2017/03/16
時速100km超! ドローン最速王決定戦inハウステンボスに行ってみた
世界最大級のイルミネーションを舞台にした、日本初の夜間ドローンレース
2017年2月17〜19日、長崎県佐世保市のハウステンボスにて「第3回 ジャパン・ドローン・チャンピオンシップ in ハウステンボス」が開催された。
日本初の夜間ドローンレースとして開催されたこのイベントは、パイロットがヘッドマウントディスプレイを通して時速100kmを超えるドローンを操作するスピードレース。全国ドローンレース選手権で勝ち上がった上位10名の選手に一般エントリー参加者を加えた計31名が、ドローン操縦の腕を競った。
ドローンといえば空撮用、というイメージが強いが、スピードを競い合うドローンレースも近年人気が高まりつつあり、海外、特にアメリカと韓国では "空のe-Sports"として大いなる盛り上がりを見せているという。
世界最大級のイルミネーションの中を、光を放ちながら高速で飛行するドローンレースは、ショーとしてのエンタテインメント性も高く、トップパイロットたちの熾烈なバトルに観戦者も手に汗を握った。
レースの模様はニコニコ生放送でライブ配信され、視聴者は2日間で8万人以上、ライブ配信と合わせると延べ10万人以上がリアルタイム視聴を楽しんだ。
下記の動画ではレース中のパイロット視点の映像を観ることができる。すさまじい迫力なのでぜひご覧いただきたい。
ドローンレースは一人称視点でおこなう「FPV(First Person View)」と、目視飛行で行う「Non FPV」の2種目があり、FPVの部でチャンピオンの座に輝いたのは弱冠19歳の岡 聖章選手。
イベント会期中はドローンレースのほか、光に彩られた美しいハウステンボスの街並みをドローンで写す「LEDイルミネーション空撮コンテスト」も開催された。
空撮コンテスト部門の最優秀作品賞『夜遊び』
KDDIが特別協賛。ドローン撮影サービスの実証実験も実施
このイベントに先駆けて、1月19日、ハウステンボスとコンシューマサービス分野におけるパートナーシップを締結したKDDIは、このイベントに特別協賛し、ドローンに搭載したカメラの映像伝送システムの協力などを行った。
KDDIとハウステンボスは、両者の技術や事業を生かし、新技術を活用したユーザーへの新たな価値提供の実現を目指していく。そのひとつが「ドローン撮影サービス」。これはスマートドローンとスマートフォンのアプリを利用し、ハウステンボスの美しい夜景を背景にした撮影サービスを提供しようというもの。下記はその実証実験のイメージ映像だ。
2016年12月、通信でドローンの可能性を大きく広げる「スマートドローンプラットフォーム」構想を発表したKDDI。今回ハウステンボスで開催されたドローンレースへの協賛のほか、KDDI ∞ Laboの運営ノウハウを活用して、イベント会期中にハウステンボスで開催されたスマートドローンをテーマにしたアイデアソン、そして撮影サービスの実証実験などを足がかりにしながら、ドローンのある豊かな暮らしの実現に向けた取り組みはこれからも続く。
文:TIME & SPACE編集部
撮影:有坂政晴
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