2017/10/11
「インスタ映え」に飽きた人にオススメ! あえて「NOインスタ映え」な写真を撮ろう
“インスタ映え”というものがある。写真投稿サイト「インスタグラム」で、見栄えするように綺麗な写真や、周りが羨ましがるようなシチュエーションで写真を撮ることだ。いまや「いいね!」が大量につくインスタ映え写真こそが正義とされている。
ただ、もうインスタ映えはいいのではないだろうか。お腹いっぱいなのだ。多くの人がインスタ映えに疲れているはず。そこで、インスタ映えしない“NOインスタ映え”写真を撮ってみようと思う。
巷にあふれる「インスタ映え」の数々
スイーツの写真や恋人との写真を美しく撮って、インスタグラムにアップすることが日常になった現代。そして“インスタ映え”という言葉が生まれ、ネット上は「私こそが!」と日々インスタ映えを求め彷徨う亡者であふれている。
しかし、もうお腹いっぱいなのだ。日常がそんなに色鮮やかなわけがない。最近ではインスタ映えの写真を代行してくれるサービスまであると聞くが、もっと現実味あふれる写真を撮ろうではないか。もう我々はインスタ映えに飽き飽きしているのだ。
いろんな「NOインスタ映え」を実践しよう
世の中にはいろいろなインスタ映え写真が存在するが、それらを軒並みNOインスタ映え写真にしていきたい。今後はこれをスタンダードにしたいのだ。インスタ映えの時代は終わり、もうすぐ現実的なNOインスタ映え写真が流行るからである。
スイーツ写真はインスタ映えの代表である。しかもスイーツを撮ったあとには彼女が彼氏に「あーん」とかしているのだ。こんな写真を見せられた我々はどうすればいいのか? そもそもスイーツなんてそんなに食べない。もっと日常を記録として残すべきなのだ。
スイーツとコンビニ弁当では、あきらかにコンビニ弁当を食べる割合の方が高いのだ。飾らない写真こそが正義と掲げる我々<NOインスタ映え委員会>では、これをスタンダードにしていきたい。このような現実を後世に残し、正しい歴史を後世に伝えたいのだ。
カラオケもカップルで行ったり、友達と行ったりなどして、写真を撮ってはアップする。「濃いメンツと飲んだ」と一緒だ。ぜんぜん濃くない。考えて欲しい。カラオケは歌を歌いに行く場所だ。一人で行った方が歌える曲数が増える。つまりである。
NOインスタ映え写真は非常に効率的なのだ。コンビニ弁当にしても待ち時間なしで自分のタイミングで食べることができる。カラオケにしても、2人で行けば歌える曲は半分になるけれど、1人なら時間内全部ワンマンショーなのだ。ぜひ皆さんにはこちらを実践していただきたい。
「水平」が現実を映し出す
さて、インスタ映えの王者と言えば「ウユニ塩湖で撮った写真」だ。遠浅で足首くらいまでの水しかないところで、自分と空と水面に映った空を一緒に撮影するというものだが、あれが世界一有名なインスタ映え写真と言えるのではないだろうか。
ウユニ塩湖のような写真を撮るべく、日本の海に来た。ウユニ湖に行くお金はない。これがひとつ目の現実だ。だったら身近で撮らなければならない。ただ訪れた海も遠浅で水深がないので、きっとウユニ塩湖みたいな写真が撮れるだろう。
ウユニ塩湖の写真でビショビショの人を見たことがあるだろうか? ないはずだ。でも現実を見て欲しい。コケるのだ。しかもマジでコケたので次の日、整形外科に行った。このような写真を撮ってインスタグラムにアップして欲しいのだ。
濡れてしまったけれど、気を取り直してウユニ塩湖みたいな写真を撮ろうと思う。ウユニ塩湖の写真は「水平が取れている」ことが重要だ。
とはいえ一人で撮影していると水平に撮れないことも多い。風などでスマホが斜めになることも多々ある。しかし「AQUOS sense」には、斜めになった写真の構図をワンタッチで補正してくれる「インテリジェントフレーミング機能」がついているのだ。
案の定、水平が取れていない写真になった。もちろん水平だけが問題ではない。悲しい写真になっている。ビショ濡れで、コケて右膝が痛くて、私の顔は暗い。この時点で十分なNOインスタ映え写真ではあるが、写真自体のクオリティは欲しい。しかし「AQUOS sense」で撮った写真ならば心配無用だ。
「インテリジェントフレーミング機能」で斜めだった写真を水平に補正し、さらに完璧なNOインスタ映え写真を撮ることができた。解決したところで悲しみしかない写真だが、これこそが現実。つまりNOインスタ映えなのだ。
インスタグラムは自分がどれだけ華やかであるかを自慢する場である。そのために海外旅行に行くだとか、豪華な食事を食べただとか、そのようなものを撮影しては投稿する。それが上記の写真。ただ我々はそんな写真に辟易している。
こうである。漁船だ。漁船こそが現実なのだ。豪華客船と漁船ではどちらの数が多いと思っているのか? 間違いなく漁船だ。つまり現実を考えると上記になる。これがNOインスタ映え写真。ちなみに、これもインテリジェントフレーミング機能で水平に補正して写真のクオリティを高めている。
広角と望遠機能で現実を切り取る
カップルには“二人だけの世界”がある。周りに人がいるのに終電前の改札に行くとベタベタ、場合によってはキスをしている人たちもいる。彼ら彼女らには二人だけが写った写真が撮れれば問題ないのだろう。
何度も言うが、我々はこのような写真に飽きているのだ。見ているだけで胸焼けしてくる。満腹なのにどんどん食べ物を持ってくるお祖母ちゃんみたいなものだ。もはやこのような写真は時代遅れと言える。
Galaxy Note8は「デュアルレンズ」を搭載しており、望遠と広角の両方を綺麗に撮ることができる。この広角を使うことで、より良いNOインスタ映え写真を撮ることができるのだ。胸焼けしない現実を映し出すことが。
広く撮ることで一人ということが強調できる。カップルの幸せそうな写真ばかりインスタグラムにアップされることで世の中がカップルだらけと思いがちだが、私調べでは世の9割は独り者。このような写真こそが現実であり正義なのだ。
時代遅れなツーショットを撮っているベタなカップルを広角によって写してみたが、最近はプライバシーにうるさい。しかし、それもGalaxy Note8で解決。タップした被写体以外をすべて“ぼかす”ことができるのだ。これで完璧なNOインスタ映え写真を撮ることができる。
Galaxy Note8は望遠にも長けている。インスタ映えを狙う人々はすぐに美しい風景を撮るけれど、そこにもNOインスタ映えは存在する。というか、インスタ映えを狙う人々の写真をNOインスタ映えにしてあげなければならないのだ。それが我々の使命だ。
上の画像は一見インスタ映えに見える。しかし、手振れ補正のある望遠を使うことで上記の写真がインスタ映えでないことがわかる。目を凝らしてみよう。びしょ濡れの人が写り込んでいることを見つけて欲しいのだ。
Galaxy Note8の望遠機能を使うことで“インスタ映えの中にもNOインスタ映えが潜んでいる”ことに気がつくはずだ。このような写真が世の中に溢れて欲しい。世界は美しいものばかりではないのだ。いわゆる“ウォーリー”の要領で現実を見つける。そういう目で見ればインスタ映え写真にもNOインスタ映えポイントがあるかもしれない。
夜景も自分も綺麗に撮りたい
夜というシチュエーションにも、インスタ映え写真は存在する。ということは、NOインスタ映えもあるのだ。光と影なのだ。どちらが光でどちらが影かは人それぞれだと思うけれども、今後は現実主義のNOインスタ映えが光となるだろう。
Xperia XZ1はインカメラのディスプレイをフラッシュ代わりにできる。夜景を綺麗に撮ろうとすると手前の被写体が暗くなったりするが、この機能を使えば夜景も自分も綺麗に撮れて、見事なインスタ映えの写真となるのだ。ただ我々は、こんなものを求めていない。
夜景をバックに1人でセルフィー。どう足掻いてもNOインスタ映え必至の好シチュエーションだが、やはり全体的に少し暗い。
ここでもXperia XZ1のフラッシュ機能を使うことで、より良いNOインスタ映えを醸成することができる。隣のカップルに写真のクオリティで負けたくない、という気持ちもないわけではない。
高いところと低いところでは、どう考えたって「低いところ」にいる割合が高い。普通に生活していたら夜景なんてそうそう見ないのだ(だからこそ撮る、みたいな意見は聞きません)。もっと現実感のある日常を撮る。そうすると上記のように夜中の山中で迷子になるのだ。
真っ暗だけれど、ディスプレイがフラッシュ代わりになることで、撮影できちゃうのだ。色鮮やかであることが求められるインスタ映えの逆を行く、漆黒のNOインスタ映え。ぜひ皆さんにはこのような写真を撮ってアップしていただきたい。インスタ映えで辟易させるのではなく、NOインスタ映えで現実を切り取るのだ。
今回はベタなインスタ映え写真と比較することで、NOインスタ映えの概念をわかりやすく紹介することができた。インスタ映えにしろNOインスタ映えにしろ、スマホの性能がよくなければ撮ることができないのだ。それにauならつながるエリアも広いので、すぐインスタにアップできる!
今やNOインスタ映え写真を撮ることのほうが難しくなりつつあるが、NOインスタ映えを信奉する諸君には安心してほしい。世間はいずれ我々に追いつくはずだ。皆さんもぜひ「#NOインスタ映え」というハッシュタグをつけて、NOインスタ映えの写真をSNSに投稿してみてほしい。
auは<NOインスタ映え委員会>を応援します(たぶん)。
文:地主恵亮
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