2017/08/29
| 更新
2019/09/27
事故注意! ついついやりがちな『スマホのあぶない使い方』
いまやスマホはわたしたちの生活のパートナーのような存在といえますよね。でも、あまりにも身近すぎて、気付かないうちに扱いが雑になっていたり、こんな「あぶない使い方」をしちゃっている人、いませんか?
発熱注意! ながら充電
スマホを充電しながら動画鑑賞。気付いたら寝ちゃってた! そんな経験ありませんか? スマホの長時間使用や充電中は、温度が高くなることがあるから注意が必要です。大ちゃん、変な寝方をして長時間肌に触れていると、低温やけどになっちゃうこともあるから気をつけて!
おしり注意! ポケットスマホ
あらあら、将棋の対局中なのに、大ちゃんはパツンパツンになったおしりのポケットが気になって集中できません。スマホをパンツのポケットに入れたまま座ったりしゃがんだりして強い圧力が加わると、スマホが破損したり、内蔵電池が変形し破壊・発煙・発火に至る場合もあるんです。座るときにはポケットからスマホを出すようにしましょうね。
やめて! コードを引っぱらないでー!
ウーたんがスマホに興味津々なのはわかるけど、そんな遊び方しちゃダメ! 充電ケーブルを引っぱったり、無理な負荷がかかると、充電コネクタが破損、変形するおそれがあります。場合によってはコネクタ部分が発熱、発煙して、触れたときにやけどをすることがありますよ!
気をつけて! 水濡れ充電
ついついやってしまいがちなのが、SNSや動画を見ながらの食器洗いや洗顔。たとえ防水機能つきでも、充電中のスマホを濡れているシンクや洗面台に置くのは、あぶないから注意。スマホやスマホの充電端子に水やジュースが付着したら、充電端子についた水分をしっかり拭いてから充電してね!
ダメ、ゼッタイ! 風呂場充電
スマホを充電しながらの入浴は、絶対にダメ! 濡れないように半身浴にしても絶対にダメ! 防水機能つきのスマホでも、充電中は絶対にダメ! 万が一、充電コードが浴槽に落ちたら、スマホの故障だけではなく、感電する可能性もありますよ!
スマホや充電器(ACアダプタ)が水分等で濡れたまま充電する「水濡れ充電」は、充電中に充電端子が発熱したり、焦げたりする事象が発生していて、とても危険な行為です。たとえ防水機能つきのスマホであっても、充電端子が濡れていたら事故につながる可能性があります。必ずスマホ全体を乾かしてから、充電を行うようにしてくださいね。
また、スマホの充電端子に異物が入っていたり、充電ケーブルのプラグを正しく接続しないことで、ショートのような状態になり、発熱・損傷するといったケースも報告されています。充電を安全に行うには、スマホの充電端子にプラグを正しく接続することが重要なんです。
バッテリーのセルフ交換は危険! スマホを分解しないで
スマホに使われているリチウムイオンバッテリーはとてもデリケートなので、最近のスマホは自分でバッテリー交換ができないようになっています。それでも自分で無理矢理スマホを分解してバッテリーを自分で交換しようとするのはとても危険な行為。
万が一、分解作業中に工具などで傷つけてしまうと、品質が低下するだけでなく、最悪の場合、異常発熱や発火を引き起こす可能性もあるんです。自分で分解すると保証もきかなくなってしまうので、「バッテリーの調子が悪いかな?」と思ったら、必ず携帯ショップやカスタマーセンターに相談してくださいね!
スマホを落としただけなのに…… 変形したら相談を!
スマホをつい手から落としてしまったり、なにかにぶつけてしまったとき、はたまたスマホ大好きワンちゃんに「ガブリ!」とされてしまったとき……。もしその衝撃でスマホが変形してしまった場合は、たとえ画面が割れていなくてもそのまま使用し続けるのは危険です。
スマホはとても精密につくられているので、本体が変形することで内部のバッテリーが圧迫されて破壊、発煙、発火に至る場合があります。スマホがちょっとでも変形してしまったときも、大至急、携帯ショップやカスタマーセンターに相談ですよ!
あぶなくない! 充電コネクタの接続方法
2015年の5月、モバイルコンピューティングを普及促進することを目的とし、KDDIも参加している「MCPC」(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)では、こうした充電中の事故の発生を受けて、安全充電啓発ロゴ・キャッチフレーズを新設しました。
2016年8月には、より安心・安全な充電機器の普及を目指し、「モバイル充電安全認証」制度を開始。「MCPC」が規定する安全試験に合格した製品には以下のマークが付けられます。
安全充電啓発ロゴ・キャッチフレーズ
MCPCモバイル充電安全認証に合格した製品に付けられるマーク
スマホを充電するときについやってしまいがちな行動に、どんな危険がひそんでいるのかを知っておくことで、充電中の事故や故障はぐっと減ります。また、正しい製品を正しく使用していれば、充電による事故は防げます。このマークを見たら正しい充電方法を思い出して、あぶない充電とは「さらば」してくださいね。
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スマートフォンは、使い方によっては発煙・発火やけがなどにつながる恐れがあります。利用者の皆さまに安全にお使い頂くための注意事項をご紹介しています。ご使用になる前に、製品の取扱説明書等に記載されている注意書きを必ずお読みください。
※記事ではスマートフォンの例をご紹介しておりますが、タブレットやモバイルルーターなど、ほかのモバイル機器についても同様となります。
文:T&S編集部
イラスト:沼田光太郎
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