない」太田さん「●「持たせいてない」太田さん
「うん。「なんとかのキャラクターをゲットしたぜ!」 とか。そういうのって、相手が誰かわからないじゃない? 大人だったら、ある程度相手と距離をとって接すると思うんだけど、子どもだから普通に友だちに話すみたいな口調で書いてて」」

「スマホ」巣鴨さん「●「スマホ」巣鴨さん
「ちょっとこわいよね」」

「キッズ向けケータイ」駒崎さん「●「キッズ向けケータイ」駒崎さん
「SNSとかに迷い込んで、「今度会おうよ」とか言われちゃう可能性もあるかもしれないし」」

子どもたちはネットでなにかコンテンツを見たりしているの?

――お子さんたち、動画とか見たりしてます?

「キッズ向けケータイ」鶴田さん「●「キッズ向けケータイ」鶴田さん
「うちはiPadで動画見てますねー。Siriと話して、どんどん音声で検索してる。ゲームの攻略動画とかYouTuber動画とか。で、下の子はヒューマンビートボックスのマネしてる(笑)」」

「持たせいてない」太田さん「●「持たせいてない」太田さん
「動画はうちも見てて、検索ワードに紐付いていろいろ出てきちゃうでしょ? それで、フツーにアニメ見ようとして、女の子のキャラクターの入浴シーンにたどり着いたりしちゃう」」

「持たせいてない」中村さん「●「持たせいてない」中村さん
「5年生の女の子のお母さんに聞いたんだけど、やっぱり検索とかするんだって」」

「キッズ向けケータイ」駒崎さん「●「キッズ向けケータイ」駒崎さん
「どういうの?」」

「持たせいてない」中村さん「●「持たせいてない」中村さん
「えーと……エッチなやつ……」」

●一同「(笑)」

「持たせいてない」中村さん「●「持たせいてない」中村さん
「学校の宿泊学習から帰ってきたあと、突然(笑)。閲覧履歴が残ることまでは知らなかったらしくて」」

「スマホ」巣鴨さん「●「スマホ」巣鴨さん
「子どもって、特に教えなくても、大人や友だちがやってるのを見て普通に覚えちゃうからこわいよね。フリック入力なんて普通だし、あと、指でなぞって解除するパスワードとか覚えてる(笑)」」

スマホに変えるのは、スマホを持たせるのは、いつごろ?

――みなさん、やっぱりいずれはスマホにしようと思いますか?

「キッズ向けケータイ」鶴田さん「●「キッズ向けケータイ」鶴田さん
「それはありますね。息子がダンス習ってて、電車でスタジオに通ってるんですけど、そこの友だちにスマホの子が多いみたいなんです。で、「いいなあ」って」」

「スマホ」巣鴨さん「●「スマホ」巣鴨さん
「みんなスマホでなにしてるの?」」

お子さんはキッズ向けケータイだけれど、家庭でタブレットを愛用。ケータイを持たないほうのお子さんがSiriを使いこなすチーム「キッズ向けケータイ」の鶴田さん

「キッズ向けケータイ」鶴田さん「●「キッズ向けケータイ」鶴田さん
「LINEとかTwitterとかだね。レッスンのスケジュールがSNSで送られてきて、3年生ぐらいの子が自分で確認して「今日は都内のスタジオにするよ」とか言ってるんだって」」

「スマホ」巣鴨さん「●「スマホ」巣鴨さん
「そういう高度な使い方してるんだ」」

「ガラケー」渡辺さん「●「ガラケー」渡辺さん
「なんとなくのイメージだけど、スマホを持たせるのはだいたい中学生めどなんじゃない? 部活の連絡事項とかもLINEで一括送信みたいだし」」

「持たせいてない」太田さん「●「持たせいてない」太田さん
「私、前は「ケータイって高校ぐらいから持つもの」って漠然と思ってたので、中学でも本当に必要なのか、まだ疑問なんだよね。実際に中学生になってみて、スマホがなくてあまりに不便だったら考えようかなって思ってるよ」」

お子さんにスマホを持たせるうえでの心がけは?

「キッズ向けケータイ」鶴田さん「●「キッズ向けケータイ」鶴田さん
「前に学校で「SNSいじめ」とか、ネットでの集団無視とか炎上とかについて学ぶ授業があったんです。「インターネットはこう使おう」みたいなほのぼのした授業というよりは、いまはもう「注意喚起」の時代になってるんだよね」」

「持たせいてない」太田さん「●「持たせいてない」太田さん
「それだけ誰もが不安に思ってるってことなんじゃない? うちでもタブレットにフィルタリングかけてるつもりだけど、どういう機能か今ひとつ自分でもよくわかってないし(笑)」」

「キッズ向けケータイ」駒崎さん「●「キッズ向けケータイ」駒崎さん
「案外、子どもに破られたりするんじゃない? 親の目をかいくぐって大人に近づくのが人間の成長でもあるわけだから」」

「キッズ向けケータイ」鶴田さん「●「キッズ向けケータイ」鶴田さん
「でもネットがらみのことは本当に怖いよ。自宅特定されたり本名さらされたり」」

ケータイを持たせるタイミングは「たまたま」だったというチーム「スマホ/ガラケー」の渡辺さん。スマホを持たせるタイミングに関しては思案中

「ガラケー」渡辺さん「●「ガラケー」渡辺さん
「だから、いろんな手段を講じて安全は守っていきたいよね。中高生になってスマホを持つようになったら、フィルタリングとかしても完全に排除するのは無理だと思うんだよ。自分の子だけ完全防備していても、ほかの子が持ってるスマホはわからないし、きっと一緒に遊ぶと思う」」

「キッズ向けケータイ」駒崎さん「●「キッズ向けケータイ」駒崎さん
「キレイなことを言うと、やっぱり親子の信頼関係なんじゃない? 子どもは好奇心があるものだし、それはしょうがない。でも道を外れないようにしたい」」

「キッズ向けケータイ」鶴田さん「●「キッズ向けケータイ」鶴田さん
「そうだね。中高生と、たぶん小学生では不安要素っていうのが違っていて、中高生はたぶん「スマホ依存」とか「高額の課金」だと思う。小学生は、それ以前になにもわかってないんだよ。知らず知らずにアダルトサイトとか変な掲示板とかにアクセスしちゃうから、「ネットの怖さ」みたいなことをきちんと教えてあげるのが大事なんだと思う」」

「キッズ向けケータイ」駒崎さん「●「キッズ向けケータイ」駒崎さん
「そのためには、ちゃんとコミュニケーションをとることが大事ですよね」」

「スマホ」巣鴨さん「●「スマホ」巣鴨さん
「どうしてダメなのかもちゃんと教えてあげなくちゃね」」

ケータイについて小学生のママが思うこと
  • ・通信するのは家族間のみ。子どもの居どころ確認に便利。
  • ・キッズ向けケータイは機能が制限されているから、安心。
  • ・スマホだと成人向けコンテンツにも簡単にたどり着けてしまう不安がある。
  • ・チャットなどに不用意に入って発言するケースも。
  • ・意図して検索しなくても有害なサイトや動画につながる恐れがある。
  • ・キッズ向けケータイからスマホに変えるタイミングは中学入学目処。

小学生のママたちに! ケータイを持ってない子どもたちには?

さて、今回聞いたママたちの声。小学生の子どもたちの日常とケータイのあり方をまとめると、まず「ケータイは持ってると、行動の幅が広がる」「機能が制限されているので安心して使える」ということがわかりました。小学生の子どもたちにケータイ持たせようかどうか悩んでるお母さんはauの「mamorino4」を検討してみてはいかがでしょう?

2018年2月に発売されたばかりの最新機種。アプリのダウンロードや利用、および電子メール機能はなし。子どもたちが使えるのは、家族や友だちとの通話とSMS(Cメール)のみ。防犯ブザーも搭載。防犯ブザーが鳴らされると、設定した緊急連絡先に自動でSMS送信(緊急連絡先に自動で音声発信する設定も可能)。保護者側が「安心ナビ」サービスに加入していて、パートナー登録している場合、同時に、現在位置を通知することもできる。オプションでココセコムに申し込むと、防犯ブザーが鳴らされると自動的にセコムのオペレーションセンターに通報。セコムが子どもと連絡をとって安全を確認してくれるほか、保護者の要請に応じて現場に急行してくれるサービスにも対応しています(※)。

※ご利用にはセコム株式会社のご契約が必要です。

「いつかはスマホ」……でも、不安。

今回、もうひとつわかった「スマホの必然性」。そしてそこには、よくわからないまま子どもをネットの海に漕ぎださせる不安もあります。そうした不安への回答が「あんしんフィルター for au」。

webフィルタリング機能」は、Wi-Fi接続時にも有効で、子どもたちに見せたくない有害なサイトをブロック。「アプリフィルタリング機能」は子どもたちにとって不適切なアプリを制限。それぞれ制限レベルを簡単に設定できます。

AndroidにもiOSにも対応。ちなみに「あんしんフィルター for au」iOS版は、auのiPadにもつかえます。「家庭のiPad」をフィルタリングして子どもたちと共用するのもアリですが、もちろん「小学生仕様に強固にフィルタリング設定したスマホ」を与えて管理するというのもひとつの手段ですね。

安心のフィルタリングサービスがあることで、子どもたちのケータイの選択肢は広がっていると言っていいでしょう。25歳以下とその家族もお得に使える学割もご用意。これを機に家族みんなでauの新しいスマホ、という選択肢もありですね。

お得な学割はこちらから

文:TIME & SPACE編集部
写真:稲田 平

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