2018/03/27

「auの5Gは20倍速い」を体感! 日常生活の時間を20分の1で過ごしてみた

バッティングセンターで派手に空振りをするライターの地主

「au 5G」というものがある。いま我々がスマホで使っている 4G通信の次の世代が5G通信だ。4Gと比べて通信速度が向上し、IoTにもより対応できる「同時多接続」や「低遅延」などを実現している。子供の頃に思い描いた未来がやってくるのだ

とはいえ、いきなり「au 5G」と言われても、そのすごさがわからない。速いって言われてもどのくらいなの? 同時多接続ってどのくらい接続できるの? など、いろいろな疑問が浮かぶ。そこで身近なことに置き換えて、そのすごさを説明したいと思う。

20倍速いauの5G

「au 5G」のわかりやすい魅力のひとつは、通信速度が今までの20倍になるということだ。シャア(赤い彗星)は通常の3倍なので、シャアが約7人分ということになる。かなりの速さだ。では、20倍速くなるというのはどのくらい速いのかを日常に置き換えて説明しよう。

au 5GのWEBサイトのキャプチャ

本来は次世代移動通信の話ですが、

ベランダに置かれた洗濯機

洗濯機で説明します!

いつも回す洗濯機では1時間ほどの時間を要した。それが20倍の速さになると、3分である。びっくりする速さだ。1時間もかかっていたものが、3分なのだ。カップラーメンができるあいだに洗濯が終わっているのだ。

ストップウォッチ機能を表示しているスマートフォン

ストップウォッチをセットして、

蛇口をひねる手

蛇口をひねって、

洗濯機に洗剤を入れる

洗剤入れて、

スマートフォンを見ながら3分経過するのを待つライターの地主

3分を待つ。

水が洗濯槽に入っている音がする。ストップウォッチは順調に時を刻んでいる。そして感じる、「これたぶん洗濯槽に水が溜まりもしない、たぶん一度も回らない」だ。近所の子どもが下校時間のようで、このあと遊ぼうぜ、と言っている。3分はあっという間だった。

洗濯機からびちょびちょのTシャツを取り出すライターの地主 びちょびちょだね
水分を多く含んだまま干されるオレンジのTシャツ ただ濡れただけ!

わかりやすく説明したかったけれど、いつもの洗濯機を使ったので、まだ水も溜まっていない状態だ。ただau 5Gになれば、終わっているのだ。それがau 5Gのすごさ。もっとも、au 5Gになったところで、洗濯機はおそらく速くならないけれど。au 5G洗濯機が登場したら速くなるかも。

洗濯機の前で濡れた手を見て笑うライターの地主 なんか笑っちゃってます

カップラーメンは9秒

カップラーメンはお湯を入れてから3分かかる。これでも十分に速く、大変に便利な食べ物だ。ただau 5Gになると、世界は変わる。20倍なのだ。つまり、今まで3分かかっていたカップラーメンが9秒でいいのだ。

台所に置かれたカップラーメンとやかん

普通は3分ですが、

やかんから沸騰したお湯をカップラーメンに注ぐライターの地主

お湯を入れて、

カップラーメンができあがるのを待つライターの地主

9秒待ちます!

あっという間だ。9秒なのだ。ボルトが100メートルを走るよりも早くカップラーメンができるのだ。これがau 5Gの速さなのだ。4Gでは3分かかったけれど、5Gなら9秒ということ。au 5Gヌードルと名付けたい。

まだ硬そうな麺を箸ですくうライターの地主 固まったままだけどね

あくまでau 5Gで3分が9秒になるのは通信速度の話であり、カップラーメンには適用されない。わかりやすく説明するためにカップラーメンでやったのだ。そのため9秒カップラーメンは硬い。ただ知らなかった。硬くても美味しいんだね、カップラーメン。これこそがau 5Gヌードルなのかもしれない。

カップラーメンをほおばり、笑顔を浮かべるライターの地主 美味しいんだよね!

カレーは10倍と20倍

au 5Gは速さだけではない。同時接続数が10倍になるのだ。つまり、つながる先の数が10倍に増えるということ。なんとなくすごいような気がするけれど、その10倍のすごさがイマイチわからない。そこで晩御飯のカレーで考えよう。カレーのルウをいつもは1銘柄だけど、10銘柄入れてみようではないか。そういうことなのだ、きっと。

テーブルに10種類並べられたカレールウ

10個のカレールウを準備しました!

いつもはひとつのカレールウでつくるのに、au 5Gでは10個でつくるということ。絶対に味に深みが生まれると思うのだ。さらに20倍の速さである。カレーは煮込めば煮込むほど美味しくなるので、普段私は5時間くらい煮込むのだけれど、au 5Gなら15分でいいのだ。

まな板の上で玉ねぎを切っている

野菜を切って、

テーブルに置かれたSilitの赤い圧力鍋

圧力鍋に、

Silitの赤い圧力鍋に野菜、鶏肉を投入している

野菜、肉、

カレーのルウを10種類ひとかけらずつ手に持っている

カレールウを10銘柄入れて、

Silitの赤い圧力鍋にカレーを作るためのすべての材料が投入された

準備完了!

Silitの赤い圧力鍋の横に置かれたスマートフォンのタイマー

15分煮込みます!!!

5時間かかるところが15分でいいのだ。しかも、ルウは10種類も入っている。これがau 5Gなのだ。普通のお鍋で煮込むと火が通っているかなどの心配もあるけれど、そこは圧力鍋。きっと問題ないはずだ。

完成し、湯気が立ちのぼるカレー

15分後!

白米とともにお皿に盛りつけられたカレー 美味しそう!!!

完璧である。野菜もいい感じにとけているし、鶏肉もホロホロになっている。部屋中に美味しそうな匂いが立ち込めている。au 5Gとはこのことだったのか。手軽に間違いなく体感できるau 5Gが圧力鍋なのかもしれない。今後は圧力鍋をau 5Gと呼び、このカレーをau 5Gカレーと言いたいと思う。

笑顔でカレーを食べるライターの地主 味に深みがあって美味しい!

世界最速240km

最後はもっと目に見える形でau 5Gの速さを紹介したいと思う。ボールの速さで紹介するのだ。バッティングセンターのボールの速さで見ると、よりわかるのだ、きっと。

福岡県北九州市にある「三萩野バッティングセンター」の前に立つライターの地主 三萩野バッティングセンターに来ました!

福岡県北九州市にある「三萩野バッティングセンター」にやってきた。ここでau 5G の速さを体感してもらおうと思う。きっとわかるはずだ。

時速70kmのバッターボックスに立つライターの地主 時速70km(これを4Gとします)
時速240kmのバッターボックスに立つライターの地主 時速240km(これがau 5Gです)

残念ながら、バッティングセンターに20倍の速さはなかった。しかし、速さの違いは分かっていただけたのではないだろうか。時速70kmの約3.5倍である時速240kmでこんなに速さが違うのだ。au 5Gなら20倍なので時速1,400kmなのだけれど、体感的には3.5倍の240kmで十分速い

三萩野バッティングセンターにある世界超最速240km/hと書かれている看板 世界最速です!
時速240kmのバッターボックスでまったく反応できないライターの地主 球が見えません!

この時速240kmは、バッティングセンターとしては「世界最速」となる。もう球が見えない。わずか3.5倍でこの速さ。au 5Gの20倍なんてどうなっちゃうのかわからない。ちなみにこの施設では時速240kmを始めてしばらく経つけれど、ホームランを打った人は4人しかいないそうだ。

時速240kmのバッターボックスでバットに当てることができないライターの地主 全然当たらないです!

もともと普通のマシーンを改造して時速240kmを出せるようにしたそうで、一発だけでいいのならば時速270kmくらい出すことができるそうだ。マシーンのバネがもうすごいことになっている。普通のマシーンとは全然違うのだ。

時速70kmのマシーン 時速70kmのマシーン
時速240kmのマシーン 時速240kmのマシーン

au 5Gはこのようなバネを使わなくても速くなる。つまり便利ということだ。そして、気づいたかもしれない。すべての写真で、私が笑顔になっていることに。速いとはそういうことなのだ。なんだか笑顔になるのだ。それはau 5Gが、生活の不満や、気づかなかった不便をなくしてくれるサービスや端末を提供してくれる、そういう予感がするからだろう。綺麗にまとまった。

ヘルメットをかぶったまま笑顔になるライターの地主 笑顔になります!

5Gはもうすぐです!

au 5Gが始まれば速くなることはもちろんのこと、それだけではなく、スポーツ観戦で自由に映像視点を変えることができたり、行き先の混雑状況を把握できたりと、今までの生活のなかに臨場感が生まれ、効率的になる。つまり便利になるということだ。ただau 5Gになったからと言って、洗濯機が速くなったり、時速240kmの球を打ち返すことができたりするわけではない。それも覚えておいてほしい。

時速70kmのバッターボックスで打ち返すライターの地主 時速70kmは打ち返せます!

文:地主恵亮
撮影:有賀誠文
取材協力:三萩野バッティングセンター

※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。