2015/07/31

進撃開始! 実写版映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』主演の三浦春馬さんと水原希子さんにインタビュー

大ヒット作「進撃の巨人」(作:諫山創/講談社コミックスマガジン)待望の実写映画化。原作は既刊16巻(2015年6月現在)で全世界発行部数5,000万部を越えている
©2015 映画「進撃の巨人」製作委員会 ©諫山創/講談社

「その日、人類は思い出した――
百年以上前、突如現れた巨人たちに、人類の大半は喰われ、文明は崩壊した――

壮絶な世界観とバトル、巧みに張り巡らされた伏線とそれを解明していくストーリー展開で、今や「少年マンガの金字塔」とされるほどの人気を誇る『進撃の巨人』。来たる8月1日(土)、ついにその実写版映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』が全国で公開されます。

本場・ハリウッドでのプレミア上映会でも絶賛という噂に、進撃ファンの期待も高まるなか、今回はTime & Spaceで、エレン役の三浦春馬さんとミカサ役の水原希子さんへの突撃インタビューが実現しました!

三浦春馬、水原希子の"推しキャラ"はアノ人!

主人公であるエレン役の三浦春馬さん。より"人間らしさ"を表現したかったとのこと
©2015 映画「進撃の巨人」製作委員会 ©諫山創/講談社

――まずはお二人と『進撃の巨人』という作品の出会いについてお聞かせください。

三浦:僕は数年前に「このマンガがすごい!」ランキングで話題になっていたのを耳にして、本屋さんで手に取ってみたのがきっかけです。少年マンガならではの伏線が張り巡らされたストーリーやアクションシーンが最高に面白いですよね。水原さんも『進撃の巨人』は読んでたんですか?

水原:私も周りの友達がみんな読んでいて「面白いよ!」っていう話はよく聞いていました。でも、最初は正直男の子が読む作品だと思ってたんです。だって人が食べられちゃうんですよ!? さすがに少女漫画で人が巨人に捕食される作品はあまりないので......(笑)。でも、実際に読んでみて作品自体に"強さ"を感じたんです。

ヒロインのミカサを演じる水原希子さん。ミカサ役を演じるために、筋トレにも挑戦した
©2015 映画「進撃の巨人」製作委員会 ©諫山創/講談社

――強さ、と言うと?

水原:絵のタッチや挑戦的なストーリーなど、いろいろなものからとてつもなく強いインパクトを感じるんです。読み終わって、「こんなマンガ読んだことない!」と圧倒されました。

三浦:確かに、ページをめくるごとにその迫力に驚かされます。でも、僕はシリアスな場面で唐突に入ってくるギャグシーンもお気に入りです。諫山創先生のユーモアセンスが作品のスパイスになっていると思いますね。

――では、原作中に登場する人物の中でお二人の"推しキャラ"を教えてください!

水原:私はアニ!(即答)

三浦:え、被っちゃった!

水原:春馬君もアニ推しなんだ! 私、アニの寡黙だけれど強いところが大好きなんです。ミカサももちろん、その強さには女子として憧れるんですけれど、アニのちょっとミステリアスな感じもカッコいいですよね。

三浦:アルミンたちにアニの正体が明かされる場面でフッと彼女が仲間たちに笑いかけるシーンがあるんですけど、僕はあそこで完全に虜になりました(笑)。

水原:アニとミカサが戦うシーンもすごいですよね。ザ・女同士の戦いって感じで。アニメでは普段おとなしいミカサがちょっと声を荒げるシーンがあるんですが、ビビッとシビれます!

原作と実写版、主人公・エレンのそれぞれの魅力

――今回の実写版には、新キャラクターや新たなストーリー展開が満載ということで、原作とはまた違った『進撃の巨人』が観られますよね。どういった点が観どころでしょうか?

三浦:シナリオをいただいたとき、この新しい展開や設定をどのように捉えればいいのか迷う部分もありました。でも、こうしてオリジナルのスタイルでもう一つの作品を仕上げることができ、観てくださる方に、映画『進撃の巨人』という作品の普遍的なテーマを感じていただけるんじゃないかと思ったんです。特にエレンに関しては原作のように、どこまでもまっすぐな少年ではなく、もっと成長したい、強くなりたいのに、理想の自分になれないというジレンマと格闘している部分がより強く描かれているんです。そんな、原作のエレンとの違いにも注目してほしいです。

©2015 映画「進撃の巨人」製作委員会 ©諫山創/講談社

水原:確かに、作中に出てくるエレンとは違う部分もあるよね。でも、私は撮影中にエレンのこと「カッコいい!!」って思ったシーンも多かったよ!

三浦:ホント? どこですか?

水原:劇中で窮地に立たされたエレンとジャンが言い争うシーン! その時の春馬君の目つきが本当に鋭いんです。「どうして戦わないんだ! 悔しくないのか!」っていうパワーが込められていて、セリフがなくとも、その迫力にゾクッとしました。

三浦:水原さんから褒められるの初めて(笑)。普段、面と向かってそんなこと言われないから、なんだか恥ずかしいですね......。

水原:そう? それならもっと言ってあげるよ!(笑)

三浦:そういった点では、僕も水原さんのミカサにはグッときました。原作のミカサって、もともと「エレンを守るためならなんでもする!」という強さを持ち合わせた女の子だけど、劇中では最初は可憐でとても儚い女の子として描かれているんです。でも、あることをきっかけにものすごく力強い女性に成長する。そのギャップが魅力的だと思います。

水原:確かにそうやって面と向かって言われると、恥ずかしいけれどうれしいですね!

©2015 映画「進撃の巨人」製作委員会 ©諫山創/講談社

©2015 映画「進撃の巨人」製作委員会 ©諫山創/講談社

主人公は巨人!? 二人も驚く巨人の再現度に要注目

――臨場感あふれる映像にも期待が高まりますが、撮影中に苦労されたことも多かったのでは?

水原:あのアクションシーンをここまで再現できたことには、自分でも驚いています。かなりの重さの立体機動装置を身に着けた状態でのワイヤーアクションは、撮影も一筋縄ではいかなくて、スタッフのみなさんと何度も試行錯誤しながら撮りました。かなりチャレンジングなお芝居だったと思います。

三浦:映像で観ると、特撮とCGを駆使して描き出した臨場感は本当に圧巻なのですが、僕らはずっとグリーンバックの前でひたすら撮影を続けていたので、監督がOKを出してくれても正直、「本当にこの芝居でよかったのかな」と日々不安でした......。でもそれが一体化した映像を観た時は本当に感動しました。

水原:それに、巨人がすごいんです! リアルすぎて!

三浦:僕もそう思います。巨人が主人公でもおかしくないんじゃないかっていうくらい、巨人には注目してほしいです。

水原:完成版を観て、壁を破ってどんどん巨人が街に入ってきたシーンは、私も「死んじゃう!」って本気で思いました。そんな巨人をバッサリと倒していくミカサは本当にすごい......。

©2015 映画「進撃の巨人」製作委員会 ©諫山創/講談社

――ちなみに、もし巨人が東京にやってきたとして、お二人はどう戦いますか?

水原:逃げます! 全力で!(笑)

三浦:僕は......地下に避難します。

――戦わないんですか?

三浦・水原:ムリです!!

実写版映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』

©2015 映画「進撃の巨人」製作委員会 ©諫山創/講談社


■イントロダクション

原作:諫山創 × 監督:樋口真嗣 × 特撮監督:尾上克郎。原作は2009年10月号(創刊号)の「別冊少年マガジン」にて連載開始。既刊16巻、全世界累計発行部数5,000万部! 日本発、日本が世界に誇る"怪物"原作に、各界最高峰のクリエイターたちが驚異の"技術"と決死の"覚悟"で映像化に挑む。

原作者・諫山創と創り上げた、新たなる進撃の世界――

「この作戦に失敗したら、それで人類は終わる......」

興奮必至! この夏、あなたの常識の"壁"を破る、新たなる映画体験に遭遇せよ!! 全世界が注目する実写映画化の"超大型"プロジェクト、遂に進撃開始!

■ストーリー

その日、人類は思い出した――。百年以上前、突如現れた巨人たちに、人類の大半は喰われ、文明は崩壊した――

この巨人大戦を生き残った者たちは巨人の侵攻を防ぐため、巨大な壁を三重に築き、内側で生活圏を確保して平和を保っていた。

だが百年、壁が壊されなかったといって、今日、壊されない保証はどこにもない――

監督:樋口真嗣
原作:諫山創(講談社「別冊少年マガジン」連載中)
出演:三浦春馬 長谷川博己 水原希子 本郷奏多 三浦貴大 桜庭ななみ 
松尾諭 渡部秀 水崎綾女 武田梨奈 / 石原さとみ / ピエール瀧 國村隼

公開:8月1日(土)/9月19日(土)連続公開 全国東宝系にて超大型ロードショー!

『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』公式サイト

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というわけで、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』は8月1日(土)から前篇、9月19日(土)から後篇と、全国東宝系にて連続公開。原作ファンはもちろん、初めて作品に触れる人でも大いに興奮できること間違いなし! ぜひ、劇場に脚を運んで観ていただきたいんですが、その前に......。

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©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

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©諫山創/講談社

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『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』×auスペシャルサイト

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編集協力:auスマートパス 取材・文:田代くるみ 撮影:稲田 平

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