2019/11/19

走行距離・時間・ルートを記録! スマホと連携する『ランニングウォッチ』おすすめ5選

公園を走るランナー

ランニング履歴を可視化すると三日坊主になりにくい!

ランニングブームはいまだ冷めやらず、街や公園などあちこちでランナーの姿を見かける。これから始めてみようと考えている人も多いだろう。その際、ぜひ用意しておきたいのが「ランニングウォッチ」だ。

かつてのランニングウォッチといえば、ストップウォッチとラップ計測機能くらいしかなかったが、最近のランニングウォッチは走った距離、時間、ペース、ルート、消費カロリーなどを手元で記録・確認でき、スマホと連携して日々のランニング履歴を可視化することができる。

それはランニングを継続するための大きなモチベーションになり、ランニングでよくありがちな三日坊主にもなりにくい。ランニングはシューズとウェアさえあれば始められる手軽なスポーツだが、ランニングウォッチとスマホがあればさらに楽しむことができるのだ。

公園を走るランナー

かくいう筆者も日頃から走ることを習慣にしているランナーであり、ランニング歴は約7年。年に2、3本はフルマラソンを走る。これほど長く続けることができているのも、ランニングウォッチとスマホの助けがあったからだ。

ランニングウォッチを選ぶうえで必須の機能とは?

現在、各社から様々なランニングウォッチが発売されているが、いったいどんなものを選べばよいのか? 筆者が考える、ランニングウォッチに欠かせない機能は以下の3つだ。

1)スマホと連携する

ランニングウォッチとスマートフォン

まずはスマホ連携。これはランニングウォッチを選ぶうえで必須の機能だ。

ランニングウォッチをスマホと連携することで、走った距離、時間、ルートなどの履歴を残し、スマホの画面上で確認することができる。たとえば、後ほど紹介するスントのランニングウォッチのアプリでは、ランニング履歴がスマホでこのように表示される。

スントのアプリ画面

これは皇居外周を4周走ったときのデータ。平均ペースは5分12秒。まずまずのペースだ。皇居外周は1周ちょうど5km。信号もないのでトレーニングにちょうどいい。

スントのアプリ画面

こちらは2018年にニューヨークシティマラソンに参加したときのデータ。これを見ているだけで当時の思い出がまざまざと蘇り、走りながら見たニューヨークの街並みや情景が目に浮かんでくる。秋のセントラルパークは木々が黄金色に輝き、実に美しかった。

なお、ランニングウォッチは、最近人気の山を走るアクティビティ、トレイルランニングにも使える。

スントのアプリ画面

こちらは先日参加した日光国立公園マウンテンランニング大会というトレイルランニングのレースに参加したときのデータ。時間や距離がわかるだけでなく、標高差などもグラフで表示されるので、どれくらい登ってどれくらい下ったのかが一目瞭然。あの山の登り、キツかったな……。

アプリ自体はスマホ単体でも利用できるが、ランニングウォッチがあれば、ランニング中にスマホをポケットから取り出す必要はない。もしくは家に置きっぱなしで出かけても構わない。

また、仲間とつながれるSNS的な機能を搭載したアプリを活用すれば、誰が、いつ、どこを、どれくらいの距離を走ったかが一目瞭然。たとえばスントのアプリの場合、フォローした人のランニング履歴がタイムラインに表示されるほか、週間のランキングなども確認できる。

スントのアプリ画面

これもまたランニングを続けるためのいい発奮材料になる。ランニングは基本的にひとりでやるものだが、ランニングウォッチとスマホを活用することで、遠くに住む仲間ともランニングを通じてつながりを持つことができる。月間の走行距離を競い合ったり、マラソンの結果をシェアしたり。これはスマホがない時代にはできなかった楽しみ方だ。

2)GPSを搭載している

GPSを捕捉するランニングウォッチ

人工衛星を使って現在地を割り出す「GPS」。これを搭載したランニングウォッチなら、走った距離やルートなどを正確に記録することができる。

3)防水性能がある

防水性能の高いランニングウォッチ

走ると汗をかく。特に夏場は全身が汗でびっしょりになる。ときにはランニング中に雨に打たれることもあるだろう。防水性能はランニングウォッチに欠かせない機能だ。

レベル別・おすすめのランニングウォッチ5選

続いて、レベル別におすすめのランニングウォッチを5つ紹介しよう。

【気軽に街を走りたい初心者向け】
1)ランニング中にピピッと買い物できる!【Apple Watch】

Apple Watch Series 5 Apple Watch Series 5 GPS + Cellularモデル ¥53,800〜(税別)

Apple Watchはかねてよりランニングをはじめとするワークアウトへの対応をうたっており、多くのランナーから愛されてきた。電子マネーの機能もあり、ランニング中にコンビニや自販機で買い物できることも大きなメリット。GPSモデルとGPS+セルラーモデルがあるが、GPS+セルラーモデルならスマホを持たずにランニングに出かけても通話やメッセージの送受信ができるので、より便利だ。バッテリー駆動はGPSを使用した屋外ワークアウトで最大6時間(Series 5の場合)。

2)驚きの軽さとリーズナブルな価格が魅力!【ガーミン ForeAthlete 45】

ガーミン ForeAthlete 45 ガーミン ForeAthlete 45 ¥24,800(税別)

精度の高さや使い勝手の良さでランナーから愛されるガーミンのGPSウォッチ。こちらの「ForeAthlete 45」は驚くほどの軽さや付け心地の良さが魅力。心拍計測やGPSといった基本機能のほか、スマートフォンのアプリと連動したトレーニングプランに対応し、専門コーチのアドバイスを受けながら効率的なトレーニングを行える。リーズナブルな価格もうれしい。

【フルマラソン完走を目指す中級者向け】
3)ランニングのほか多彩なアクティビティに対応!【スント SUUNTO 5】

スント SUUNTO 5 スント SUUNTO 5 ¥43,000(税別)

精度の高さとスタイリッシュなデザインで人気のスントのGPSウォッチ。こちらの「SUUNTO 5」はコンパクトなボディながら最長40時間のスタミナを誇る。また、ランニングのほか、自転車や水泳などあらゆるアクティビティに対応するので、トライアスロンなどに挑戦したい人にもおすすめだ。

4)普段も着けられるおしゃれなデザイン!【ガーミン Fenix 6S】

ガーミン Fenix 6S ガーミン Fenix 6S ¥90,000〜(税別)

ガーミンの「Fenix 6S」は、大型のカラー液晶と長時間のスタミナが特徴のハイエンドモデル。あらかじめランニングコースや目標タイムを設定し、コースの高低差も考慮した区間ごとのペース配分を作成して、リアルタイムにペースを確認できる新機能を搭載。ランニング時以外でも身に着けられるおしゃれなデザインも魅力だ。

【トレイルランやウルトラマラソンに挑戦したい上級者向け】
5)驚きのバッテリー性能で長時間のランにも対応!【スント SUUNTO 9】

スント SUUNTO 9 スント SUUNTO 9 ¥78,000〜(税別)

スントの「SUUNTO 9」は最長120時間のバッテリー駆動が可能なハイエンドモデル。トレイルランやウルトラマラソンなど長時間動き続けるスポーツにも対応する。プロのアスリートにより苛酷な条件下での何千時間ものテストがされており、耐久性も抜群だ。

以上、おすすめのランニングウォッチを紹介してきたが、どれを選ぶにせよ、ランニングウォッチとスマホがあることで、日々のランニングライフはより豊かなものになる。それは日頃から走り慣れた上級者だけでなく、これから走り始めてみようと考えている初心者にも言えること。自分のランニングのパートナーとして、ぜひランニングウォッチの魅力を試してほしい。

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文:榎本一生
撮影:中田昌孝(STUH)