2019/11/07
スマホ連携でサイクリングをさらに楽しく! 専門店がおすすめする自転車ガジェット5選
近年、健康意識の高まりとともに、自転車が再評価されている。運動不足の解消や、生活習慣病の予防につながるうえ、エコノミーかつエコロジーな自転車は、身体にも環境にもいいことづくめだ。
また、スマホの普及とともに、スマホと連携するデジタルガジェットが続々と登場している。走った距離やルートの履歴を記録したり、異常を遠隔で検知して盗難を防止したり。そういった機器を活用することで、自転車ライフはより便利で快適なものになる。そこで日本最大級のスポーツサイクル専門店『ワイズロード』のスタッフがおすすめする自転車用スマホ連携ガジェットを5点紹介しよう。
1: 走行データを計測し、仲間とシェアできるサイクルコンピュータ
「今日はこんなところを走ったのか……」と、その日のサイクリングを振り返るのは楽しいもの。走行距離、時間、速度などを計測できる「サイクルコンピュータ」があれば、自分が走ったルートや累計距離などがデータで可視化され、そのデータはスマホで管理や閲覧ができる。
タイムを競うロードバイカーにとっては必須のアイテムだが、街乗りやツーリングなど趣味の自転車を満喫したい人にとっても「どこにどうやって行ったか」の記録になり、自転車の楽しみ方の幅が広がる。
そんな時に役立つこのブライトン『ライダー15』はそのエントリーモデル。価格は手頃ながら機能は充実していて、コストパフォーマンスに優れている。
宇野「「GPSほか世界各国の衛星システムに対応しているので位置計測の精度が高く、スマホとBluetoothで接続すれば通話、メール、SNSなどの通知を表示してくれます。また、計測したデータはスマホのアプリで管理が可能で、SNS機能を持ったほかのアプリとも連携して、走った思い出を仲間とシェアして楽しむことができます。自転車ライフがより楽しく、より充実したものになること請け合いです」」
2: スピードやケイデンスを手軽に計測できるセンサー
サイクルコンピュータの魅力をより手軽に味わいたい人におすすめなのが、ブライトン「スマートケイデンスセンサー」。ハブ(車輪中心部のパーツ)やペダルにセンサーを取り付けて、Bluetoothでスマホと接続すれば、スピードやケイデンス(ペダルを回す速さ)を計測することができる。
ダイエット目的の人はこのケイデンスが重要で、スピードやギアを変えてもケイデンスを一定に保つことで効率的な脂肪燃焼が期待できる。ハンドル部に取り付ける専用のモニターがなくても、数字さえわかればいいという人に「スマートスピードセンサー」「スマートケイデンスセンサー」はおすすめだ。
宇野「「かつてスピードやケイデンスはマグネットで計測していましたが、最近のものは加速度センサーで動きを検知して計測するので、より精度が高くなっています。こちらも『ライダー15』と同様、計測したデータはスマホのアプリで管理でき、ほかのアプリと連携して仲間とシェアして楽しめます」」
3: 手元で心拍数を確認!ライフログも記録可能な腕時計型デバイス
自転車に乗っているとき、スマホはポケットやカバンにしまっておきたいけれど、時刻などは手元でサッとチェックしたい……そんな人には「腕時計型デバイス」がおすすめだ。こちらの「vivosport」は、GPS、加速度計、高度計のほか、心拍センサーを内蔵しているので、走行中の心拍数の推移を測定することができる。
宇野「「vivosportは、自転車以外でも、睡眠の深さやストレス強度など、日々のライフログを記録することもできます。僕自身、自転車に乗るときだけでなく、日頃から装着していますし、寝るときも着けっぱなしにして健康管理に役立てています。スマホと連携し、ガーミンのアプリでデータを管理できるほか、通話、メール、SNSなどの通知機能もあります」」
4: 機能満載! 中上級者向けのサイクルコンピュータ
一般的なサイクルコンピュータでは満足できない中上級者におすすめなのがこちら。スマホと連動するサイクルコンピュータのなかでもガーミンの「EDGE 830 セット」は、高度なナビゲーション機能やトレーニング機能を搭載したハイエンドモデルだ。
宇野「「ヒルクライム中の頂上までの残り距離などをリアルタイムで表示する機能もあり、初めて行く峠などで重宝します。最新のCPU搭載で処理速度が速く、動作も快適。盗難防止に役立つアラーム機能なども搭載しています。こちらも計測したデータはガーミンのスマホアプリで管理できます」」
5: スマホと連携して大切な愛車を見守るロックデバイス
盗難は自転車愛好家にとって切実な問題だ。いくらチェーンでロックしても、切断して盗難されてしまう被害があとを絶たない。太くて切れにくいチェーンを選べば盗難の可能性は減るが、サイクリングや、とくに遠出のツーリングにあまり重いものは携行したくないものだ。
そこでぜひ活用したいのが、スマホと連携した盗難防止サービス「AlterLock(オルターロック)」。いわば「ロックしないロック」で、チェーンのように自転車をなにかに括り付けるということをしないスマートロックなのだ。
その代わり、持ち主が自転車から離れると自動的に見守りを開始し、振動などの異常を検知するとけたたましくアラームが鳴り、スマホに通知。これによって、盗難を未然に防ぐことができる。また、GPSを内蔵しているので、もし盗難に遭った場合でも、離れた自転車の位置をGPSと通信機能によって追跡できる。
宇野「「同種のものは以前からありましたが、これはバッテリー駆動が最大1.5カ月と長いうえに充電式で、取り付けやすさなども優れています。スマホを活用した自転車ロックの決定版と言っていいかもしれません」」
以上、サイクルコンピュータから盗難防止サービスまで、スマホと連携する様々な自転車用ガジェットを紹介してきたが、これらはサイクリングが趣味の人はもちろん、通勤・通学や日々の買い物で日頃から自転車を利用している人にも役立つはず。言うまでもなく、自転車走行中のスマホ操作は危険なのでやめておき、毎日の自転車ライフをより楽しく快適にするために、スマホ連動デバイスをぜひ活用してみてはいかがだろうか。
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文:榎本一生
撮影:中田昌孝(STUH)
取材協力:ワイズロード 新宿本館