2015/05/18

女子スマフォト部 第8回 いつものお家ごはんをオシャレにランクアップさせたい

私には写真のセンスがないから......と諦めるなんてもったいない! フォトプロデューサー・市岡麻美先生に学ぶ、スマートフォンでかわいい写真を撮れるようになるスマホ写真テクを紹介します。

お家ごはんだからこそ、セッティングは少しオーバー気味に

キレイに盛りつけられた料理に加え、テーブルに飾られたキャンドルやお花など、カフェやレストランには美味しそうに、そしてかわいく撮れる要素がそろっています。でも、使える小物が限られているお家ごはんとなると、どう頑張っても平凡に写りがちではありませんか? そこで、いつものお家ごはんを簡単にグレードアップさせる撮影テクニックをご紹介。有り合わせの惣菜デリなどにも応用できるので、料理が苦手だという人もご安心を。では早速、市岡先生のお手本写真で解説スタート!

■スマートフォンの構え方

Before

After

写真を撮るときにいちばん気を付けたいのは、スマートフォンを構える位置。椅子に座ったままだと、料理が全面に押し出された平凡な写真になりがちです。けれど、同じ料理でも真上から撮影することで、ぐっと垢抜けた写真になると思いませんか?

料理も左右どちらかに寄せ、余白を残すことで、抜け感のある自然な印象に。サラダ、スープ、パンというシンプルな献立でも、全体を少し斜めに傾け、スプーンとフォークを散らすように置くと、遊び心のある写真になるのだとか。華やかさがアップするお花をさりげなく飾るのもお忘れなく。

最後にフィルター機能を使って料理と相性の良い暖色系の色味に加工すると、雰囲気もあって美味しそうな写真に仕上がりますよ。基本となる撮影ポイントをマスターしたところで、アレンジバージョンをいくつかご紹介します。

■アレンジ1:ランチョンマットを変える

ランチョンマットを変えるだけで、同じ料理でも違った雰囲気に。料理に合わせてテーブルクロスを選ぶのも良いですが、星柄や花柄など、お気に入りのハンカチやスカーフを代わりに使うのもオススメです。色や柄によって全体がカラフルになり過ぎたら、洋書や雑誌で白い色を足してあげるとメリハリのある引き締まった写真に。

■アレンジ2:絵や写真立てを入れる

洋書や雑誌が無い場合は、絵や写真立てなどを代用するのも○。テーブルクロスやプラスする小物で写真の雰囲気もガラリと変わるので、いろいろ試してお気に入りの組み合わせを見つけてみてください。

■アレンジ3:鍋に入れたまま撮影する

"料理しています"感が伝わる写真が撮りたい! という方は、大胆に鍋ごと撮っちゃいましょう。この時にポイントとなるのが、撮影する場所です。コンロの上ではなく、あえてテーブルの上で撮影しましょう。コンロ周りにある余分なものが写真に写り込まないので、簡単にスッキリとした写真になるのです。今回はスープで実践しましたが、どんな料理でも使えるので、ぜひお試しあれ。

文:細川依里

市岡麻美

モデルの経験を生かし、「女性が楽しめるかわいい写真活動」をテーマに研究・活動。写真コラージュアプリ「papelook」や、10代女子向けフリーペーパー「I am ME」など、ガールズフォトを切り口にプロデュースを行っている。
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