2015/12/28
XperiaとGalaxyの2015冬モデル登場! 人気の2機種は何がどう進化した?
皆様、こんにちは。沖縄在住の携帯大好き王子、モバイルプリンスです。
この冬、auスマホの「Xperia」シリーズと「Galaxy」シリーズの新機種が登場しました! 不動の人気、"全人類"要注目となるこの2機種が今回、どのように進化したのか、本日は熱く紹介したいと思います!!!!
地味ながらも確実に進化したボディ
まずは、10月29日に発売されたXperia Z5 SOV32。
Xperia Z5 SOV32(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)
シリーズで見ていくと、2013年冬にXperia Z1、2014年冬にXperia Z3、そして2015年夏にはXperia Z4が発売されています。
Xperia Zシリーズはデザインが完成されていることもあり、過去の機種と比較してXperia Z5でどう変化したか一見するとわかりにくいかもしれません(私はしっかりと判別できますけどねっ!)。
左がXperia Z3(2014冬モデル)、右がXperia Z5(2015冬モデル)
今回、デザイン面で大きく変更となったのが、背面の素材。ガラス素材を化学処理した「フロストガラス」を採用しており、指紋や皮脂が目立ちにくいサラサラとした手触りを実現しています。
「油分過多の指先」の私がどれだけ触っても綺麗なままでした。ま、参りました......
フロストガラスは、一般的にはオシャレなガラステーブルに使われる素材とのこと。なるほど、Xperia Z5もそこはかとない高級感を持っていると感じます。
またXperia Z5では、初となる指紋認証機能が搭載されました。
ボディ右側面の電源ボタンが指紋センサーを兼ねています
「設定→セキュリティー→指紋設定」にて、指紋を5パターンまで登録することができます
スマートフォンは個人情報の塊。自分ひとりだけでなく、家族・友人を守るためにもロックをかけ、情報漏洩に備えるべきです。Xperiaが指紋認証に対応したことは、本当に嬉しいですね。発表された時は赤飯を炊いておいしく食べました。
Xperia Z3の側面と比較。
上がXperia Z3、下がXperia Z5
従来の丸い電源ボタンより面積は広くなりましたが、今回の指紋センサーを兼ねた電源ボタンは1mmほど沈んでいるので、押し込むのは少し慣れが必要かもしれません。
細かい設定がGoodなカメラ機能
Xperiaシリーズは「高性能カメラ」としても知られていますが、Z5でもその特徴を感じることができます。有効画素数2,300万画素、世界最速0.03秒のオートフォーカス機能を搭載しています。
以下、すべて「プレミアムおまかせオート」にて撮影。
プレミアムおまかせオートのシーン認識に「料理」がXperia Z4から追加されました。料理の色合い、質感が「これでもか」と伝わるので、SNSでのグルメ自慢が捗りそうです。料理って写真の撮り方ひとつでグッと美味しそうに見えるので、個人的にも出番が多くなりそうな機能です。
またマニュアルモードでは、露出・ホワイトバランス・ISO(こちらはカメラ設定似て調整が可能)などの、細かい調整ができます。
こちらはプレミアムおまかせオートにて撮影した画像
一方、こちらはマニュアルモードにて、ホワイトバランスを暖色へ変更、そして露出を下げてイルミーションを強調した画像
好みの問題もあるかもしれませんが、マニュアルの方がイルミネーションの幻想的な美しさが伝わりませんか?
ただ綺麗に撮れるだけじゃなく、ひと手間を加えることでよりクオリティ高しな写真に挑戦できるのがマニュアルモードの面白さだと思いました。
ノイズキャンセリング&ハイレゾの両立
Xperiaシリーズといえば、さすがはソニーモバイル製。オーディオ機能も非常に充実しています。Xperia Z5では、対応したヘッドセットを使用することで、初のノイズキャンセリングとハイレゾの両立を実現しています。スマホでですよ! なんという贅沢!
双方の機能をざっくりと説明します。
ノイズキャンセリングは、周囲の音を解析し、真逆の振動の音を出すことで雑音を打ち消す機能で、ヘッドセットにマイクがあり、そこから音を拾うという仕組み。ヘッドセット単体でノイズキャンセリングが機能する製品もあれば、ヘッドセット・スマートフォン双方が対応してノイズキャンセリングが機能する製品もあります。Xperia Z5の場合は後者にあたります。
続いてはハイレゾ。ハイレゾとは「CD以上の高音質」を収めたデータで、CDの約6.5倍もの情報量をもっていることになります。通常の音源と聞き比べてみるとわかりますが、音の厚みや奥行き感といった、場の雰囲気まで伝わってくるので、音楽好きの方には特にオススメです。
ハイレゾは「対応音源」「対応ヘッドセット」「対応再生機種」を用意する必要があるので、再生ハードルが高いのが若干難点ですが、Xperia Z5を入手したらあとは対応ヘッドセットと対応音源を揃えるだけです!
まとめますと、ノイズキャンセリングは「騒音カット」、ハイレゾは「高音質」。
従来のXperiaもこの2つの機能に対応していましたが、 再生する場合は「どちらか」の機能しか使えませんでした。
しかし、今回のXperia Z5からは対応ヘッドセットを使うことでノイズキャンセリングとハイレゾの両立が可能となりました。
早速、対応ヘッドセット「MDR-NC750」でノイキャン&ハイレゾを体感しました。
Xperia Z5に、ノイキャン&ハイレゾ対応ヘッドセット「MDR-NC750」を接続
「騒音カット&高音質」の威力は凄まじく、音楽の世界に入り込むといった感覚。シャレオツなカフェで音楽を聴いていても、周りの人の存在感が消えるので、あやうく公の場でやってはいけないことをやりかけました。
マニア心をくすぐる「細かいけれども確実な前進」
全体的なデザインのテイストはそのままに、細かい部分を進化させたXperia Z5。赤ちゃんの肌のようなサラサラ・スベスベのフロストガラスは、ぜひ店頭で触ってみてください! 「サラサラでちゅね〜」と思わず頬ずりしたくなるような気持ちよさです。
カメラ機能や、オーディオ機能など、細かい進化ですが、そこがまたマニア心をくすぐりまして、「違いを見つけてやろう!」と必死になってしまいました。指紋認証やボディの質感も含めて、進化点が日常の使い勝手・満足度にストレートに反映されるのが嬉しいところです。
【まとめ】モバイルプリンスの「Xperia Z5オススメポイント!」
1. 背面に「フロストガラス」採用。手触りが心地いい!
2.「カメラ機能」がさらに進化。ワンランク上の撮影が楽しめる!
3. ノイズキャンセリング&ハイレゾを両立。オーディオ機能がスゴイ!
日本初となるGalaxy 「A」シリーズ
続いて紹介するのは、12月18日に発売されたGalaxy A8。
Galaxy A8(SAMSUNG)
過去にauから発売されたGalaxyスマートフォンは、いずれも「S」シリーズと「Note」シリーズ。
「S」シリーズは、スマートフォンのフラッグシップモデルで、「Note」シリーズは、大画面&ペン操作が特徴のモデルでした。
今回登場した「A」シリーズは、アルミボディを採用し、必要十分なスペックを備えながら「S」シリーズよりも控えめなお値段が魅力の「デザインとバランスを重視した」シリーズです。
特筆すべきは、auスマートフォン史上最薄の「6.0mm」のボディ。腹囲1000mmを超えるボディの私が紹介するのが皮肉すぎて涙がでるほど、薄いです。
6.0mmという驚きの薄さ!
しかしながら、一部の薄すぎるスマートフォンは「手に刺さる」感じがし、持ちにくいという意見があるのもまた事実。
発表当初はそうした懸念がありましたが......側面がやんわりとカーブしているおかげか、個人的にその点でのネガティブな印象はまったく持ちませんでした。
側面のゆるやかなカーブのおかげで、手に馴染みやすいんです
このあたりは実機を触らないとわからないことなので、店頭で触ることをお勧めいたします。
Galaxy Note 3との比較
2013年の冬に発売されたGalaxy Note 3と比べてみると、サイズ感は非常に近いのですが、薄く・細くなったことで、持ちやすさはA8に軍配があがります。
ブラックがGalaxy Note 3(2013冬モデル)、ホワイトがGalaxy A8(2015冬モデル)
重量も約18g軽くなっており、Galaxy Note 3を購入してこの冬2年になるユーザーの方の受け皿としても、Galaxy A8はお勧めです。
とにかく見やすい画面
そして、Galaxy A8のいちばんの特徴は、6.0mm・153gのスリムボディに、5.7インチの大画面ディスプレイを搭載しているところではないでしょうか。
ディスプレイは発色のいい有機ELを採用。色鮮やかな映像を、大画面で綺麗に楽しむことができます。サイト閲覧時の視認性もよく、2人で画面をのぞき込む、なんてときもストレスなく文字が読めます。
細かい部分ではディスプレイの最大輝度が500cd/㎡(Galaxy Note 3)から550cd/㎡に引き上げられており、明るい屋外での使用時もしっかりと見ることができました。
コンテンツを「見る」ことが多いスマートフォンで、大画面かつ鮮やか、そして屋外でもしっかり見ることができるのは大きなアドバンテージだと思います。
ポイントを抑えた充実のスペック
Galaxyの「S」シリーズ、「Note」シリーズは共に、発売時期の最高スペックで出てくる傾向にあります。
それに対し、Aシリーズは価格・スペック共にSシリーズに比べて控えめ。しかしながら、Sシリーズなどの性能が異様に高いだけで、Galaxy A8は実用上はなんの問題もないスペックと言っても差し支えなさそうです。
ここで注目したいのはバッテリーとカメラ。
auスマホ最薄ながら、バッテリー容量は3,050mAhを搭載。4G LTEでの連続待受時間約520時間、連続通話時間約1,370分と申し分ない数値です。
カメラも画素数の数字的には落ち着いているものの、メインカメラもサブカメラもしっかりと使うことができます。
特にサブカメラは、人の顔を検出し、お肌をかなり綺麗に修正してくれます。赤ちゃんのような美肌になるので、女性には嬉しい機能なのではないでしょうか。私でさえテュルンテュルンの美肌になれました。
Aシリーズといえども、高水準で様々な仕事をこなすGalaxy A8。今後のAシリーズの展開も含め、注目度が高い1台になるのは間違いないと思います!
【まとめ】モバイルプリンスの「Galaxy A8オススメポイント!」
1. 必要十分な機能に、美しいデザイン。バランスの良さが抜群!
2. au史上最薄。わずか「6.0mm」の驚きのスリムボディ!
3. 有機EL採用。5.7インチの大画面で見やすい!
総評
今回はXperia Z5、Galaxy A8の2機種を紹介しました。双方とも癖が少なく、綺麗にまとまった端末だと思います。お腹まわりを中心に、まとまりがない私が紹介するのがどうかと思うくらい、バランスの良い、とても使いやすいモデルという印象を持ちました。
双方とも、質感・サイズが素敵なので、ぜひ店頭でお手にとって従来機種と比較するといいと思います。
文:モバイルプリンス
モバイルプリンス
モバイル端末好きが高じすぎて「スマートフォン王国!!」なるラジオ番組を“建国”した、沖縄出身・在住のモバイル王子様(自称)。最新端末やデジタル情報の収集力と、分かりやすい解説には定評アリ。
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